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あなたのスイッチワードは?(スイッチ)

こんにちは!
ADHDの方や片付けが苦手な方、今日はそのようなタイプの人でも無理なく片付けができるようになる工夫をお伝えしようと思います。

不注意

●部屋の片づけができない
●忘れ物や落とし物が多い
●課題を最後までやりきれない
●並行していくつものことができない
●うっかりミスが多い

多動性

●自分のことばかりをしゃべる
●落ち着きがない
●気持ちが先走る
●体の一部を動かす

衝動性

●突発的に相手を傷つけることを言ってしまう
●内緒の話を、次の瞬間、ほかの人に言ってしまう
●思いついたことをすぐに言動に移す
●衝動買いをする
●自己抑制が苦手


(「ADHDタイプの片付け講座」西原三葉 講座資料より抜粋)
参考: ADHD で 整理収納アドバイザーとして活躍する  西原三葉さん

《音声タイマーを使って集中力をキープ》

ADHDタイプの人は集中力が続かないと言われています。
片づけようとしても目についたものにすぐに気を取られ、ほかのことをしてしまいがち。
これを防ぐには、スマートフォンの音声タイマーが役に立ちます。

「気がそれてほかのことを始めたとしても、1分ごとに音声で残り時間を知らせてくれるので気づくことができます」(西原)

西原さんも、この音声タイマーを使って毎日、起床後の15分間だけ片づけをする〝朝の15分リセット〟を続けているそうです。

「家じゅうにフロアモップをかけながら、床に落ちているものを拾ったり、テーブルの上の書類やコップなどを元の位置に戻します」

5分でも15分でも、必ず決めた時間で切り上げるのもコツ。
一気に大掛かりなことをしようとしても挫折しがちなので、小さな一歩を積み上げていくことが大切です。

《スイッチワードを使って最初の一歩を踏み出す》

片づけなければ、と思っても、苦手なことは先送りにしてしまうのがADHDタイプの特性。
つい「面倒だな」「あとでやろう」という気持ちが湧き上がってしまう。
そんな時は「スイッチワード」を口に出して動くのがおすすめです。

「私の場合、『とにかく動く!』『いつやるの? 今でしょ!』などがスイッチワード。
今でも一日に何度も面倒だなと思いますが、そんな時はスイッチワードを口にして、座っていたら腕を振って立ち上がるようにしています。
自転車は漕ぎ始めの時はペダルがとても重く感じますが、いざ漕ぎ出してしまえば軽くなりますよね。
片づけも動き始めはエネルギーを使いますが、最初の一歩を踏み出せると案外動けるものです」(西原)

自分のやる気を起こすようなスイッチワードを決めておき、「面倒だな」と思った時は口に出して行動を起こすようにしてみましょう。

次回もADHDの方に(そうでなくても全ての方に)役立つ情報をお届けします!


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