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降りつづく雨


降りつづく雨 街ゆく人たち
色とりどりの傘 濡れたアスファルトに映る


霞んだ景色を ぼんやり見つめて
ひとり立ち尽くす 雨の音が胸に痛い


頬を流れる雫は雨…?
それとも涙…?


あの日と同じ 今日も降りつづく
雨は哀しく あなたを思い出させる


傘を差しても 心は濡れたまま
あなたがいなくちゃ 意味なんてない


わたしの心に まだ雨は降りつづく


空を見上げて あなたを想う
光差す日が来ることを信じて


そしていつかあなたと
青空を見上げる日が来るのかしら…




17歳の時に描いた詩。(曲は友人が付けてくれた。)

昨夜寝る前に、なんとなくMrs.GREEN APPLEの2ndアルバムを聴いていたら「umbrella」という曲があって、その歌が流れ始めた途端、ずいぶん昔に作ったこの詩「降りつづく雨」を思い出しました。


そう言えば、初めて「umbrella」を聴いた時も思い出したんだった。

そして、聴き続けていると、なんの因果関係もない二つの詩が、まるで、違う場所から同じ景色を見ているような、二つの情景が重なって感じられてしまうくらい、繋がっている気がしたのです。

不幸の雨が降り続き
傘も無い僕は 佇む毎日
伝えられるのに僕らは
壁を作って逃げた
でも なんでなの

人が連なって
生まれる意味も
人が散らばって
消えゆく星が泣いているよ


色が付いたら 僕に名前をと
空が茜色に染まるあの様に
君が笑えるならば側にいよう
僕が傘になる 音になって 会いに行くから

lala... umbrella



(一部省略)

胸が痛い この痛みに名前をと
じゃなきゃ とてもじゃないけど生きていけないよ
嫌になるから
振り続けるんだ 雨は
少しだけでも
僕が傘になる 音になって 会いに行くから

lala...



君と一緒に何を観よう
僕と一緒で良かったの?
不安なんだ いつか壊れるのは
なんとなくだけども わかってるんだ


イカレタものばっかで呆れるんだ
この世界の仕組みも そう貴方も
やり場のないこの感情は
もう空に向かって放つしかない


色が付いた
色が褪せた
空が晴れた 僕に名前をと
もう傘はいいね 僕はただ 会いに行くから

lala...

umbrella  Mrs.GREEN APPLE


あくまでわたし個人の感覚だけど、彼とは創作の源泉が一緒だなぁって感じる。
だからこんな風に、過去の作品を思い出させてくれたり、インスピレーションが湧いたり、ふとした風景や記憶がよみがえって、癒されたりするのでしょう。


5月の展覧会参加を終えて、全く創作する気にならず、かなりグータラな日々を過ごしていたけど、こういうふとした一期一会が、創作のきっかけをくれたりするのです。

頑張って描こうとするんじゃなくて、今みたいに、気付いたらnoteを開いて文字を綴っていた、そんな感覚へと導いてくれる。

『音楽は【一期一会】』という彼の言葉がすごく心に残っていて、ふとした瞬間に思い出す。
わたしも人生の醍醐味は【一期一会】だと思っているから。

いつでも、どこでも、誰とでも、今初めて出逢ったような感覚で触れ合えるとき、いつも心は浄化されていく。


雨に濡れ輝き出す、紫陽花のように。


何を映しても、何を描いても

いつもそこに魂の輝きを見ています。
 



昨日一日中降り続いた雨もやんで、

今日は爽やかな晴れ。






最後までお読みいただきありがとうございます。

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