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死ぬな、生きた知を流せ

死にたいと思うときは往々にして壁にぶつかった時だと思う。

自分より知識を持って生きている人、有能な人、自分の邪魔をしてくる人・・・表面上は制度や社会の風潮の問題に見えるそれらの根っこにはやはり人間の存在がある

そして人間の中で生き抜く手助けをしてくれる最強の武器は、やっぱり知識だ

勉強法がわからず伸び悩んでいるとき、「学習方略」という教育心理学の概念を知っていると悩みが明確になる

学習方略って単に勉強法のことなんだけれど、単に勉強法というよりは少し解像度が高い言い方になる。(例えば語呂合わせは学習方略の中の「精緻化」の一つ、と位置付けられる。とか)

単に言い方の問題と思われるかもしれないんだけど、そうじゃない。

今調べ物をするとき図書館に行くやつなんてほとんどいない
たいていインターネットがすべて答えてくれる
人間の集積した知識の80パーセント以上はインターネット上存在するって研究もあるらしい。すげー。


で、情報の選択性のあるインターネットにおいては
「どんな単語で検索するか」が
「何を調べようと思っているか」よりも大切だったりする。

その時「何を知っているか」が与えられる知識を大きく左右する。

「勉強方法 語呂合わせ」で検索してもまあいいけれど
「学習方略 精緻化」で調べたほうが、より専門的に体系づけられた情報がつながって手に入る。
書きまくって文字を覚えようとする勉強が100パーセント無意味なときがあるって知ってた?俺は知らなかった。そういう感じ。

現代社会で知識は新たな知識を引っ張ってくるツールになる。連鎖してかつ奴はどこまでも勝つ。こうしている間にも。

知識を知らないと損することも多い。

僕はついぞ最近までケアの倫理学って言葉を知らなかった。詳しいことは自分で調べてもらうとして、「自分は完璧に働けない社会不適合者なんだ」という考え方を「社会が完璧な人間とか言う幻想を僕に押し付けてるだけじゃないか」と考えられるようになった。

これで少し生きやすくなった。何も特別なことはしていない。聞いただけ、知っただけだ。それだけで今後の人生全体にかかるはずだった重しが消えたんだぜ?めちゃくちゃ感動したよ。


あなたの死にたい、を死ぬことで塗りつぶすな。
実際に死ぬことで解決してもいいけど、もっとスマートに行こう。

なんか理由があって死にたい場合、知識で理由を解決できることも多い

「精神科は怖くない」とかね。

壁にぶつかって、死にてえときに死ぬな

死にたいんじゃない、知らないだけだ、僕もあんたも
知ろう、生きよう

生きた知を流せ。





ちなみに、本当に死にたくて動けない時になんかやろうとすると大失敗するののでそこは適度にやってください。死なないでいきましょう


それではいい1日を。



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