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短歌 刻んであげる

名はたいを表すなんて赤い嘘。真っ直ぐ笑う奴はみな敵

つらいよね「万能」ねぎなんて呼ばれてでも好きだから刻んであげる

赤い鳥 血まみれの羽 そういえば女であると気づく 葉桜


朝からとんでもない暴風雨に見舞われ、気圧もたぶんひっちゃかめっちゃかで、どうがんばっても寝床から起き上がれずに、どうしよう……とテンパっていたら、職場の同僚からLINEが届きました。

「無理せず在宅で⭐︎」

ありがたい😭お言葉に甘えて、急きょ在宅ワークと相成りました。お仕事自体はがんばったのですが、定時を過ぎるやいなや、ヨロヨロと主室へ移動し、そのまま眠ってしまいました。。

数時間後に起きると、夫がインスタントラーメンを作ってくれていました。

「サッポロ一番はみそ味だよね」なんて言っているうちに(異論はないが、私は塩味を冷やしで食べるのも好きだ)、あつあつのスープと麺の上に、豚こま入りの野菜炒めと半熟のゆで卵がどーん!とのった一杯が完成。私はすっかり気持ちごと回復したのでした。うん、単純なんです。

食べはじめてからふと、「サッポロ一番」は非常にいいネーミングだと思う、と私は言いました。もちろん夫も同意してくれました。二番の追随どころか存在も許さない、そんな自信と気高さを感じるのです。

その流れで、「◯◯一番」といったら何が浮かびますか?と、「又吉・児玉・向井のあとは寝るだけの時間」でやってる「あと寝るサミット」ごっこ(出されたお題に対して、参加メンバーで一番を決める遊び)が始まりました。

私はすぐに「カステラ一番」と答えました。ああ、それもあるねと相槌を打った夫はそのあと間髪を容れず、

「氏神一番」

と答えました。さすがバンドブームを肌で知る世代です。改めて協議するまでもなく、我が家の「◯◯一番」は「氏神一番」に決定しました。

そうなると話題は、イカ天にスライドするのが自然な流れです。イカ天のリアルタイム放送のころは、私は音楽なんて童謡か「みんなのうた」くらいしか知らないランドセルユーザーだったので、当時を知る夫からいろいろな話を聞かせてもらいました。

「僕は音楽のことは全くわからない。けど、ただ一つだけ、ど素人の僕にも断言できることがある」
「なに?」
「人間椅子は、ボーカルも演奏も素晴らしい」
「強く同意します」

ちなみに「みんなのうた」にも、もちろんたくさんの名曲がありますが、私の古い古い記憶の片隅でたまに再生される「メトロポリタン美術館」、めちゃくちゃ怖かったなー。今ならYouTubeで聴けるらしいんですが、今日のコンディションでは危険な香りがするので、我慢しておきます。

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