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大人になってからこんなに真剣に『ももたろう』を読む日が来るなんて思ってもみなかった

確実に発売日に初版を入手して読みたいと、予約していた本がありました。

noteのクリエイターでもある古賀史健さんの最新本。これから読むひとには糸井重里さんと対談している「ほぼ日」のこちらの記事をあわせてチェックするとより興味深くなりますよ、とお伝えしておきます。まさかあのワードを糸井さんが……といった想像をこえる内容です。いい意味でね。

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476ページにおよぶ分厚い『取材・執筆・推敲 書く人の教科書』を2回通読しました。というのも1回では理解しきれなかった箇所がいくつかあったので、咀嚼しながら読みこむ必要があったからです。

そもそもなぜこの本を手にとったのかというと、こんな理由がありました。

『取材・執筆・推敲 書く人の教科書』を読んだ理由

①「書く」ことは好きだが自信がもてない

②取材(インタビュー)でいつもモヤッとしている部分がある

③ライター講座や文章教室に通ったことがない

④だれからも書き方を教わったことがない

⑤「推敲」を理解していなかった

⑥古賀さんのnoteが好き

⑦古賀さんの愛犬PEDALが好き

さいごは本心ですがふざけました、ごめんなさい。

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わたしはライターと名乗っているわけではありませんが、文章を書いたり”取材”をしたり、いわゆるコンテンツを企画し、つくったりもしています。

大好きでたのしんでやっているという点においては嘘偽りないのですが、自分が制作したもの、あるいは自分自身にさえ自信がありません。

前掲の対談で古賀さんがお話されていた内容そのものです。

「ウェブライター」とか、
「なんとかライター」って名乗りたがるんです。
ライターの前に何かことばを入れないと、
じぶんが不安定なんですよ。

編集の仕事(しかも特殊な内容)のウエイトが圧倒的に多いので「Web編集者」と名乗ったり、noteのプロフィールのように「ライフスタイルエディター」と書いたり。「なんやねんこいつ」と思われるのを前提に、古賀さんのおっしゃる「じぶんが不安定」なひとでいるのもアリなのではないかと思案してもいます。

とはいいつつも、もう少し自分のなかの「ライター部分」に自信がもてたらいいなと願い『取材・執筆・推敲 書く人の教科書』を読んだ、というのが一番の理由です。

率直に、いま読んでおいてよかったと感じています。

本のページを折りこんだりペンで書きこんだりが苦手なので、大事な箇所をマスキングテープで記していて、それがこんな状態に。

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『取材・執筆・推敲 書く人の教科書』で学んだこと

①ライターとは、「取材者」である。そして取材者にとっての原稿とは、「返事」である。

②「なぜ、こう書いたのか?」だけではなく、「なぜ、こう書かなかったのか?」まで考えよう。

③誰かの話を「聴く」ことは、その人の話を「読む」ことなのである。

④いい取材は、「動機」にはじまり、「驚き」があり、「理解」に至って、やがて「衝動」をもたらす。

⑤ぼくは、文章の書き方を学ぶことは、ひとえに「翻訳のしかた」を学ぶことだと思っている。

上記はごくごく一部です。たくさんの気づきや驚きがありました。『ももたろう』を真剣に読む日が訪れるなんて予想もしていなかったですしね。

また時間をおいて何度も読み返すつもりでいます。そして、構成力向上のために『ももたろう』以外の絵本をいくつか取り寄せ、研究しようと目論んでいるところ。

これこそ有意義な「#連休を自宅で楽しむアイデア」のひとつになりますね。



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古賀さんのnoteで知りました。「全国書店ネットワーク e-hon」は、自分が買い物をしたい本屋さんに注文することができるんですね。

なるべく近所の、地域の本屋さんで買いたいけれど、近くにない、在庫がないなどから思うように買えていなかったので素晴らしい情報でした。まだご存知ないかたはご参考に!

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