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自分の性別や生き方と向き合うこと。選択肢が持てること。

凍蠅よ生産性の我にあるや
東国原英夫



東国原さんは、ある国会議員の『LGBTに生産性はない』という発言に対する気持ちを俳句に残しておこうと思った。とおっしゃっていました。

今でも私の心に残っている一句です。

凍蠅とは、冬の寒さにじっと耐え動かなくなったハエのこと。そのハエを見つめ、自分に生産性があるのだろうか?と自問自答する一句です。



私は25歳になるくらいまで、自分の「性別」について嫌悪感がありました。特に高校時代は「女性であることをやめたい」と思っていました。

恋愛対象は異性でしたが、自分の体が気持ち悪いと思っていました。女性と見られるのも嫌でした。

息子を妊娠したあたりから、女性の体の神秘に感動し、嫌悪感は和らいでいき、25歳になる頃、とある年上の女性から、CHANELの口紅をいただき、それがキッカケで「自分が女性であることを心から喜べる」ようになったのです。

結果的に私は、性同一性障害ではありませんでしたが、もしかしたらそうなのかも。と長い間、苦しみました。

LGBTQに関心があるのは、そのためです。性自認というものと本人はこれほど向き合って生きているのに、世間からの目は厳しく…。人に迷惑などかけていないはずなのにと、思ってしまうのです。


現在、5つの地方裁判所で「結婚の自由をすべての人に」訴訟が動いています。どうか多くの方に、関心を寄せてほしいと思います。

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