高学歴ADHD大生の躁鬱日記

高学歴ADHD大生の躁鬱日記

最近の記事

受験・人生で一番大切なこと。(もしくは『ダンジョン飯』はなぜ胸を打つのか)

休養。 休養。 大事なことなので2回言いました。どうも躁鬱です。 こうなるまでにはいろいろな要因がありましたが、つまるところ「人生の成果を生活より優先させたツケ」がその本質なのだと思います。 休むことのうしろめたさ仕事や成果中心の現代社会で最もないがしろにされているのが、「ケア」でしょう。 食べずに勉強する睡眠時間を削って仕事をする。 努力する事にはそういうテンプレが付きまといます。 反面、ケアは見下されがちです。 でもね、声を大にして言いたい 成果を出すには休

    • 東大に受かる勉強法

      って言っておいてあれですが東大生でもなんでもなく、 首都圏の高校生ならまあ全員知ってるかな、レベルの私大に通っている鬱大生です。 現在私は 『なんで自分が鬱になって、どういう教育をすれば自分は生まれなかったか』研究するために東京大学院教育学研究科を目指しています。 そのためにいくつか東大生が書いた勉強法の本を買ったので、内容をシェアしていこうかなと思います。 (奇しくも、というか要約とシェアは本の中でも奨励されていました) 全部で10個です。サクサクと行きましょう。

      • 神のみぞ知るセカイを読み返して

        完結から9年たった今この漫画を覚えている人がどれだけいるのだろうか。 少なくとも僕の人生の傍らには常にこの漫画がありました。 僕が読み終えたころ丁度最終回を迎えたはずなので、当時12歳。 本当に衝撃で、勃興してきたYouTubeにアップされたキャラソンを親の目を盗んで持ってきた携帯で夜中じゅう聞いたものです。 お気に入りは汐宮栞ちゃん。本当に好きで、アニメを見て花澤香菜さんに惚れて・・・入れ込みようはやばかったですね。 今大人になって読み返し、この10年近くで得たもの

        • 選んだ道を正解にする

          国家公務員総合職に受かった先輩が部誌の最後のページに書き綴っていた。 「後輩の皆には、選んだ道を正解にしてほしい。」 「なぜ学閥もないのに国家公務員になるのかと問われたことも自問したこともある。 しかし最終的には、学閥がないなら最悪俺が作るか・・・と思って、進路を決めた」 入学し、挫折していた僕はこの言葉にとても感銘を受けて、そして今、挫折しかかっている。 厳しいとされる入試を突破して、入学から二年と、数か月。 部活に打ち込み 筋トレをして 専門書を読み ゼミをリー

        受験・人生で一番大切なこと。(もしくは『ダンジョン飯』はなぜ胸を打つのか)

          僕が慶應AO入学に黒々とした

          怨嗟の声を上げるうちに 彼らは彼らの道をゆき、 僕はただ摩耗する。 僕は私の生の充実のために どんな手段でもつかい 勝ちのために何でも使う、格差すら 味方にあるうちは肯定する。 怨嗟の声をたつきにしようとした。 社会から金を取る手段にしようとした。 全員を殺せないので、 全員を救うことで社会を見返そうとした。 屈辱を、晴らせなかった。 悔しくて悔しくてたまらない。 復讐できなかった。 諦めてなるものか、 恵まれたもの全員を殺すと誓った 多様性を

          僕が慶應AO入学に黒々とした

          再挑戦への、激励

          死にたい、いつだってそうだ、いつだって もう理由なんかない、休まるときもない 何かを達成しようなんて、思わなければ、望まなければ こんなことにはならなかった 今すぐ役所に走っていって 障碍者手帳をもらおう、何も、しなくてよいと 病人化役割を負おう でも、病人になったとて、夢見るのをやめられるだろうか 瞼の奥の暁星を、ちらつく希望を鼻先に出された餌を 追わずにいられるだろうか 逃げて、逃げたその先で 納得できる人間なのか 受験には見切りをつけた 未練も悔いもあったけど 受

          僕が動くのに合わせて、彼女の目線が動いていた。 どこかへ運ばれていくトロッコの中で 荘厳な夕焼けと碧と青と紫と少しの赤の中で 彼女は微笑んでいた 写真を撮ろうとする僕を振り返って、そこでそうあることがうれしいと 笑っていた

          僕が動くのに合わせて、彼女の目線が動いていた。 どこかへ運ばれていくトロッコの中で 荘厳な夕焼けと碧と青と紫と少しの赤の中で 彼女は微笑んでいた 写真を撮ろうとする僕を振り返って、そこでそうあることがうれしいと 笑っていた

          惰性で勉強しているときが一番安らぐ 勉強をしていなければ不安に圧し潰され 頭を働かせているとしんどい 単位のために出た授業でぼーっとしていたり 理解した文法を定着させるためにシャーペンを動かしているとき 生存に必要な努力、という建前を得て作業しているときが 一番安らぐ

          惰性で勉強しているときが一番安らぐ 勉強をしていなければ不安に圧し潰され 頭を働かせているとしんどい 単位のために出た授業でぼーっとしていたり 理解した文法を定着させるためにシャーペンを動かしているとき 生存に必要な努力、という建前を得て作業しているときが 一番安らぐ

          何のためにお前は一千万を稼がなくてはならないのか

          なんのためだろう。 いつしか僕は1000万円を稼がなくては人生の敗者だと思うようになった。 年収ベースでね。 僕の大学の平均年収は25歳で400万くらい、35歳で650万くらい、だった気がする。あまりに衝撃のデータだったので記憶が飛んでそこんとこあいまい。 足りない、と感じる。 どうしようもない渇きが、胸の奥から浅い呼吸と一緒に上ってくる。 以下大間違いあり でも、考えてみれば不思議な話だ。 年収が1000万に達した場合に明確にいいことってあるのだろうか。 むしろ

          何のためにお前は一千万を稼がなくてはならないのか

          愚かになる歳月

          難しい本が読めなくなった。 道行く人すべてをにらみつけなくなった。 もう昔ほどものを深くとらえようとしなくなって、道に落ちている枯草の一本にだって怒りを覚えて脳味噌をとにかく攪拌してあがいていたあの歳月は失われてしまった。 ここにいるのは抜け殻。考えることをやめ今日一日を何とかやり過ごして、目の前のことや他人の評価に一喜一憂して摩耗しきった、腐乱した生ごみの臭いを一層きつくする怒りという名の残火が、体に熱を与えるでもなく口からけぶっている、外殻。 人の能力は別に年をと

          おわれない、終わらない、道化でも、傀儡でも、愚劣でも

          おわれない、終わらない、道化でも、傀儡でも、愚劣でも

          鬱と人生の止揚 あなたの今日一日には何の意味もなかった? 意味に疎外され、意味からも疎外された人生なら、そうだろうね

          鬱と人生の止揚 あなたの今日一日には何の意味もなかった? 意味に疎外され、意味からも疎外された人生なら、そうだろうね

          脳が焦げ付く

          一人で考えよ、という言葉がある。 人間一人でないと思考しないし成長もないという意味の言葉らしい。 納得はさせられる。まあそうなんだろう。 実際僕もnoteを書くときは絶対に一人だ。 でもそれは一人の時ほど思考が深まるからではない。 一人でいるとどうしようもなく抑うつに落ち込んでいくからだ。 一人でいると苦しくて死ぬしかなくて何かにどこかに吐き出していなければ、希死念慮以外のなにも浮かんでこなくなるからだ。僕が一人でいるときの生産性は(しっかり休むという意味も含めて)限りな

          ラッセルと夜型サイエンス

          敬愛する20世紀の哲学者、バートランド・ラッセルは数々の箴言を残している。 『退屈の反対は快楽ではなく、興奮である』 『他人と比較してものを考える習慣は致命的な習慣である』 『私が医者なら自分の仕事が重要だと思っているすべての人に休息を命じるだろう』 彼の遺した中庸と理性からなる幸福論は、実践的哲学として今なお種々の思想の中に息づいている。 さて、表題。 本を読んでいると様々な偉人や文筆家に共通した主張が出てくることがある。 その一つが『一晩寝て考えてみる』だ。

          ラッセルと夜型サイエンス

          死ぬな、生きた知を流せ

          死にたいと思うときは往々にして壁にぶつかった時だと思う。 自分より知識を持って生きている人、有能な人、自分の邪魔をしてくる人・・・表面上は制度や社会の風潮の問題に見えるそれらの根っこにはやはり人間の存在がある そして人間の中で生き抜く手助けをしてくれる最強の武器は、やっぱり知識だ 勉強法がわからず伸び悩んでいるとき、「学習方略」という教育心理学の概念を知っていると悩みが明確になる 学習方略って単に勉強法のことなんだけれど、単に勉強法というよりは少し解像度が高い言い方に

          死ぬな、生きた知を流せ

          波打ち際の姑息

          何を成そうが、何をしようが、振り払えない 僕の頭の周りには薄いベールがかかっていてそいつが僕に死を運んでくる 走る、血流が良くなって肩の靄は晴れていく 走る走る、逃れられたか、何かを成したのか ふとした停滞 ベールは戻ってきていて 僕は一歩も進めていなかったことに気が付いた 何者か、にはなれない 足跡は波にのまれてただのへこみになる それでも「もう一度」 たった一瞬でも心から安らえたその瞬間をもう一度 走る、走る、走る、いつか本当に死ぬまで