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あれから11年…

今日、私の家に母屋から母と妹が遊びに来た。コロナ禍になってから家族間で一緒に過ごす事が多い。昼夜関係なしに……。

昼間会う時は、買い物だったり、ウォーキングだったり、散歩だったり、、、

夕方から夜になると夕飯か、きまって晩酌になる。今日は晩酌! 

元々、実家は父が仕事を辞めてから自営業(飲食店)を父と母で営んでいた、父が他界したのと同時にお店はたたんでしまったが、私も何年か両親の飲食店でバイトをした。裏方だったので食事からおつまみ系から、焼きに揚げに色々こなした。そんなワケで、家族やホームパーティ(今はコロナ禍で出来ないけれど)があると、決まって料理担当のポジションになる。今夜も……。

たった3時間くらいの家族の宴(communicationの場)だけれど、今日は、ふとしたきっかけで、、、

父が生前に携帯で撮った写真が出てきた!

なぜ?見つかったかというと、、、

猫ちゃんの写真を母の携帯で撮り、携帯のどこにファイルされているのか?妹が写真のファイルを確かめ携帯をいじっていたからだ

もしかしたら、猫(ルア)ちゃんがいなかったら違った形で発見されていたのか?それとも発見されずにいたかもしれない、、、

猫ちゃんが導いてくれた、ひょんなきっかけから、母の携帯の中に……

娘や息子が小学校の頃の写真、亡くなった父の写真、父母の営んでいたお店の写真が出て来た……

何故?過去の写真が?、、、母の携帯に???

普通なら、とっくに消えてしまっていた写真が、父が亡くなってから父の携帯を母が持ち機種変して現在に至っているのだ(携帯の番号は引き継ぎせず変更した)

母の携帯に写真が遺っていたのも、機種変しながらデーターだけは移行され続けていたのだ

父が遺してくれたもの、、、は今でも遺っている

父自身が余命少ないのを本人が知ってから私たち1人1人にプレゼントしてくれたもの、、、

それよりも、今日見つかった写真の存在は父が遺してくれたものの中で有名な絵画が発見された様な気持ちだった

晩酌しながら、写真の話題で盛りあがる私たち、、

娘、息子の写真は小学生、、、

母はめちゃめちゃ若い、、、

私に妹たちも若い、、、

当時の思い出話で盛り上がった


父の存在は私たちの目には見えないけれど、、、

私たちがいる限り、こうして、ふとしたきっかけで話題は尽きなくて、、私たちに喜びを与えてくれる

脳内のチップには記憶という名の生きてきたドラマが焼き付かれ

この世界にいる限り忘れる事は無く語り継がれる

そして全く知る由もない人へと

写真は記憶Memoryとして永遠に生き続けていく


Mementomori


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