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人生で大切なことは1歳児が教えてくれる③

今日も我が子から教えてもらったことを書きます。今回で3回目になりますが、前回までの記事もあわせて読んでいただけると嬉しいです。

1回目では、他者から学ぶ「吸収力」。2回目は、今この瞬間を楽しんで生きる「夢中力」。そんなお話をさせていただきました。

さて、3回目となる今日は、1歳児最大の魅力であり、私たち大人が学ぶべきだと思ったことをお話します。

それは何かというと、「愛され力」です。

子ども、特に幼少期は周囲の力を借りなくては生きていけません。当たり前ですが「力を借りられるかどうか」が生命線なわけです。愛されることで生きていけるのです。

心を癒す微笑み、無邪気な笑顔、天真爛漫な行動、つい助けてあげたくなる喋り口調など、1歳児のもつ惹きつける力は偉大です。

しかし、成長するに従って、思春期を迎え、愛されるより自立に向かってどんどん離れていくのも子ども。大事な成長の過程です。

形式上は自立して、大人になったらどうなるか。みなさんもお分かりの通り、「愛され力」など持ち合わせていません。

集団の中には、一定数の「愛されキャラ」がいるのみで、そうでないキャラの大人が大多数です。

「愛されキャラ」は子どもと同じように周囲の力をいとも簡単に借りることができ、多少のミスは許してもらえる特権をもっています。

コミュニケーションが求められる場では重宝され、ありがたい存在として認められます。

愛されキャラ」は、生まれ持った才能なのでしょうか。これはその通り、生まれ持った才能だと私は思います。ただし、さきほどまで話してきたように、子どもの頃はみんなが持っていた才能なわけです。

そんな才能を持って生まれたのに、いつしか自ら手放してしまいます。大人の「愛されキャラ」は生まれ持った「愛され力」という才能を手放さなかった、もしくは再び手に入れた人たち。

今、我が子の姿を通して、自分自身のことを振り返ってみて、「愛され力」は人生で極めて大切な能力であり、再び手に入れなければならないと感じたのです。

周囲を巻き込み、大きな成果を上げたいと思うなら尚更、「愛され力」は不可欠。この人のためになら力を発揮したいと思ってもらえます。この人だからこそ一緒に働きたいと思ってもらえます。

私たち大人に足りていない意外なもの。それそこ、子どもの頃持ち合わせていた「愛され力」なのではないでしょうか。さぁ、みんなで奪還する時です。

具体的に何をしていくかは、みんなで考えていきましょう。ただ、これだけは言えると確信していることはあります。それは「愛されたいなら愛すこと」です。

まずは自分から他者を愛すからこそ、いつしか愛されるキャラになっていくのだと思います。「愛されキャラ」は実は誰よりも「愛すキャラ」なのではないでしょう。

3回に渡り、お読みいただきありがとうございました。これからも日頃感じたことや考えたことを書いていきますので、よろしくお願いします。


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