Kaoru Fujimoto

日本語教育×ICT 日本語・日本語教育×サブカル ちょっと真面目に、そんな切り口で書…

Kaoru Fujimoto

日本語教育×ICT 日本語・日本語教育×サブカル ちょっと真面目に、そんな切り口で書いていこうと思います(いや、あんまり真面目じゃないかも・・・)。都内私立大学でサブカルチャー×日本語・日本語教育、また、日本語教師向けにICT利用教育のWSなどを担当しています。

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  • 日本語教育

    日本語教育に関する記事です。

  • 教育へのICT利用

    教育にどうICTを取り入れていくか。また、関連記事など。

  • 文化・異文化・多文化的なもの

    雑感に近いかも。文化の相違なんかについて書いていきます。

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    自分ややっている通称サブカル授業や、授業準備のための覚書など

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最近の記事

新年早々、ELSIから考えた

生成AIとELSIELSIとは 自分にとって大きな課題だったものが昨年末で一応ひと段落したため、何か新しいことを学びたいなと思って、新年からELSI(エルシー)を軸にした生成AIの講座を受講しています。 大阪大学ELSIセンターによるとELSIとは以下のように定義されています。 「ELSIとは、倫理的・法的・社会的課題(Ethical, Legal and Social Issues)の頭文字をとったもので、エルシーと読まれています。新規科学技術を研究開発し、社会実装す

    • 改めてSAMRモデルについて概観しました

      昨年12月にあった韓国日語教育学会の基調講演を依頼され、その原稿を膨らませた論文を記載させていただきました。 「SAMRモデルからコロナ禍の授業のオンライン化を考える ― 複雑化する教室と教師にとっての21世紀スキルとは ―」 韓国語のサイトですが、右側の「KCI 원문 내려받기」というところをクリックすると、論文ファイルがダウンロードできます。 読んでいただけると幸いです!

      • 鈴木克明先生のムネアツコメント

        熊本大学の鈴木克明先生とご一緒させていただいた、独立行政法人日本学生支援機構様の令和3年度日本語教育機関教員と高等教育機関留学生教育担当者との研究協議会『オンライン授業~工夫と課題~』のアーカイブが公開されました! 令和三年度日本語教育機関教員と高等教育機関留学生教育担当者との研究協議会 日時:令和4年2月27日(日曜日)13時30分~16時30分 テーマ:『オンライン授業~工夫と課題~』 熊本大学の鈴木克明先生と一緒に登壇?っていうだけでビビりました。その上、「対談して

        • 2020年の現状調査、公開されました!

          時間かかって申し訳ありませんでしたが、日本語教師の皆さんにご協力いただいた2020年のオンライン化に関する現状調査が紀要に載りました! 藤本かおる(2022)『コロナ禍における日本語教師と授業のオンライン化』 授業のオンライン化に際して研修の有無を縦軸に、学校や組織を管理運営する立場にある人、常勤、非常勤という働き方を横軸に考察しました。 1つ前のnoteにも書いたように、2年前の現状は今も続いているところがあるようです。ぜひ、読んでいただけると幸いです!

        新年早々、ELSIから考えた

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          2年経って・・・

          おはようございます。 めっちゃ久しぶりの投稿です(汗)。 さて、2020年から色々なところにお声がけをいただいて、毎回おんなじような話をし続けていますが、昨日はなんと! 独立行政法人日本学生支援機構日本語教育センターの令和3年度の日本語教育機関教員と高等教育機関留学生教育担当者との研究協議会で、 あの! 熊本大学大学院社会文化科学研究科教授システム学専攻  鈴木克明先生 と一緒に登壇させていただきました! 身に余る光栄よ・・・。というか、話を頂いた時は、ええええええって感

          2年経って・・・

          交流距離理論と同価値理論

          2021年第 30 回小出記念日本語教育研究会 において、熊本大学の鈴木克明先生の講演「with コロナ時代における日本語授業の設計 -インストラクショナルデザインの手法を生かして-」 の中で交流距離理論と同価値理論にかなりの時間の割かれていました。 現在、大学院の授業でICT活用に関する授業を持っていて、前期は主に理論を勉強しており、最近交流距離理論と同価値理論の紹介を日本語教育の文脈で扱ったので、その資料を公開します。 -この資料は「クリエイティブ・コモンズ-非営

          交流距離理論と同価値理論

          褒めほめ作戦

          授業でしている工夫を知り合いの方に紹介したら、授業に取り入れてくださって、とてもいい!と言われたので、ちょっと紹介します。 オンライン授業のブレイクアウトを使った活動で、ブレイクアウトの仕組みとして全てのルームを俯瞰できないため、学生の活動をモニターできないことに不満や不安を感じている方は多いんじゃないでしょうか。 そしてこれ、学習者側も不満に思っている可能性も高いですよね。グループになった人が全然話さないとかあるでしょう。そのことを教師に伝えてくれる学習者もいますがそんな

          褒めほめ作戦

          同期型システムの利用のアンケート

          みなさま、日々日々オンライン授業継続されていると思いますが、先日、これからオンライン授業を開始する予定である組織で働いている方から、他のところはどんなシステムをどういう理由で採用しているかわかりますか?と質問されました。 肌感覚的にはzoomが多いだろうなと思いましたが、どうしてかって言われるとわからないので、研究というか単なる興味本位でFacebookのグループで日本語教育関係者の方にアンケートをしてみました。 【同期型システムの利用に関する調査】 調査期間:2021年5

          同期型システムの利用のアンケート

          ココ・シャネルの真髄

          不可思議な規制で、都内の博物館や美術館は休館継続、しかし、私設ミュージアムは開館しているので、銀座のシャネルまで。 MIROIRS - Manga meets CHANEL / Collaboration with 白井カイウ&出水ぽすか 『約束のネバーランド』の作者お二人とシャネルのコラボ。 シャネル社というよりも、創設者であるココ・シャネルの生き方にインスパイヤされたオリジナルの3つのストーリーが、ココ・シャネルの写真、関連する人の写真やイラスト、そして、CHANE

          ココ・シャネルの真髄

          光を感じる

          「没後70年 吉田博展」 2月に観に行った時に書いていて、なぜか公開していなかったものを、今更公開します(笑)。ああ、早く展覧会、再開しないかなあという気持ちも込めて。 美術館などで名画をみた時、絵から光が放たれるのを確かに感じることがあります。 もっとも強く光を感じたのは、スペインマドリッドのプラド美術館で、ベラスケスの「ラス・メニーナス」と「アラクネの寓話(織女たち)」を見た時でした。 その当時、プラドのベラスケスの作品はとても薄暗い部屋に展示され、まさに、男が開

          光を感じる

          動画の顔出し問題についてちょこっと

          こんなnoteを教えてもらいました。 私自身今学期は、 ・会う、会ったことがある学生が履修する科目の動画は顔なし ・非常勤で会ったことない、会う予定もない授業の動画は顔つき にしてます。 本務校は原則対面授業、1科目だけオンデマンド+同期型授業にしているのですが、その授業を履修する学生は所属学科の2年生以上なので、私と接したことがある、もしくは接する機会があるし、週1同期授業で顔を見ているので、別に動画で顔を見る必要はないかなと。 ただし、非常勤の方は前期だけの授業なの

          動画の顔出し問題についてちょこっと

          2021年中東・北アフリカ日本語教育シンポジウム、動画公開されています

          2020年度の最後を飾った2021年中東・北アフリカ日本語教育シンポジウムの基調講演「私たちは『対面』に戻れるのか −オンラインで日本語教育はどう変わったのか −」と、ワークショップ「ICTツールを使ってどう学習者の自律性を育てるか」の動画が公開されています。 https://padlet.com/jfcairojlea/upouaupdizr9tv98 2020年の振り返りと2021年以降に向けての話をみっちり話しています。 倍速にしてご覧くださいませ(笑)。 Pa

          2021年中東・北アフリカ日本語教育シンポジウム、動画公開されています

          ハイフレックスについてタイムリーな論文!

          先ほどお名前を出させていただいた京都大学の田口真奈先生のハイフレックス・モデルに関する論文です。タイムリー! 大事なところを抜粋します。 「ハイフレックス型授業では、オンラインでも対面でも同じ質 の学習経験を提供できる『同質性』は重要であるが、その 『同質性』が高いレベルで実現されるためには、言い換え るならば、高い水準の授業がオンラインでも対面でも実現さ れるためには、いくつものハードルが乗り越えられなければな らない。特に課題となるのが教室環境の整備とTA など授 業

          ハイフレックスについてタイムリーな論文!

          ハイブリッドお試し中

          今週の金曜日から新学期が開始されます。入国できない留学生や、入国したものの2週間待機の留学生、そして特別配慮が必要な学生などで、なし崩しハイブリッド授業が始まるところが多いんじゃないでしょうか。 去年、名古屋大学のシンポジウムに参加した時に、京都大学の田口真奈先生がハイブリッド授業について、「理由がない限りやらないほうがいい」みたいなことをおっしゃっていたのですが、対面を主にするとした途端に、なし崩しにやらねばならない理由ができてしまうわけですね。 というわけで、私の勤務

          ハイブリッドお試し中

          ハイブリッド?ハイフレックス?

          新学期があっという間にやってまいりました。 2月3月の講演でお話させていただいたのですが、今年度は、2020年より状況は複雑になり、教室運営の困難さは増しています。 理由は、オンオフの混在。そう、巷ではハイブリッドやハイフレックスと言われているアレです。 細かいことが気になっちゃうのは、それが自分の専門だからなのかもしれませんが、最近、「ハイフレックス授業をしなくてはならなくて・・・」という声をよく聞くんですけど、 ちょっと待ったーーーーーーーーーーー!!! それ、ハイ

          ハイブリッド?ハイフレックス?

          2020年度、最後の企画になるかな

          この2月3月は、色々なところに声をかけていただいてお話をしていますが、【2021年中東・北アフリカ日本語教育シンポジウム】が2020年度最後の企画になるかなと思います。 シンポジウムだけでなくWSやプレセッション、ポストセッションまで、超盛りだくさん! ご自分の興味のあるプログラムや、都合があるものだけに参加していただいてもいいそうなので、ぜひ! 特にポストセッションは色々な交流を予定していいるそうです。また、提案も大歓迎だそうです! ★プログラ厶 http://bit

          2020年度、最後の企画になるかな