+結婚すら考えていなかった20代

20代は年上の男性と付き合って『結婚』なんてする気もなかったし、
誠実でない男性たちを目の当たりにみて
『結婚』、その先にある『家庭を築く』、
そして『子供をつくる』なんて考えたこともなかった…。

東京の仕事の後の飲み会などで出会う男性は、
みんな結婚しても『仕事』と奥様には言いながら
実は外で好きなことをしていると思い、
自分のタイプの人とある程度の関係になったとしても
いつもその先にすすまないように、
自然と自分の心に「ブレーキ」をかけるようになっていた。

周りからいうと男性に対して
「クール」とか「冷めている」と言われていたし、
私も本当に愛する人を見つけようともしなかった、
『愛』してしまってから自分が傷つくのが怖かった。
だから自然と男性に対しては
「クール」「冷めている」ようなってしまったんだと思う。

+30代に妊娠、そして中絶

30歳で結婚、
彼のことは初めてブレーキをかけずに愛することができる相手だったけど
彼の生活力にはいつも疑問が付きまくり、
彼は子供をつくりたいといっていたけど、
私は彼とは子供を欲しいとは思わなく、
妊娠したものの、彼には妊娠を打ち明けず
日本に帰国したときに内緒で中絶。
その時に、なぜか母親が子供3人産んでいたし、
妹もすでに子供を2人授かっていたので、
自分の身体は子供ができやすいのだろうと勝手に思い込んでいた。
中絶後はピルで妊娠をしないようにしていた。

+40代に再婚、子供を産みたいと初めて思ったけど…

40歳になってから今の旦那と一緒になることに決心、
再婚を決め、お互いに遅いながらも
子供を一緒にもつことを話すようになった。

その時旦那は48歳、私は40歳…遅いよね。
しばらく頑張ったけどなかなか妊娠することができず
2人でオーストラリアの専門医に合うことにした。

医者に会った当日は、
もちろん身体の検診はもちろんだけど
検診、面談の最後に医者に言われたのは
『常識だけど、女性は遅くとも37歳までに子供を産まないと、
そのあとは卵子の数が激減、妊娠率が大幅に減るんだよね。
だから君たちの場合もかなり低い割合』だという。
医者曰く、
『もし大金を使ってIVF(体外受精) を考えたとしても割合はかなり少なく90％以下』と言われ大ショック。
IVFで何とかなると思ったのに、IVFにも年齢制限アリ？

その時初めて「37歳までに生まなくてはいけなかった」ということを知り、『えーっ？？？今まで誰も教えてくれなかった、そんなの聴いたことすらなかった』と愕然！
自分の知識のなさ、そして妊娠についても気にしたことのなく、
また30代の中絶を内緒でした過去のしっぺ返しが来たと思った。　

+神様に感謝、42歳で妊娠、43歳で出産

私たちは本当にラッキー、
その後なんとか43歳で妊娠、
そして無事に帝王切開で子供を出産。
母親からの絶対のお願いということで初めから帝王切開を希望、
大切な子供を授かることができた❤

この9月で子供は10歳に、そして私は53歳に…旦那は61歳。

最近子供も親が歳をほかの親よりもとっているということに気が付き
「ダディには学校にあまり来てほしくない」との希望を伝えてきた。
うん、子供にはちょっと可哀想だよね。
でも歳をとっている分、お金には少し余裕があるから
さまざまなことをしてあげられるから
一長一短ではあると思う。
私たちにできることは
頑張って若作りでいてあげることかな？
そのためにもストレスフリーでいるように心がけているこの頃。

+子供をつくることに『時間制限がある』ことを伝授したい

日本の性教育がおくれているのはもちろんだけど
女性のこういう大切なこともぜひ教育の中で教えてほしいことかな？

女性の妊娠、出産には時間制限があるということを
私は日本の20－30代の女性と様々な場面で会ったり、
ガイドしたりして話をするチャンスがあると、
母親じゃないし、おせっかいかもしれないけど、
でも必ずこの話にふれるようにしている。

彼女たちが40歳になってから私のように
「そんなの知らなかった」「誰も教えてくれなかった」とは
なってほしくないとても大切なこと。
もし37歳までに子供をつくりたい相手が現れないなら
卵子を凍らして保存することだって今はできるんだから。

やっと愛する✨相手が見つかって
結婚、家庭を築くことにして
子供が欲しいと思った時に「手遅れ」は悲しすぎるから…
とくに晩婚が増している日本にはとても大切な情報だと思う。

みんなでこの情報を共有できればうれしいかも❤