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#216 理想の相談援助スタイルは、孫悟空

おはようございます。介護のこと、生活の中での気持ちの動きを書いてます。フミオです。妙なテーマのお題です。
最近は、タイトル画を作成もしながら、noteの記事も書いているので今朝のようなタイトルをみると「!!」どうした?って、過去の自分に問いかながらデザインもしています。

今日は、ドラゴンボールの孫悟空のような仕事ができた話と効果です。

■孫悟空のイメージ


 私の50代では、孫悟空となる「西遊記」といくつか頭に浮かぶと思います。堺正章と香取慎吾の孫悟空、そして、ドラゴンボールの孫悟空の3人(妖怪、サル?)です。

今日のnoteで、活躍して頂くのはドラゴンボールの孫悟空です。((笑))まず、孫悟空のイメージは、どうでしょうか?

・とんがった頭髪
・明るく朗らかなキャラクター
・誰にでも好かれ
・戦闘力とまっすぐで清らかな正義の味方

イメージでしょうか?
私の個人的なイメージでは、強さとカッコよさにあこがれる修行バカです。そして、関心を抱くと追求する(悟空さん、たとえが酷くてごめんなさい)

私もあることで、自分本位ですが孫悟空のように、仕事で修行バカのような時期がありました。

■相談援助職が孫悟空になったわけ


 私が介護老人保健施設で勤務していた時の話になります。その前に介護老人保健施設のちょっと説明しますね。

【介護老人保健施設】
介護老人保健施設は、医療法人・社会福祉法人が運営する施設です。要介護1以上からの要介護高齢者が入所し、退院後等のリハビリテーションを受けて自宅生活を戻ることを目指すことを目的に、医師による医学的管理の下で、リハビリテーションを主眼にして、看護と介護のサービスの提供も受けます。
(主な役割)
1.包括的ケアサービス施設: 老健は、病状が安定した要介護者がリハビリテーションを受けながら、日常生活を営むことを目指す施設です。医療的ケアを含めたパッケージで、身体介護や生活援助、食事の提供などを行います。

2.リハビリテーション施設: 老健はリハビリを目的とした入所施設であり、理学療法士や作業療法士などの専門職が常駐しています。医療機器やリハビリルームを活用して、機能訓練を提供します。

3.在宅復帰施設: 在宅復帰を目指す方を支援する施設であり、一時外泊や自宅環境整備などを行います。ただし、入居期間は3~6ヶ月程度と定められています。

4.在宅生活支援施設: 退所後も在宅生活を支援する機能を持っています。家族の協力を得ながら、通所リハビリや短期入所も併設されています。

とこんなお手伝いをするところなですね。
(月並みなテキスト通りの説明でごめんなさい。)そして、孫悟空になって仕事したのが「3.在宅復帰施設」の部分です。

理由は、ある方に、「高齢者の残りの人生」をきっちりどうしたいか?確認して、その気持ちを実際に本人と家族と実現させる「選択肢をきっちり提案・努力し、実施したのか?」というような(これは、私の解釈が入っています)この仕事の覚悟を問われたのがきっかけです。

■私が孫悟空になってやったこと


 兎に角、本人・家族・スタッフ・関係者を動員して、「面談・面談・面談・・・」「会議・会議・会議・・・」「訪問・訪問・訪問・・・」の繰り返しを2018年からコロナ中も実施していました。

目標は、入所している高齢者を最低2泊3日でも自宅に戻ってもらい「家の空気と風景をみてもうらう」そこからのスタートにしましょう!そして、結局、100人の定員とスタートして2018年から利用した方、全員自宅へ戻ってくださいました。

やっぱり単純が作業ではないので、ツールの工夫から会議の内容、居宅の介護支援専門員の方へお願いからとにかくやりました。細かい工夫とその為に実行した内容は、同じ介護老人保健施設にお勤めの方は関心あると思いますが、そこはまたの機会に!

そして、全員自宅へ戻すことは、やればやるほど「障害(敵)」が現れるのですよね。

■障害(敵)の出現


 ドラゴンボールシリーズの孫悟空の敵役・・・。ピッコロやベジータ、17号、魔人ブーなどいます。ご存じの方も多いと思いますが、最後は味方になってくれた敵キャラクターです。

私の孫悟空化(修行バカの過程)は、この敵キャラのような人々との会議・面談場面での失敗や障害の取組みで・・・・「こんなことやっていみあるの?」とか、「家族がホントに望んでいるの?」、「この人(高齢者)そうするの?」などの質問や確認のパンチのあらし。

家族の方の「不安をぬぐう対応」(その場、その瞬間での判断)の繰り返しや高齢者が抱える疾病やそこからくるケアの工夫や対応などを解決に取り組んでいくこと。

そして、私の思いを展開するためのバックヤードでの会議の繰り返し、概ね3年間はかかりました。しかし、3年も経つとスタッフも入所する家族も理解をしてくれて、「気づきの対応」をしてくれて事前に情報や工夫して様子をみてくれようにもなりました。

■今日のnote


 本気な気持ちは、相手にも伝わり仲間ができることですね。その伝える過程の私の態度ややり方、気持ちがスキルやツールを生んでいく・・・。実現できるイメージができば、実現もできると実感した時期です。

たから、退職を選らんだ今にもつながるってしまうところもあるのですが(笑)

最後に、今でこそなんでしょうが・・、一緒にいて横から見ていた仲間が「つらそうだった」とも感想を人づてにきいたこともあるので・・・はたからは、大変そうだったように見えることも多かったのんだなと夢中になっていた時期を振り返ります。

一番にお伝えしたのは、やり切ったことは結果の積み重ねでしかなくて、その積み重ねの期間にこそ「私が孫悟空になっていくことできた」(いい意味で、自宅へ帰るための課題との闘いがあって、そのための修行でもあった)ということです。

■余談


因みに、介護老人保健施設は『超強化型』になりましたので・・・ノウハウも我に!仕組みもスキルも令和6年の報酬改定も仕組み的には怖くない状態にして退職しています。

但し、制度を理解していないとダメです(加算の意味と使い方)。変なコンサルより現場を動かしたからわかるコンサルができる私です。

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