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♯083 介護から「空き家問題」を考える

「空き家問題」とニュースで見聞きすると私は、人ごとに感じない・・・ので今日は、空き家問題についてnoteしてみたいです。
おはようございます。 fumioです。

■家についての意識
 これまでの日本の家のイメージは、戻るべき家「HOME]のようなイメージがあり、「ふるさと」というイメージや私のルーツといったイメージもあった思います。
 そして、「家を建てる」となると人生の一番大きな買い物としてローンを組んで、退職後まで支払い続けるもの・・・古い考えですが、男性にしろ夫婦にしろ人生の大きな部分を占めるもの!
 また、日本社会では、「住所」があることが私個人を証明するものになっています。

■「家」は戻る場所でなく、家族が一時的に過ごす場所
 農家で農作業をするためには、人手がいる・・そんな社会であれば親族、地縁、血縁で支えた地域も、農業の時期以外は、工場にパートで勤めて所得を得る、産業の主体が農業から工業へ移行して、収入が増えて家電やテレビなどが手に入り・・・現在の豊かな社会へのスタートです。

 そして、「家」の認識が変容するきっかけの始まりです。一時的に過ごせせるアパートが登場して、「戻る家 」ではなく「自分の家」を作り・・その子の世代は、マンションへ。

■死に場所が自宅から病院へ
 無医村や地域の医療事情から手厚い看護から・・・医療を受けるために自宅から遠くの病院へ。治療が住んでも自宅では生活できないので・・・。これは、2通りあって介護が大変で生活ができないと、病院の方が上げ膳据え膳で死ぬまで面倒を見てもらえるところへ。それが、「介護の社会化」介護保険の登場で、施設で生活することが当たり前になりました。

■「自宅は消耗品」になっていくのか?
  空き家問題には、自宅で生活した親が亡くなり相続に、しかし、資産価値が亡くなり放置され、防犯上や景観といった事などをニュースで耳にします。
家に連なる考え思い出やルーツはあっても、その子どもたちの世代になると住む、または、使う対象でなくなっている。
 また、生活していく場所もアパートから漫画喫茶やネットカフェでも生活出来てしまう。少子高齢化にて1人子同志が結婚して親から離れ、別に居を構えると夫婦どちらかの自宅に戻ったとしも、どちらかの家は処分の対象になってしまうのがこれからの社会ですね。

◼️医療や介護から「空き家問題」を考える
 戦後生まれの1955年までの方のために、政策的には医療費用や介護費用は「身体に関わるお世話」以外は、概ね国は低所得者を除き本人等の負担考えています。しかし、高齢者増と支える子どもは減となっていくことで地域で生活していくことを考えています。
 地域で生活するためには、介護家族がいないので施設でとなるので高齢者施設、特別養護老人ホームや介護医療院、サービス付き高齢者住宅、有料老人ホームがたくさん出来ています。

しかし、高齢者も今後2040年以降は全国で完全ピークを過ぎて減少傾向になります。となると現在ある病院にも空きベットがたくさん生まれてきます。

将来は、先ほどの高齢者施設等と病院で亡くなれる様に仕組みが変わっていくと思います。

◼️困った空き家になる前に、住み替えていく
 介護や医療で考えると自宅は生活と最後は亡くなる場所とのイメージが今までありました。しかし、家が余る社会と介護を受け亡くなる施設が余る社会が20年後には必ず来ます。

今、家を考えている皆さんは、どうしますか?
自宅を借金してまで、建てようと思いますか?住みたい場所で、ちょっと前からある誰かが建ててくれた状態のいい家をリノベーションするとか?

いい物件の家や今後の見通しでリノベしてシェアハウスにするとか?住み替えを考えるのがいい社会になると思いませんか?

こんなことを介護している業界から空き家問題を見ている人もいますので、是非参考に^_^

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