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色を学んだのに色を使えないにはワケがある
色の仕事をはじめて15年以上、学びだしてからは20年以上になりました。月日の経つのは早いですね。
今も、色を教えたり、色と健康を絡めてオンライン講座をしたり、建築カラーの現場に携わったり、ウェブやグラフィックのカラーデザインをしたりと、色の仕事は多岐にわたります。
さて、タイトルの「色を学んでも色を使えない問題」
これ、本当に問題だと思ってます。
アパレルショップの店員、インテリアコーディ
12:配色のコツ【補色色相配色】
色相配色の中でも有名な(?)配色の補色色相配色。会社のロゴなどでもよく見かける配色で、見慣れている分、比較的取り入れやすいのではないかと思います。
補色とは色相環上で11〜12色相が離れた配色です。(PCCS色相環)
補色とは、色相環の中の向かい合わせの色で、一番遠く離れた色なので、お互いを引き立て合う効果が最大です。
鮮やかな色同士の組み合わせだと、ハレーションを起こして、目がチカチカしま
11:配色のコツ【対照色相配色】
色相配色の中でも難易度が高めの中差色相配色に続く配色ですが、コントラストが生まれ新鮮に感じる配色の対照色相配色。メリハリが出来るので個人的には好きな配色のひとつです。
色相環上で8~10色相が離れた配色です。(PCCS色相環)
2色配色はどんな組み合わせでも○○配色と名前がついているので、バランスさえ注意すれば可愛くコーディネートが出来ますよ。
バランスとしては 7:3や 8:2 がちょうど
IllustratorやPCソフトでの色の作り方と整え方
ルールに則ってロジカルに配色を作る際、使用する色の元の色(純色)が何色か分かっている必要がありますが、。要は色を紐解くスキルが必要です。
配色を行うには色を紐解くスキルが必要
検定を受けたり資格を取得したり、色の勉強をした人たちが、実際に配色ルールを使えない理由は、色の紐解きが出来てないからなのではないか?と思うわけです。
ですが、
実は色の三属性を理解してさえいれば、後はソフトが助けてく
配色を行うには色を紐解くスキルが必要
ルールに則ってロジカルに配色を作る際、使いたい色の元の色相(純色)が何色なのか?が分かっていないと組み立てられません。検定などで資格を得ても実際に使いこなせないという方が多いのは、色の成分がわからないからじゃないかな?と思います。
色材の色の三原色は3つの原色(シアン・マゼンタ・イエロー)の3色で、色相環にあるような色んな色が作れます。
▶参考記事 色の基本03:CMYK-色の三原色
三原色
10:配色のコツ【中差色相配色】
色相配色の中でも難易度が高めですが、おしゃれっぽく仕上がる配色の中差色相配色。日本国内ではあまり見かけませんが、フランスっぽい配色だなといつも思う配色で、私も好きな配色です。
色相環上で4つ~7つ色相が離れた配色です。(PCCS色相環)
鮮やかな色同士の組み合わせだと、元気で可愛い印象に。
マットでグレイッシュな色同士の組み合わせだと、ニュアンスが出ておしゃれっぽく仕上がりますね。
インテリ
09:配色のコツ【同一色相配色】
色相配色で一番シンプルで簡単な配色【同一色相配色】
同系色の配色パターンです。
色相とは「色み」のことです。
例えば、下記の画像の中の「同一色相のカラーバリエーション」として、色はたくさんありますが、これらの色の色相は、「元の色(純色)」のオレンジです。
元の色に、白や黒またはグレーを混ぜて出来る色はたくさんありますが、元の色相はひとつなので【同一色相】となります。
この色のグループの中で配
08:配色のコツ【トーンイントーン】
配色のルールのひとつにトーンイントーンがあります。
同じグループのトーン(明度×彩度)で配色を施すとまとまるというルールですが、建築の現場でもファッションでも使いやすいルールです。
実際に保育所や幼稚園でのカラースキームを行う時によく使います。
ベースの色はまとめて、アクセントに同じトーンの色をたくさん使って楽しい印象を演出するようにしています。
住宅展示場のコーディネートでも
ファッシ
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私はフリーのカラーコーディネーターで、工務店などの施工会社などに決まりがありませんので、施工会社をはじめ、建築設計事務所、オーダーキッチン、造作家具、オーガナイズなど自由に組み合わせて、ご提案やご紹介が可能です。
また、すでに現在、お付き合いのある施工会社や設計士さんがいらっしゃる場合にも、その方々と一緒に打ち合わせしながら、お施主様のご要望に寄り添います。
▶リフォームの
色の基本06:【PCCSトーン表】
色には、数値化・視覚化し、色の情報を共有するためのツールがあります。
前回は、「日本色研事業(株)」のPCCSの色相環を紹介しましたが、今回はトーン表です。
このトーン表は、色の三属性のうち、明度(縦軸)と彩度(横軸)を体系だてて表にした、複合概念といえるものです。
赤という色相のひとつとっても、明るい・暗い、強い・弱い、濃い・淡い、浅い・深いと、色の調子の違いがあります。この色の調子の違い
色の基本05:【PCCS色相環】
色には、数値化・視覚化し、色の情報を共有するためのツールがあります。
アメリカの企業で世界基準のPANTONE社が有名ですが、国内では建築関係で使われている「日塗工」や、グラフィックや印刷で使われている「DIC」など様々な用途に応じて種類があります。
ここでは、色の勉強をするためのツール「日本色研事業(株)」のPCCSを使って書いていきます。
まずは色相環。
このPCCSの色相環は、24色
色の基本07:【CMYK 減法混色】
色にはそれぞれの色の素(基)となる色が3色あり、それらの3色を色料の三原色といいます。カラー印刷などで利用されている方式で、シアン・マゼンタ・イエローがその3色です。プリンターなどにも入っているインクと言えば解りやすいでしょうか?
CMY(K)シーエムワイ(ケー)のCMYが色料の三原色で、プロセスカラーとも呼ばれています。
C:シアン(Cyan 水色)
M:マゼンタ(Magenta 赤紫)
Y
色の基本04:【RGB 光の三原色】
前回は色料の3原色について書きましたが、色光もRGBの3つの色の素で構成されています。この3つの素を色光の3原色と呼び、RGBそれぞれは下記の通りです。
R:Red(レッド:赤)
G:Green(グリーン:緑)
B:Blue(ブルー:青)
これら色光の3原色はモニターディスプレイなどの色の基本です。
色(光)を重ねれば重ねるほど明るくなるので、加法混色と呼ばれています。舞台のスポットライ