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体重計に1日5回乗っているわたしのはなし

思い返せば物心ついたときから常に体重計に乗っていた自分がいる。

小学生低学年のころは身長は低め、体重も20キロ前後、どれだけ食べても体重が増えずに悩んでいた。
中学生の頃、身長は相変わらず低め、しかし体重を40キロくらいまで増やすことが出来たがちょっと増えすぎたため食事量を調整した。
大学に入り一人暮らしを始めた時も体重計を買った。
身長は170センチくらいで55キロ前後をウロウロしていた。

社会人になり、身長173センチ、体重60キロ、この体型をずっと維持することになる。

「しみずさん、やせ形ですらっとしているね」
と会う人会う人から言われる。
一方、
「しみずさん、口はペラペラ言うけれど身体もペラペラだね笑」
クライアントの主任であった40代後半の女性に一本取られる。

30代後半のころ、57キロに落ちたことがある。
「しみずさん、顔がやつれているね」
確かに頬がコケていたあの時期。
いろいろ悩みが多かったな。

会社を退職し60キロに再び戻る。
2年前からジムに通い始め、現在は62キロである。
最近、口も身体もペラペラではなくなった。

私は朝起きるとまず体重計に乗る。
トイレに行き、また乗る。
朝食を食べてまた乗る。
夜、お風呂に入る前に乗り、お風呂を出てからも乗る。

書いてみて気づいたが1日4~5回は体重計に乗っている。
なんなんだろう、強迫観念が強いのは間違いない。

朝食を食べた後、体重が63キロだったとする。
通常体重より重い。

昼食どこに行こうかなと考える。
「昨日はラーメンだったな、今日は魚が食べたいな、よしあの定食の店にしよう」
こんな感じで昼食を決めるのがスタンダートだろう。
お腹の空き具合やその時の気分、店の混雑状況、このあたりが決定要因かな。
前日のメニューや一緒に行く相手が要因にあがる人も多いだろう。

しかし私はこれらの要因に加え朝の体重を考慮する。
さらに夕食は何かも思い出す。
夕食は1週間分家なのか会食なのかも含め、決めているので明日の朝、体重計に乗った際に62キロに戻っているのかシミュレーションする。
その結果、コンビニでキャベツと野菜ジュースといった日も多々ある。

「数字ばかりを気にして窮屈な人生ですねしみずさん」
いやいや数字に追われているのではなく、追っているのだ。
自分の体重を知らずに食事をとる、貯金がいくらあるのかを分からずにクレジットカードを使用しているのと一緒だとすら思う。

「最近太ってきたっぽいな、食事を減らして体重を徐々に落そう」
と1ヶ月に1回しか体重計に乗らない人と
「今週は先週よりも3キロも増えたな、1週間後までにまずは1キロ、どうやって減らそうかな」
と1週間に1度体重計に乗る人、
「昨日よりも1キロ増えたので明日どうするか」
と毎日乗る人。

どの人が一番行動が早いか明らかである。

ビジネスも一緒だと思う。
1ヶ月終わりました、結果こうでした、なのか、
今どれくらいの位置にいるので明日はこうした方がいいよね、
どちらが行動できるだろうか。

と偉そうに書いているが、他社の数値管理は得意だが、自社の分は後回しになっていた。

今月まずは正確に数値が出る体重計を作る、そして毎日乗る、という宣言を込めたnoteでした。

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