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♯010これからの高齢者の生活は

こんにちは fumioです。今日は、午前中にご家族の希望でお話を伺う機会を頂きました。今でいうACP(アドバンス・ケアプランニング)というのになるのかな?ご本人の意向とご家族の意向を踏まえて、医療・介護・相談の職種でしっかり方向性がきまりました。 
よかったです。

さて、午後は休みなのでnoteしていきたいと思います。
これまで、高齢者の家族が医療機関にかかり、退院後の生活につなげる準備と入院から退院になるまでのところをお伝えしてきましたが、本日は、
これからの高齢者の家族のイメージを考えてみたいと思います。

■人生100年というけれど・・イメージできますか?

 人生100年、老後の生活資金2000万円~という年金を含めた生活資金の話は聞きますが、どんな生活をしていいるんでしょうか?
令和4年の男性・女性の平均寿命は、
男性:81.05歳  女性:87.09歳
平均ですから、この年齢より長生きすることもあります。(新型コロナウィルスの影響で、若干平均の値が下降した印象がありますが)

 第一次ベビーブームは1947年から1949年 
現在、2023年の年齢は75歳前後。そのお子さんが第二次ベビーブーム1971年~1974年、現在、2023年の年齢は50歳前後となります。
要介護(介護保険制度を利用するのが高齢者全体の3割を超えるのが85歳)状態になるのが10年後として、
第一次ベビーブームの年代が、85歳
第二次ベビーブームの年代が、60歳
になっています。

しかし、

#003  生きづらさに「準備の傘」で書きましたが、現在相談に来られる方の高齢者の年齢は90歳~とても多いです。

これからの将来は、現在の高齢夫婦がお互いを介護しながら支えあう「老々介護」から
親世代の老々介護を子の世代も要介護に近い、または、何らかの不調を抱えながら支えあうことが想像できるかもしれません。

具体的には、親が要介護90歳、その子が75歳、孫が45歳、ひ孫が15歳な感じの多世代構成になり、孫の世代は(標準世代:親と子ども2人より、少なくなると想定)になり、同居でなく遠方で、親族関係も薄く、いとこ関係も少ないことが想像されます。

生活面では、買い物(たくさん買えない)、買い物先(近くにない、歩いてなんていけない)、目が見えにくくなり(汚れが見えない)、動かない・うごけない(掃除しない、お腹が減らない、食べない)、体調が崩れる(医者へいけない、薬の飲み忘れ)、また、掃除しない(床や身近なところに物が
集まる)、会話がない(友人・知人は近くない、亡くなっている、耳が不便になり電話にでない)、物忘れの進む、ちょっとしたことで転倒・・。
こんなことがつながり、医療と介護が同時にやってくる

家族介護は、かなりの負担になってくることと、介護やそれに伴う支出も長期的に増えていく負担になるので、どこで生活面・経済面を工面していくことが今より課題になることも想像されます。

生活面を家族で支えられないとなると、人口減少(少子高齢化)ですから
自宅で介護・生活も心配になり、85歳前後から高齢者施設の選択をしていくことになるかも、しれませんね。

経験上、将来の施設が現在より質が落ちないかぎり、高齢者は確実に長生きするので、孫が場合によると祖父母、両親の介護負担や自分のこどもの
生活や教育費を見ながら生活をすることになること・・・。

ここまで、書くと極論もいい加減にしろ!と怒られるかもしれませんが、負のスパイラルになることも考えてしまいます。

元気高齢者で長生きして、介護が高齢な晩年になり、子どもと孫にまで影響することもあることを、自分も含めて考えておきたいです。

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