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自己紹介: clitter (栗田宏昭)

【基本情報】

* 本名:栗田宏昭
* H/N: clitter or clikanist
* 生まれ年: 1978年
* 出身地: 神奈川県平塚市(海と山と川に囲まれた自然豊かな地域)
* 趣味や興味: 自転車、クラフトビール、湘南ベルマーレ、音楽・楽器、一人旅、釣り、仏教、コミュニティ、シェアエコノミー、サーキュラーエコノミー、コレクティブハウス、べてるの家の当事者研究、オープンダイアローグ、ポートランド、オランダ、スウェーデン、コスタリカ
* 苦手なこと: 潔癖すぎること、フェアではないこと、過小評価されてる雰囲気、上品すぎること、空気を読みすぎること
* モットー: Think Globally, Plan Regionally, Act Locally

【これまでのキャリア(大した経歴はない)】

2001年:情報科学の専門で神奈川大学を卒業
2001年:ちょっとしたコネで独立系のシステム開発会社に就職、大学生時代まともに勉強せず、プログラムが書けなかったので、インフラチームに配属に。やがて、社外の大手IT企業に出向(派遣)して社内SE的な業務を請負い初めた
2008年:最初の会社を7年間勤めた後、米ポートランドに留学し「コミュニティ開発」を専攻
2012年:ポートランド州立大学卒業・ポートランドから帰国
2012年:地元の外資系企業で契約社員として情報システム担当を開始(本業はコミュニティxITの実験的な活動で、あくまで副業との位置付けだった)
2015年:東証一部のCRO(医薬品開発業務受託機関)で情シス担当として就業開始(二人目の情シス担当と聞いていたが、入社してすぐに元々いた人が辞めて、引継ぎも不十分なまま4ヶ月はひとり情シスを経験)
2018年:株式会社ツクルバで最初の情シス担当として就業開始

【影響を受けたもの・こと】

1. ヘヴィメタル

中学生の時に X Japan(当時は X )に魅了されてからメタルミュージックを聴くようになった。

高校生の時には洋楽に進出し、

ヘヴィメタル < パワーメタル < スラッシュメタル < デスメタル < ブラックメタル
(メタルの激しさとか凶暴さによるカテゴリ分け)

と、メタルを極めた。

中でもスウェーデンのイエテボリ出身の In Flames などのメロディックデスメタルバンドにすごく影響を受け、ずっとイエテボリに行ってみたくて、2018年に遂に実現。

しかも、憧れのバンドメンバー達が普通にバーにいて一緒に写真撮影した。

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メロディックデスメタルは、ギターの美しいツインリードとボーカルの醜いデスボイスで 美と醜の対比 を表現していて、そういう哲学性などを音楽に求める変わった高校生だった。

そして、2019年冬に公開された「ヘヴィトリップ 俺たち崖っぷち北欧メタル」という北欧のヘヴィメタルを題材にした映画が大好きすぎて、公開中に3回くらい映画館に観に行った

この映画はフィンランド史上最大規模の巨費を投じて作成された映画らしく、監督がこの映画を制作した理由の一つ目にめちゃくちゃ共感した。

1つは金持ちや有名人になる見込みも薄く女性にもモテないバンドマンたちの物語を作りたかった。現代の音楽業界で彼らのようなブレないバンドこそが芸術で最後の砦と呼べるのだ

自分の性格や特性もこういったメタルが好きな理由に現れているかもしれない。

2. 気候変動とコミュニティ

2006年頃に上映されたアル・ゴア元米副大統領の「不都合な真実」を観てリアルに気候変動の脅威を感じ、独自に「緑の福祉国家」と言われるスウェーデンの「人と環境に優しい政策」などを勉強したりして、いろんな面で独自に考え方やライフスタイルに反映してきた。

特に、ソーラーパネルや発電システムについては、大・中・小といくつかの規模でいろいろ実験をしてきて、こんなビジネスアイデアを思いついた。

米ポートランドに留学して「コミュニティ開発」を勉強するきっかけになったのも、元は気候変動などのとても手に負えなそうな環境問題に対処するために最も効力を発揮するものだという直感から。

その頃から、自分が万能で力強いリーダーになって直接影響力を及ぼすより、所属するメンバーがそれぞれ可能性を十分発揮できるように働きかけ、「コミュニティの影響力を最大化すること」に注力するようになった。

3. 海外一人旅

セレンディピティ満載の海外一人旅で得たものも、自分の人格形成や考え方に大きな影響を与えたと思う。

いくつか深く記憶に残っているエピソードを紹介してみる。

3-1. 初級アメリカクエスト2005 -アメリカ西海岸縦断編-
2005年に7泊くらいでアメリカを縦断したバックパッカー旅が原点。

それまで姉に付いて行ったハワイ旅行しか海外に行ったことが無く、ろくに英語も話せないのに、メキシコのティファナからカナダのバンクーバーまで一人で移動した

カナダのバンクーバーでたまたま出会ったシンガポール人のNixkと仲良くなり、ホテルもシェアしたし、シアトル→成田へのフライトも隣の席で一緒に帰ってきた。Nixkが予定を変えた訳ではなく、奇跡的に、彼が同じ場所からの同じ時間の同じ行先の航空券を持ってたということ。

彼とは日本でも再会し平塚の実家にも泊まったし、数ヶ月後のチャイニーズニューイヤーに今度は僕がシンガポールに行って、シンガポール中つきっきりで案内してもらうことに。

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ここでは語り尽くせないストーリーがあり、当時、この旅全体の紀行文を書いたら原稿用紙300枚分になり、当時存在した出版社に応募したところ、「出版化推薦作」(ある程度負担してもらうけど出版できるよ)という賞をもらった

海外旅行初心者あるあるが詰まった物語なので、興味ある方は読んでみて欲しい。

👉初級アメリカクエスト2005 -アメリカ西海岸縦断編-

noteのマガジンとしても公開中。

3-2. キューバ→コスタリカ

もう一つの忘れられない出会いが、キューバで出会ったコスタリカ人のFillio

僕がキューバからコスタリカに移動するタイミングで彼もコスタリカに帰国することになっていて、Google翻訳を駆使してスペイン語で会話しながらコスタリカで再会した。

彼の風貌はどこかイスラム過激派のテロリストを連想させるかもしれないが、とても独特な雰囲気のあるアーティストで、めっちゃいいやつだった。

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隣人のDavidの家で3人でとった朝食が忘れられない。

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だけど、残念なことに、数年後にFillioの訃報をDavidから聞いた。
出会った当初から実はブルースコーピオンという癌に侵されていて、キューバには他では手に入らない特効薬を手に入れに行っていたらしい。

また彼に会いにコスタリカに行きたいと思ってただけにものすごく残念だけど、どちらにしてもまたコスタリカに行く予定。

3-3. 憧れのスウェーデン・イエテボリにて

ちょっとした伝手を使って現地で会った人たちがかなりガチなヘヴィメタルバンドをやっていて、しかも、その中のFredrikさんが僕の憧れの In Flames というバンドの音源のサウンドエンジニアをしたことがあるとのことだった。

当然、彼らも僕がヘヴィメタルが大好きで、 In Flames の故郷にずっと行ってみたくて、やっと実現したタイミングだなんて知る由もなく、お互いに運命的な出会いと感じたようだった。

これは、Fredrikさんと市街地から海まで片道20kmのサイクリングの途中で寄ったレコーディングスタジオ。

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4. 自転車

自転車は一時期7台持っていたほど好きなもの。(現在は4台まで減らした)
僕の感覚では自転車はいろんな制約から自分を自由にしてくれるツールで、身体の一部としてライフスタイルに常に組み込みたいもの。

これはちょっと古い記事だけど、自転車ごとの役割などはこんな感じで考えてる。

一時期は平塚から仙台まで自転車で往復したり、折り畳み自転車で輪行して青春18きっぷで四国や九州を旅したりした。

最近は Brompton を追加料金なしで海外に持って行ったり、Bromptonで通勤してオフィスに着いたら畳んでデスクの下に保管するスタイルを確立。

5. 米国オレゴン州ポートランド

全米住みたいまちNo.1の米国ポートランド に興味を持ち始めたのが2007年頃で、留学先に選んで2008年にはポートランド生活が始まった。今ではポートランドは日本でも注目を集める街になったけど、当時はほとんど知名度はなく、日本人留学生に聞いてもポートランドを自分で選んで留学した人はいなかった。

元々の興味は、自動車社会のアメリカには珍しく、LRT(ライトレールトランジット)を中心に公共交通が継続的に発達していて、その流れの源泉が市民活動によるものだと知ったこと。

ポートランドのクリエイティブさと住みやすさの特徴
* 日本だとイジメられそうな人も落ち着き払って自信満々
* 大学の授業でも女子生徒の方が恐いほど強かった
* 障がい者やLGBTの人たちがオープンで活発に行動
* バスの中でも知らない人同士でディスカッションし始める
* エレベーターの中ではむしろ会話をしないと不審者がられる
* ダウンタウンの広場でサブウェイのサンドイッチを食べてると、若者グループの一人から「それ一口かじらせてくれない?」と尋ねられたりする
* 子供に「将来何になりたい?」と聞くと、結構な確率で「アーティストになりたい」と答える。
* アートでも音楽でも、下手くそな段階から果敢にパフォーマンスする。
* アメリカにいながら車が無くても生活できる
* 発想が自由過ぎて次に何が起こるか予測不能
* 変人が安心して変人でいられる

何がそうさせているのか?についての個人的な考察
* いい意味で他人に興味がない(他人のやりたいことを否定しないし、出る杭も打たれない)
* 公共空間でも遠慮とは無縁の世界で、迷惑だと感じることも少ない
* 「参加のハードル」が低い(アートでも音楽でも社会活動でもITでも)
* 「Keep Portland Weird」の精神が根付いていて、自分たちのまちに誇りを持っている

「Weird」は「不気味」や「不可解」などネガティブな意味で使われるが、ポートランドの人にとってはそれが心地よい状態で、保ち続ける意思が共有されている。

以下の記事で紹介した事例のように、ポートランドの困っている人を助けようとする意識は驚くほど高い。

そんなポートランドの影響を受けて、僕も災害時などは困っている人たちのために体が動いてしまう。

6. 仏教

仏教の世界観も大好きで、意外と詳しい。

仏教の「実は僕たち自身が「仏」そのもので、 「神」という「働き」をコントロールできる立場』という考え方はすごくしっくりくるし、ユニバーサルになり得る思想だと思う。

それを確かめに海外の仏教コミュニティのメンバーに会いにいくのも自分のライフワークになっている。

サンホセ, コスタリカ

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イエテボリ, スウェーデン

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ヘルシンキ, フィンランド

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【性格や特性】

1. 性格診断(MBTI)
結果:INFP(仲介者)

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INFP(仲介者)の特徴:
https://www.16personalities.com/ja/infp%E5%9E%8B%E3%81%AE%E6%80%A7%E6%A0%BC

赤毛のアンのAnneがこのタイプだというのがとても嬉しい。(個人的にすごく赤毛のアンに共鳴する)

2. リベラル

元々かなりリベラルな人間だったけど、ポートランド滞在でそれに拍車がかかり、オランダに行った時に、オランダ人のリベラルさがとても心地良かったのを覚えている。

物事を判断する時に必ず考慮するのが、 地球の持続可能性人権 の二つ。それらの制限を受け入れた上で、「自由や権利」を最大化しようとするアプローチ。オランダ人やポートランドの人たちはそのバランス感覚がとても先進的で、個人的にすごく共鳴する。

フランスの作家ボルテールはこう言ったらしい。

私は、君の言うことには反対だ。しかし、君がそれを言う権利を、私は命をかけて守る。

リベラルの思想が凝縮されたとても好きな言葉。

そんな僕が「リベラル」を論じた記事はこちら。

【価値観やこだわり】

1. 過剰なマーケティング競争が嫌い

マーケティングしまくっても意味のない世界を切実に待ち望んでいる..

2. 「情報セキュリティの強化」は価値観に反する

僕は情シスの仕事をやってるけど、情報セキュリティの強化をすることが本当に嫌で、それはわがままというレベルではなく、僕の中の根本の価値観に反するから。

自転車の鍵のセキュリティに例えると、自転車の鍵は冗談かと思うくらい頑丈でぶっとくて重く高価になってきている。僕は、これ以上自転車の鍵のセキュリティを強化するより、自転車の鍵の必要性を無くしていくことに自分の時間や能力を使いたい。情報セキュリティの場合もこれと同様の考え方。

そんな情報セキュリティ嫌いの情シス担当が理想の世界を構想すると、個人情報とかパスワード認証とかデバイスセキュリティとかがほとんど無縁の世界になる。

インターネット上の雑音とかも入りにくく、ご近所さんと公園のモニターからコレクティブに世界と繋がりながら、地域コミュニティの活性化を目指す。

「過剰なマーケティング」と「情報セキュリティのコスト増大」は表裏一体だと思っていて、その間で必要以上に自分を消耗させたくないので、なるべくそれらから距離を置きたいと考えている。

【ライフワークだと思っていること】

僕の生きがいは、自分の持てる能力やスキルを出来る限り活用して価値を創造すること。お金や名誉などは優先度がだいぶ低い。

1. 地域コミュニティとシンクロするオンライン空間をつくる

そんな僕がライフワークとしてやっていきたいことは、いくつかの単位の「物理地域コミュニティ」とシンクロする「オンライン空間」をつくって、コミュニティづくりをサポートすること。

副次的に不動産やリノベーションなどのビジネスチャンスはあると思うけど、あくまで「コミュニティ・ファースト」であるべきだと思う。

1-1. ご近所ブロックのリノベーション構想

この構想は、リノベーションする領域を「住宅」から「ご近所ブロック」に拡張することを見越して、実空間と情報空間を横断したご近所ブロックのコミュニティづくりをサポートすること。

1-2. 東京圏を24分割くらいにして、現実的な生活圏にする「METRO」構想

東京圏という果てしなく広大な都市圏を24くらいの現実的な生活圏に分割して、その物理生活圏とシンクロするオンライン空間を作って、その住人たちが自分の生活圏を住みやすくするためのプロジェクトを立ち上げまくれる情報空間をつくる。

今のうちにオンラインを有効活用してこういう地域コミュニティづくりのサポートをしておくと、アフターコロナのときにすごく活きてくると思う。

2. 「自転車🚴‍♂️起点」の新しいモビリティや文化の促進

自転車を利用したモビリティの可能性はまだまだ開発の余地があり、その可能性を探りいろいろ実験しつつ提示していきたい。

例えば、英国製の折り畳み自転車「Brompton」であれば、追加料金なしで航空機に載せられ、しかもBrompton用の折り畳み出来るハードケースであれば、渡航先でも何とか自転車で自走して移動できることが判明(詳しくは以下の記事を参照)

また、自転車はモビリティだけでなく、新たなカルチャーを生める強力なツールだと信じている。

2-1. Tall Bike Battle

自転車のフレーム二台分を縦に組み合わせて背を高くする「Tall Bike(トールバイク)」による一騎討ちを見たときは、個人的に心が震えた。

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2-2. 約1万人が裸で自転車に乗る世界最大規模の「World Naked Bike Ride」

World Naked Bike Rideは世界の大きな都市で行われていて、ポートランドが圧倒的に規模が大きくて有名。このイベントの目的は、化石燃料依存への対抗とサイクリストの安全や健康のためらしい。

3. 日本のビール🍺文化に変革を生む

ポートランド滞在時代の10年以上前からポートランドのクラフトビールに魅了されていて、ずっと日本のビール文化もバージョンアップして欲しいと思っていた。

アサヒスーパードライなどの日本の伝統的なビールが悪いと言いたい訳ではないんだけど、「それしか選択肢がない」とか、「それしか知らない」というのはとても残念なこと。

もっとクオリティの高い海外のビールも十分に選択肢に加わるようにし、日本のブルワーのレベルのボトムアップを図っていきたい。

その為に僕が使命感を感じていることは以下。

1. ポートランドのクラフトビールを日本でもっと流通させる
2. 酒税法に切り込んで、ビールの高すぎる税率を見直す
3. 自家醸造(ホームブリュ)の解禁

4. 人と環境に優しいライフスタイルを考案し提言

人と環境に優しい経済を考えた時に、僕は以下の3つが資本の経済がベースの経済を伸ばしていくべきだと考えた。

* 「芸術・文化」が資本の経済
* 「知識や情報」が資本の経済
* 「社会的なつながり」が資本の経済

上記の3点について、自分のライフスタイルに反映して提示し、みんなに良い影響を与えられるような人生にしたい。

5. 表現し続けること

自分のライフスタイルをアートの域まで高めていきたい。勝手に名付けたけど、それがライフスタイル・アーティストとしての生き方。

ライフスタイル・アーティストになろうと思えば誰でもなれて、そういう生き方をする人が増えると素晴らしいと思う。

また、痛い自分を晒して、笑われたり腫れ物を触るように扱われたって、僕が僕であるために、自分を表現し続ける人生でありたい。

【付録】

こんな映画が好き。





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