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MVVは組織文化を創る!MVV制作で大切にしている3つのポイント

先日ビジネスチームの仲間と話していたら、「淳さんは文化を創っていきたい人ですよね。歴史好きだし...」的なことを言われて「他者からはそう見えているんだ!」という気づきを得た。

そして「たしかにそういう一面あるかもなぁ」と納得していたときに、ふとMVV(MISSION・VISION・VALUE)の制作について思考が飛んでいった。

自社のサービスとして明確に打ち出しているわけではないが、この1年を振り返っても10社程度からの依頼でMVV制作(または理念のリライト)を手掛けていたことに気づいた。

その経験からMISSION・VISION・VALUEを言葉にしていくことは「組織文化の一歩目と言える」ボクはそのように思う。

ということで、本記事ではボクがMVV制作に情熱を傾ける理由、そしてMVV制作において大切にしている3つのポイントを伝えていきたい。


MVVを考えているヒントになる記事

MVV制作を考えている経営者(もしくは事業承継目前の経営者候補)のヒントになる記事なので、ぜひ最後まで読んでいただきたい。


VISIONからMVVを制作していくには理由がある

MVV制作の中で、ボクが最初に手がけるのは基本的にVISION(ビジョン)だ。

ボク達人間はやりがいを求める。つまり仕事に意味を求める。

ボクにとって、意味とは「行き先」そのもので、それは「未来」のこと。

経営者の心の中に描かれた未来にこそ「意味」が詰まっていて、その意味が一緒に働く仲間や地域、市場にポジティブな影響を与えていく。

だから、ボクは経営者がどんな未来を観ているのかを軸にしてMVVを制作している。

なかにはMISSION(ミッション)の方が重要だと言う人がいるかもしれない。MVVの重要度に正解があるのかどうかはわからないけど、ボクの頭の中はこうなっている。

描いている未来(ビジョン)が存在し、その未来を創るためにどのように命を活用していくのか?つまりMISSION(使命)が生み出され、MISSIONに基づいた具体的行動が決定される。

MVVにはさまざまな解釈が存在しているから、自分がしっくりくる解釈を採用すれば良いと思う。


MVV制作に自然と情熱がわいてしまう2つの理由

MVV制作に情熱を傾ける理由は2つある。

一つはクライアントが皆、非常に喜んでくれることを知っているから。

経営者の心の中にだけあった想いと未来が言語化されてくことで、クライアントの頭も心もスッキリしていくのが制作段階から伝わってくる。

さらに、そのMVVの活用方法を伝え、一緒に従業員さんたちにワークショップ形式でMVVを伝えていくと、さらに喜んでくれる。

クライアントに喜ばれるのは、素直に嬉しい。

もう一つの理由は、MVVは暗闇の中に存在する灯台のようなもの。なので、いついかなる時も自分たちがどこに向かえばいいのかを教えてくれる存在だ。

つまり、さまざまな経営判断の迷いを打ち消してくれて、さらには日々の業務から採用に至るまで、常にその会社で働く人をナビゲートしてくれるありがたいものと言える。

このナビゲーションシステムに沿った行動の積み重ねが、文化を創っていく。文化が育まれていくと、その文化に共感共鳴している者を引き寄せ始める。

それは本当に効率的で合理的。ボクは効率的で合理的かつ、情緒のあるものが好きだからMVV制作に情熱を傾けている。


プロがMVV制作で気をつけている3つのキーポイント

MVV制作&組織への浸透というサポートが大好きなボクが、MVV制作に関して大切にしているキーポイントが3つある。

①整った状態の経営者から出てきた、純度の高い想いだけを言葉にする

未来のイメージがあまりにも乏しく、言葉にするのが困難なケースが存在している。また、やたらキレイな言葉を並べたがる経営者も少なからず存在している。

このような時は制作をスタートしない。ボクは言語化をサポートしているのであって、経営者の代わりにビジョンを観ることはできない。だからMVV制作は「本気で会社の未来を想っている人」にしか提供しようがない。

②想いの裏側にある背景を理解してから言葉を紡ぐ

ビジョンは最初、たった一人の心の中に描かれる。

描くのはもちろん「人間」だ。人間には「背景」というものが存在する。どんな想いも、その想いを抱くことになった経験が存在している。

背景を理解せず制作されたMVVと、しっかり背景を理解してから制作されたMVVでは、そこに込められたエネルギーはまったく違うものになる。

ボクはエネルギーのこもったMVVをつくりたい。

③着飾った言葉はいらない。従業員、顧客に伝わる言葉にこだわる

ボクたち人間が揉めたり不仲になったり、喧嘩したりするのは「伝わらない」が原因だ。

「伝わらない」は人間関係を悪化させるわけで、そんなMVVは百害あって一利なし。そして、経営者は最後の最後まで「伝える」ことから逃げられない。そういう仕事だと思う。(逃げてる人の逃げたくなる気持ち、わかるけど。)

だからこそボクが関わって制作する以上、社員にも顧客にも「伝わる」に徹底的にこだわって制作していたい。


緊急度は高くないかもだけど重要度は高い!それがMVV制作

MVVがなくてもお金は稼げる。

MVVがなくても明日、会社がどうこうなるわけでもあに。

ましてやMVVがなくても誰も死にはしない。

だから緊急性が高いものとは言えないかもしれない。それでも重要性が高いことを疑う余地は無い。とくに従業員数10名を超えてきたら、必ずMVVをもとにした採用、営業活動、人材育成が必要になる。


まとめ

「MVVをつくらなきゃな」と感じている経営者は、自分が心から願っていること、仕事や仲間、顧客に対する想いを整理してみて欲しい。

その想いを整理してみようとしても、最初はなかなか整理できないかもしれない。

目の前の業務、今月の売上、緊急性の高い課題はいくらでもあるし、想いの中には不純な想いが混ざっていることも珍しくない。

だからこそ、MVVを制作するには自らを整えなくてはいけない。そして、そんな面倒くさいことをしてでも、制作する価値が充分あるのがMVVだ。

✔️MVV制作を考えていて自分の想いを整理したいけど、なかなか一人では進まない

✔️想いは明確だけど、文章を書くのが苦手だ

このような課題を感じている方は、一度相談してください。
実際に制作したMVVをお見せしながら、ご相談にのります。
ご相談の連絡は公式LINEからどうぞ!

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