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新規事業の産婆として生きる

はじめまして。Co-Studioのふーみんです。
Co-Studioでは、マーケティング・営業全般を担当しています。

1、けものみち

営業経験は豊富ですが、実は既存商品を売ったことはほとんどありません。
ルート営業的な経験も皆無です。

私にとっての営業の定義は、「モノを売る」ことではなく、「自分が信じた価値」を世に広めることです。

まだ誰も知らない新しい価値を、一人でも多くの人に知ってもらいたい。
そのためには道なきところに道を創る。

それこそが私の生きる意味であり、天職であると、これは昔から割と真面目に思ってます。

そんな私がなぜCo-Studioという会社に辿り着き、こうして営業活動を推進しているのか、本日はその点をお話できればと思います。

2、自己紹介

ではまず、簡単な自己紹介をさせてください。

職業:会社役員
属性:F2層
家族:夫と4歳児
好物:ビール、コーヒー、新規事業
特技:速読、アポ取り、飛び込み営業、右肩上がりの5ヶ年計画書作成
座右の銘:命より納期

これまで関わって来た新規事業はざっと12事業

上場企業での事業立ち上げから、ベンチャー企業役員、自己資本での起業、グループ傘下での起業、スタートアップ支援企業役員など、会社の規模も、立場も、事業内容も非常に多岐に渡ります。

そんな波乱万丈キャリのおかげで、事業撤退、売却、解散、会社清算など、ありとあらゆる新規事業の末路を観てきました。

自分が創業した会社を追われるという、なんちゃってスティーブジョブズみたいな経験もあります。

そして以前は、そのたびに深く傷付き、悩み、いつまでも安定しない自分のキャリアを呪いもしました。

記憶にある方も多いと思いますが、2007年にサブプライム問題というのがありまして、当時立ち上げていた事業がアメリカの投資家から出資を受けていたこともあり、そのあおりを受けてある日突然会社が潰れました。

その日の仕事帰り、友達と麻雀をしながらふと

「そういえば今日さー、会社潰れたんだよねー」

と呟いた瞬間、雀荘中のお客さんが一斉に私に注目し、一時騒然となったのも懐かしい思い出です。
それくらい、私にとって事業終了は日常茶飯事でもありました。

3、事業開発者としての運命

でもこれ、今振り返れば、ごく当たり前のことだなと思います。

なぜなら新規事業とはそもそもうまくいかないものだからです。

自分のキャリアの中で会社が倒産することは確かに大事件ですが、もっと俯瞰的な視点に立てば、それはダーウィンの進化論くらい当たり前の自然の摂理です。

「多産多死」

新規事業にはまさにこの言葉がピッタリです。

新規事業を愛する限り、どんなに全力を尽くしていても、日常的に「死」に直面することを避けては通れません。
むしろ死を極度に恐れて何も挑戦しないことのほうが、はるかに大きなリスクです。

確かに死は一時的な絶望をもたらすけれど、この自然淘汰を何度も経験するうち、人も企業も確実に強くなるというのが私の持論です。

私自身、ここ数年は自ら事業を立ち上げるのではなく、ご支援側にまわることが増えましたが、その推進や戦略に対する判断の精度は確実に高まっていると感じます。

つまり、「多死」は紛れもない現実ですが、その打率は経験値と比例して必ず高めていくことができると思えば、死との遭遇もそんなに悲観することはありません。

その証拠に、私は人生を通してたくさんの刺激的な才能に出会い、死のあとには必ず新たなチャンスに恵まれ、毎日を面白おかしく生きています!

4、Co-Studioとの出会い

そんなわけで、こうなったら巨人の星目指して1000本ノック並みに大量の新規事業に携わっていくぜ!と心に決めていたある日、私はCo-Studioと出会いました。

Co-Studioが提供している「Sprint(スプリント)」という事業創出の手法には、多産多死を前提としながらも、その成功確率を確実に高める独自の事業開発メソッドと知のネットワークが凝縮されています。

正直言って、目から鱗でした。

なぜならそこでは「信頼」と「共感」をベースとした前向きな議論に溢れていたからです。

ここでは全員が何を発言してもいい。
誰の、どの意見も、尊重されるべきものである。

またまたー 。 そんなきれいごと言っちゃってぇ。 

と思っている、そこのあなた!
私も最初はそう思っていました(笑)。

5、「当事者」であることの意味

私はこれまで、新規事業とは、基本的には自分以外全員が他人事であり、叩かれ、批判され、金喰い虫と揶揄され、コミットを強いられ、「それでもお前がどうしてもやりたいならチャンスをやってもいいぞぉ~」という謎の上から目線で許可を「いただいたり」しながら進めるものだと思っていました。

ところが、Co-Studioには良い意味で常識を覆されました。

安全な対岸から新規事業を支援するのではなく、自らが当事者になるという点も極めて革新的で、一般的なコンサルティング会社との明らかな違いです。

産みの苦しみに耐えながら、それでも間もなくこの世に生まれてくる事業のことを、愛しい我が子のように寝ても覚めても考え抜く。

私はそんな挑戦者たちが好きです。
そしてその人たちの荷物を一緒に背負い、共に前に進む同志がCo-Studioという会社です。

新規事業に本気で取り組んだことのある方なら、この「一緒に進んでくれる仲間」探しがどんなに困難か、きっとご存知のはずです。

「Sprint」についてはぜひまた場を改めて詳しくご説明できればと思いますが、私はそんなCo-Studioのスタンスに深く共感し、一員にしていただいた次第です。

ここまでお読みいただき、蟻がとうございました!
(つづく)

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