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【 #詩 】病理学的連関性


「病理学的連関性」の鐘が鳴り響く夜、ひとびとは未知の知を体験し、万物から簡素なこころを抽出する。聖なる音はそれらをつつましやかに見守っている。

 建造物は宙を舞い、天と地は反転し、すべての形象は空へと影を伸ばす。光は光速を超越し、新しい世界がやってくる。そして旧時代は夜の帳が降りるとともにその姿を消し、雨の中に溶け込んでゆく。 

 桃源郷は認識可能な領域へと顕現する。ひとびとは三日三晩影とともに踊り狂い、四日目には崩壊していく。昼と夜の営みはぶどう酒の芳香に酔いしれ、白昼夢にその座を奪われる。激昂の海洋は一切の生命の息遣いが聞こえない。暗澹、繰り返す暗澹の病。


※「自動記述」の手法によって編んだ詩です。仮名から漢字への変換、明らかな文法間違いの修正など、原文より調整を行っています。

【原文】
「病理学的連関性」の鐘が鳴り響く夜、人々は未知の知を体験し、万物から簡素なこころを抽出する。聖なる音はそれらをつつましやかに見守っている。
建造物は宙をまい、天と地は反転し、すべての形象は空へと影を伸ばす。光は光速を超越し、新しい世界がやってくる。そして旧時代は夜の帳がおりるとともにそのすがたを消し
雨の中に溶け込んでゆく。桃源郷が認識可能な領域へけんげんする。
ひとびとは三日三晩影とともにおどりくるい、4日目には崩壊していく。
昼と夜の営みはぶどう酒のほう香に酔いしれ白中むにその座をうばわれる。げきこうの海洋は一切の生命の息遣いがきこえない。あんたん、くり返すあんたんの病い。



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