短歌 降る三連符
六弦が切れたからって真夜中に笑い出す 降る 降る 三連符
舞い落ちて踏みにじられて側溝に吹き溜まってもさくらはさくら
広辞苑に「癒し」が載らないことでさえきっとそのうち美談にされる
昨日の大荒れの天候で、案の定おおかたの桜は散ってしまいました。鋪道を歩いていると、側溝の穴を埋めんばかりに、桜の花びらが詰まっていました。
咲いているときならまだしも、側溝に吹き溜まる花びらをスマホで撮影する人は、ほとんどいないんだろうなぁ。かくいう私も、レンズは向けないもんなぁ。
でも、あんなに多くの人から咲くのを心待ちにされて、わざわざ開花宣言があって、満開になったらそれもニュースになって、なんてそんな花は、この国では恐らく、桜以外にないですよね。
ざんざんと降りしきる桜吹雪を浴びているうちに、また私の悪癖が顔を出しました。つまり、
みんなして桜、桜というので、ついそれ以外の花にレンズを向けたくなる、いつものやつです……。
でもこれも、とてもかわいいフォルムです。名前がわからなかったので、帰宅後、画像検索に頼りました。
私「ムスカリ、だって」
夫「あ、三分間待ってくれる人」
私「『リ』が余計」
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