仕事帰りの運転中、大通りの交差点で警官が交通整理をしていた。

信号が赤に変わり、警官にも止められたので車を止めた。

一台の大型のダンプカーが交差点の端に止まっている。

そのダンプカーのすぐそばにブルーシートが敷かれている。

恐らくブルーシートの下には、事故に巻き込まれて亡くなった人がいるのだろう。

一人の警官が、ブルーシートに向けて何度もシャッターを切っているのを眺めているうちに、信号が青に変わったので車を発進させ、車を走らせながら事故について考えていた。

亡くなった人

亡くなった人の家族

ダンプカーの運転手

ダンプカーの運転手の家族

その人達は、一瞬で起きてしまった事故の、そこから先の人生が大きく変わってしまうのだろう。

亡くなった人の顔も、運転手の顔も、その家族たちの顔も分からない。分からないけれど、全員が辛くて苦しい思いをしなければならないと思ったら、他人事のように思えなくて泣けてきてしまった。

歩く人、自転車の人、バイクの人、車の人、みんなが気をつけて、ゆずりあって、交通ルールを守って、事故をできるだけ減らしていかないと。

皆それぞれ愛する人や、大切な人がいる。

その人達を悲しませない為にも。

事故には気をつけよう。