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コミュニティのキッカケは相手への情報提供から


どうしても人と出会いたい、人脈を作りたいと思うと、いろんな会合に顔を出したり、セミナーに行ったりします。しかし、その場でお話して”また会いたいな”と思っても、何て連絡してよいかわからない。

気軽に「飲みに行きましょう!」と言えるほど仲良くもないし、どうせなら仕事につなげたい‥‥


今日は、私がこれまで頂いて嬉しかったメールをもとにコミュニティにキッカケづくりについて書いていきます。


情報を提供する


例えば、今日初めてお会いして名刺交換を行った方がいるとします。
結構送りがちなのは、会が終わった後に送る文面。

今日はありがとうございました。○○さんのお話大変参考になりました。また今度是非ともお話聞かせてください。

この文面で嫌われることはないですが、相手の記憶に残りにくい。お互い印象は悪くないのですが、その後、何を送ってよいかわからないので、しばらく連絡を取らない期間が続き、結果として自然消滅してしまう。


私もよくこうした関係性に陥りがちなのですが、

先日、お知り合いになった40代の女性の方から、こんなメールをいただきました。

「すずたさん!先日はありがとうございました。興味深いお話ばかりであっという間の時間でした。また是非ともご一緒させてください!
そういえば、今日、仕事関係の方から○○分野の講演会のお話を聞きました。
以前お話した時に、○○のことを話されていたので、すずたさんお好きかなと思いまして。私はどうしても外せない仕事があって行けないのですが、もしご興味があれば!そのまま転送しておきますね。」

人に情報提供をすることは、非常に手間のかかることだし、提供してもほとんど行く人なんていないにも関わらず、マメに提供してくださった。
非常にうれしいですよね。

私はすぐその講演会に申し込みをし、返信を打ちました。

「わざわざご連絡いただきましてありがとうございます!‥(中略)‥早速申し込みをしました!お忙しい××さんの分まで聞いてきますね!」

そして後日、その講演会に行ったあとも、

「先日、××さんから情報提供頂いた○○の講演会、今日行ってきました!
‥(感想を述べる)‥ノートがメモで真っ黒です!情報提供いただき本当にありがとうございました。ぜひまたこのお礼もさせてください。」

と、講演会のお礼と感想を長文でお送りしました。この情報提供をきっかけに長く連絡をとったり、会ったりすることが増え、今となっては、私の大事な相談相手です。

仕事の面でいえば、新たに人を紹介してくださったり、その方が開催しているセミナーにゲストスピーカーとして呼んでいただくこともあったりと、その方を通して、ひとつの新たなコミュニティが出来上がりました。


いかに"大事にしてくれている”と思わせるか

こうした事例を通して思うのは、コミュニティをつくるキッカケは、いかに相手に”私は大事にされている”と思わせるかだと思います。

やはり、自分のことを無下(むげ)に扱う人よりも、大事にしてくれる方とまた会いたいと思いますし、その人にも何かしてあげたいと思います。

中学や高校、大学では、授業で毎日顔を合わせるので、嫌でもコミュニティができてしまいます。しかし大人になってから、コミュニティに入ろう、作ろうと思うと、どうやって仲良くなって良いかわからず、尻込みしてしまいます。仕事で多くの人と名刺交換をしているにも関わらず、です。


しかし、情報提供というひと手間だけでも、”仲良くなりたい”とか”仲良くしたい”という感情を芽生えさせることが出来ます。


たまには飲みのお誘いだけではなく、相手に有益な情報を提供してあげてはいかがでしょうか?

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