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今週のほしい本リスト 2024/2/15

こんにちは! つくだです。
木曜日は、その週に見つけた&教えていただいた気になる既刊・新刊などを、ジャンルを問わず、ご紹介しています。
(なんとか木曜日中に投稿できました。遅くなって申し訳ありません。)

本は、人文・社会、小説・エッセイ、文章術・ことば、ビジネス書、自然科学とコンピュータ、芸術でジャンルわけしています。目次もつけていますので、お好きなところからご覧くださいね。

週末の読書のご参考になれば幸いです。


人文・社会

多くの書籍やサイトでも名著と引用され、「持続的な幸福」の研究結果をまとめた世界的ベストセラー。「人は何によって幸せになるのか?」ということについて、現在の科学者が知っているすべてをまとめました。

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いつもお世話になっている編集者さんに、「ストレスやトラウマは、書くことで、そのものを理解し、受け入れ、意味を理解できるようになるらしいですよ」とおすすめいただいた本。その話を聞いて、私は自分の病気についてnoteに書く気になりました。

「もっと普遍的で、美しくて、圧倒的な何か」それを追いかけ、海の中での潜水のごとく、ひとつのテーマについて皆が深く考える哲学対話。若き哲学研究者にして、哲学対話のファシリテーターによる、哲学のおもしろさ、不思議さ、世界のわからなさを伝える哲学エッセイ。当たり前のものだった世界が当たり前でなくなる瞬間。そこには哲学の場が立ち上がっている! さあ、あなたも哲学の海へダイブ!

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最近よく聞くようになった「哲学対話」というものを勉強してみたくなって、何かいい本ないかなと探してました。そんなときに出会ったのが、この本です。「もしかして。あなたがそこにいることはこんなにも美しいと、
伝えるのが、哲学ですか?」という最果タヒさんの推薦文にも惹かれました。

「弱さ」は「強さ」の欠如ではない。「弱さ」というそれ自体の特徴を持った劇的でピアニッシモな現象なのである。部分でしかなく、引きちぎられた断片でしかないようなのに、ときに全体をおびやかし、総体に抵抗する透明な微細力を持っているのである。

松岡正剛/『フラジャイル』

NewsPicksパブリッシングの編集長・井上慎平さんがおすすめしているので読みたくなったのが、伝説の編集者であり知の巨人・松岡正剛さんの『フラジャイル』です。

「柔弱は剛強に勝つ」と老子も言ってますが、弱さの持つ強さみたいなものを気づかせてくれそうな本です。

小説・エッセイ・コミックなど

「天から与えられた才能はどこへ消えた?」

舞台はヴィクトリア朝京都。
洛中洛外に名を轟かせた名探偵ホームズが……まさかの大スランプ!?

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森見登美彦さんが描くシャーロック・ホームズ。しかも舞台はヴィクトリア朝京都なんて、面白そう! 先週の「乱歩殺人事件」に続いて、もう読むしかない一冊です。

お探しの本、見つけます。手数料はあなたの人生の物語。 ソウルで実店舗を構える古本屋店主に、お客たちが語った奇妙でシュールであたたかな実話。韓国国内でベストセラー、待望の邦訳。

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「古本屋」に「奇談」。てっきりミステリーだと思っていたら、これが実話だと知って驚きました。「本屋」で「奇談」というと京極夏彦さんの書楼弔堂シリーズを思い浮かべてしまうのですが、本書ではどんな奇談が飛び出すのでしょうか。楽しみにしたいと思います。

編集者が選ぶ賞金なし!の「日本で一番尖った賞」(by講談社)メフィスト賞が第ゼロ回受賞の『姑獲鳥の夏』から数えて三十年を迎える! というわけで、本の雑誌3月号はメフィスト賞祝三十年特集「メフィスト賞を探険せよ!」。メフィスト賞誕生秘話から、めった褒め座談会に、メフィスト賞のショウタイム「編集者座談会」の楽しみ、編集者宇山日出臣の伝説に斜線堂有紀の来世でメフィスト賞宣言、そして受賞全六十四作総解説リストまで、メフィスト賞づくし38ページの大特集。いざ、メフィスト賞を深掘り探険しよう!

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京極夏彦さん、森博嗣さん、はじめ数々の作家を世に送り出してきたメフィスト賞の特集。これは面白そうです。

大手出版社を早期退職した漫画編集者の塩澤。理想の漫画誌を作るため、自分が信じる漫画家たちを訪ね、執筆を依頼する。漫画を描く者、描かぬ者、描けぬ者、東京の空の下、それぞれの人生が交差する。

松本大洋が初めて描く漫画家漫画、初めて語られる創作哲学。
これを読まずに松本大洋を知ることはできない、必読の一冊。

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1巻の3話だけWebで公開されていたのですね。で、読んだらすごくよくて、「これは最後まで読みたい」と思いました。まさに、理想の漫画誌を創ろうと、執筆を依頼するも、漫画を描く者、描かぬ者、描けぬ者がいて、その交差する人生が泣かせるんです。

ただの酒飲みか、偉大なる俳人か 流浪する民か、真実の僧か 作家・町田康が自由律の俳人・種田山頭火に向き合う。 その生涯と俳句をめぐる文芸エッセー。 これまでの評伝と一線を画す。

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これも「町田康さんが、山頭火の評伝を書く」というだけで、もう読みたいと思いました。しかも刊行は春陽堂書店という時代小説を主に刊行してきた出版社。ほんと、いい企画って、1行でパッとわかってイメージが広がってきますよね。

文章術・ことば

文章が伝わらない最大の理由はなんでしょうか?
ヘタだからではありません。
「雑」だからです。
本書では、国立国語研究所の教授が、
「雑な文章」を「ていねいな文章」へ書き換える方法を
108課目、すべてbefore→after形式で徹底解説します

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これまでの文章本というのは、上手な文章の書き方であったり、早く文章を各方法を説くものが多かったように思います。その点本書は、「上手下手」には触れずに「雑な文章だから、伝わらない」と発想を転換させてます。そこがうまいですね。

上手な文章は難しそうだけど、ていねいな文章なら書けそううな気がしませんか。文章作法とよく言いますが、まさにお作法としての文章術を、ていねいに説明したのがこの本なのでしょう。読んでみたいです。

セールスコピー(=買ってもらうための文章術)専門家による「バカ売れさせるスキル」のすべてをこの1冊にまとめました。

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同じく大全シリーズで、より実用に振り切ったのがこの本。
・売れる「キャッチコピー」
・思わず読み進めてしまう「リードコピー」
・買う気マンマンにさせる「ボディコピー」
・たった一言で売上が倍増する「オファー」
など、売上を上げるための文章術に特化しています。

なぜ妻は急に不機嫌になるのでしょうか。あるいは、なぜいつもイライラしているのでしょうか。実はわれわれ夫は、自覚なしに不用意な言動をし、よかれと思って口にしたひと言によって、 「押してはいけない妻のスイッチ」を押してしまっているのです。

妻のイライラや怒りを爆発させることなく、夫婦生活を円満なものにしていくための「夫」の参考図書です。

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たとえば、
妻が休日に作ってくれた手の込んだパスタを食べながら

「この前行ったイタリアンのお店はおいしかったよね」

明らかに余計な一言ですよね。
本書はこうした「押してはいけない妻のスイッチ」を紹介すると共に、逆にい笑顔にさせる一言を紹介しています。

著者は『失礼な一言』(新潮新書)、『大人養成講座』(扶桑社)など多くの著者を出されているコラムニスト・石原壮一郎さんです。

青春オンラインさんが、内容を公開されています。

ビジネス書

世界トップの投資家は、多くの日本人ビジネスパーソンが知らない「共通言語」でコミュニケーションをとっています。それは「英語」を話すことではありません。数多くの企業との接触を通じて得た企業評価のセオリーを標準化したものです。
本書にはファンドマネジャーやベンチャー投資家が登場しますが、投資手法の伝授や株価対策の指南をする本ではありません。世界トップのファンドマネジャーやベンチャー投資家が発する「フレーズ」に注目し、投資家がフレーズに込めた意図を説明することで、グローバル共通言語を学ぶ書です。

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これも読みたい一冊。「共通言語」というのが新しいですね。

人間学を学ぶ月刊誌『致知』の
45年に及ぶ歴史の中から、
後世に残したい珠玉の記事を選び出し、
約800ページに閉じ込めた永久保存版。

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noteの記事を書くときにも使えそう。自社の資産をうまく使ったいい企画
ですね。買いたいです。

リベラルアーツ(哲学、政治、経済、社会、文学、宗教、東洋思想、アート、歴史、数学、サイエンス、テクノロジー)を網羅。
誰でも明日の仕事や人生に生かせるように解説するのが本書オリジナルポイント。

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ビジネスパーソンの教養ガイド本としては、すでに「読書大全」という好著があります。しかしこちらはちょっと流れが違って、累計100万部突破の『MBA必読書50冊を1冊にまとめてみた』シリーズから生まれた教養ガイド本。いま本書の著者である永井さんの『100円のコーラを1000円で売る方法』 を読んでいるのですが、この本が面白いので、今回の本も楽しみにしています。

発売3カ月で「異例の15万部」突破!
大人も子どもも知っておきたい、経済教養小説!

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「お金の本質」がわかると、
人生の選択肢が増える! お金の不安がなくなる!

「え、そうなの?」が「そうだったのか!」に!
6つの謎で世界の見え方が変わる!
・お金の謎1:お金自体には価値がない
・お金の謎2:お金で解決できる問題はない
・お金の謎3:みんなでお金を貯めても意味がない
・格差の謎:退治する悪党は存在しない
・社会の謎:未来には贈与しかできない
・最後の謎:僕たちはひとりじゃない

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お金のことって、あまり勉強してこなかったから、これは読んでみたいです。そして、田内 学さん、東洋経済新報社さん、読者が選ぶビジネス書グランプリ2024 総合グランプリ「第1位」おめでとうございます! 

本書は、はじめて課税事業者になったフリーランスや個人事業主の人をメインターゲットに、消費税申告をわかりやすく解説するムックです。
一般課税、簡易課税に加え、期間限定の「二割特例」と、3つの方式による納税方法の違いや申告方法を、実際の記入例を紹介しながら、わかりやすく手順解説していきます。もちろんインボイスの制度についても一からやさしく紹介します。

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インボイス制度がはじまって、今年から私も消費税を納めることになりました。そういうフリーランスの方に向けた企画ですね。これは役に立ちそうです。副業で20万円以上収入を挙げていたら、会社員の方でも確定申告が必要になるはずなので、もし該当する皆様、一緒に確定申告頑張りましょう!

自然科学とコンピュータ

輝く星空を機械によって再現する──。そんな人類の夢をかなえる近代プラネタリウム第1号が、1923年10月、ドイツで生まれた。「宇宙への扉」をすべての人に開いたプラネタリウムの世紀、その知られざる物語とは? プラネタリウムの仕組みと歴史を第一人者がときあかす決定版。

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プラネタリウムって、ロマンがありますよね。なんだか癒やされそうで、ほしくなってしまいました。

Notionの特徴は、「自由に記述できるノート機能」と「情報を定型化して多角的な分析・加工に役立つデータベース機能」の両者を融合させることにより、形式にとらわれない発展性のあるドキュメント作りができる点にあります。
本書では、前半で基本的な使い方や仕組みを紹介し、後半で個々の機能をリファレンスで紹介しています。

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Evernoteみたいな感じでNotionを使いたいと思ってて、まずはチュートリアルとリファレンスがほしいと思って見つけたのがこの本です。すでにアカウントは作っているので、それがわかればと思っています。

本書は、Notionを活用して仕事や暮らしをシンプルにする方法を学べる本です。「定番」「タスク管理」「メモ・ノート」「暮らし」「お金」「仕事」「Notion AI」といったテーマに分けて、オリジナルのテンプレートを公開しているので、白紙から考える必要はありません。使ってみたいものから試してみることができます。
忙しい毎日を、もっとシンプルにしたい。そんな願いをかなえる一冊です。

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もう1冊はnoteもやってらっしゃるNotion公式アンバサダーのReiさんの本。Notionの応用編として読んでみたいと思ってます。テンプレートがついているのもありがたいです。

芸術

リュミエールからクリストファー・ノーランまで
技術で読み解く120年の映画史
映画の歴史を支えてきた様々な技術を、関連する700作品とともに[漫画] + [図解]で紹介していく、まったく新しい映画ガイド。
IMAX、テクニカラー、シネマスコープ、70mm、ドルビーデジタル、パナビジョン、5.1ch、DCP、銀残し、スーパー35、4Kデジタルリマスターなど、各時代の技術によって変わっていった映画の姿を、名画座で働く主人公が映写室や現像所を舞台に学んでいく。

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技術で読み説く映画史というのが面白いですね。映画の見方も変わってくるかもしれません。

名曲に魅せられたジャーナリストが、音楽を軸に作曲者バッハと紹介者カザルスの生涯を語りつつ、組曲のなりたちや受容について考察する。

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パブロ・カザルスの弾く「無伴奏チェロ組曲」が好きで、よく聴いています。パブロ・カザルスの評伝は持っているんですが、もう少し詳しく知りたいなと思って探してたら、見つかったのがこの本です。


以上21冊をご紹介しました。ちょっと多かったですね。すみません。
お役に立てれば幸いです。


「はじめまして」の皆様も、
「いつも来てくださる」皆様も、
こんなに長いnoteを、最後まで読んでくださりありがとうございます!

これからも、楽しく役に立つ記事を発信していきます。
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皆さんにとって、幸せな週末になりますように!


ただいま4刷 構成を担当した書籍が発売中です!

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