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在宅医療 たんぽぽ先生の 実践!多職種連携

元書店員のfumioです。
今日ご紹介する一冊は、永井康徳・永吉裕子著著 金芳堂株式会社
『在宅医療 たんぽぽ先生の 実践!多職種連携』
【目次】
第1章 なぜ、多職種連携が必要なのか
    ー自分の無力さを知るところから、連携を始まる
第2章 多職種連携リアルストーリー
    ー多職種チームで思いをつなぐ
第3章 多職種連携には『方針の統一と情報の共有』が欠かせない
    ー̠多職種連携とは、「情報の共有と方針の統一」がされていること
    ー̠患者さんにとって最善のケアプランをいつも考えていますか?
    ー̠情報の共有と方針の統一には、『理念』の共有が不可欠
第4章 多職種連携の基礎知識
    ー患者さんの希望を叶える多職種チームになるために
    ー̠在宅医の頼れるパートナー
     <ケアマネジャー・訪問看護師・薬剤師>
    ー̠生きがいを見つめて支える実働部隊
     <理学療法士(PT)・作業療法士(OT)>
    ー̠口から美味しく食べるを叶え隊
     <歯科医師、歯科衛生士・言聴覚士・管理栄養士>
    ー̠患者さんの生活を支える伴走者
     <ホームヘルパー・デイサービス・福祉用具貸与事務所・訪問入  
      浴介護>
第5章 多職種による在宅患者支援、5つのケース
    ー̠5つのケースを通じて、多職種による支援のポイントを紹介
    ー̠多職種チームマネジメントのコツ
第6章 『食支援』は究極の多職種連携です!
    ー「最期まで、食べたい!」をチームで叶える
    ー食支援を行うための3つの前提
    ー医療を最小限にすれば、亡くなる直前まで食べられる
    ー食支援は、患者さんの死に向き合うこと
    ー終末期でも口から食べる支援を諦めない! 
     余命1週間から復活した91歳    
第7章 多職種連携と『人生会議』
    ーどの時間でもない!毎日が人生会議だ!
     ・・・・・
    ー意思決定支援に重要となる5つのポイント
第8章 看取りの質を高めるために、多職種で実践したい8つのこと
    ①~⑧

この「たんぽぽ先生」の書籍は、多数あります。医療報酬改定の書籍は第7版まで出版されており、私はその都度購入しています。
医療系の出版物になるので、あまり多くの皆さんの目にふれない「専門書」になってしまうと思いますが、バランスよく医療・介護・家族の観点で
書かれていると思います。

そして、2020年の出版ですが、内容的には、2024年の報酬改定の内容を先駆的にというより、「当たり前に」をこれまで日頃から実践されてきた内容を綴られています。

■元書店員が熱くなったポイント
 家族に読んで欲しい専門書!
 医療保険制度・介護保険制度を知らなくても「家族が自宅で医療・介護を利用する」ことについて書いてあるので、難しい内容は読み飛ばしても(家族が)「在宅で何が行え、しなければいけないこと、専門家に任せること」の点で読めると思います。ちょっと、実用書のように購入できないですが(2800円)ネットで検索確認するより具体的です。

■相談援助職としてのポイント
 医療と介護の連携!と久しいですが、これを読んでください。
 まず、相談援助職や介護支援専門員で医療系に弱い方は、絶対に読んでくさい。「在宅!在宅!」と叫ぶ、厚労省の会議室のみなさんの議論をリアルにたんぽぽ先生が実践され、何をどのようなプロセスで専門職が「役割」を担いできるか、協力するか?が書いてあります。

 医療系の専門書で、介護関係・福祉関係の方にもかなり読みやすく制度上のルールにも触れていますので、必読の1冊!

 でも一番のたんぽぽ先生のマインドは、当事者と家族が望むことを実践し開発していくかだと感じます。専門職が職と機関がしっかりやれいば「できる」ことおおいよ!と言ってくれています。

是非、読んで頂けると読み飽きない1冊だと思います。

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