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第3回THE NEW COOL NOTER賞食育・子育て・おいしいもの部門~9/6講評

第3回THE NEW COOL NOTER賞食育・子育て・おいしいもの部門へご参加いただいている皆様。

Norikoさん、ゆうのうえんさん、これでも母さんに審査委員をつとめていただく9月度コンテスト、応募期間は9月15日までとなっています。
どうぞ、ふるってご参加いただければと思います。

本日は、3つの応募記事へ審査委員それぞれからの講評を掲載させていただきます。
どうぞ、楽しんでいってください。

(本日の講評者)

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<講評(Norikoさん)>

「料理」は日々生活の中で、食材や調味料と人の手と対話から生まれた、生きるべき形で、「食」は生存や文化の方向を示す船の羅針盤 の
Norikoです

私個人として

たくさんシンパシーを感じる事があります。
1馬力での子育て
抱える住宅ローン
そして娘さんと叫ぶ楽しい母子家庭宣言。

当時のお気持ちを想像すると
不安や心配の渦に飲み込まれてしまいそうですが、ゆーさんは娘さんとの食事を
楽しくする工夫をたくさん実践されています。

安い。美味しい。楽しい。面白い。手間もお金もかけたくない。


この気持ち、シングルとして凄く共感しました。


見切り品のししとうをつかってのロシアンルーレット!
聞くだけでワクワクします。
楽しく無いわけがありません。

1つ口に入れる度に、お互いの顔を見合った事でしょう。
そして運悪くも辛いししとうに当たってしまった時は、ヒーヒーなりながらも、お2人で大笑いした事でしょう。

コンロ側で自分の焼きたいものを焼く
食べたいものを揚げる
お行儀よく、だなんて
それは時々ある外の顔で良いんですよね。
お母さんと一緒にお家ビュッフェが
なんて言っても1番楽しい。

いつも食べる時に笑顔があった時間を
大好きな人と共有した娘さん。
好きな人に食べてもらいたいと言う気持ちが
同じ様に芽生え、双葉を出し大きくなっていったのも、ミネストローネのエピソードから分かります。


時に失敗した料理でさえ
楽しい記憶になる事があります。
納豆コールスロー
バニラアイスが醤油と出会ったくらいの衝撃ですが、確かに想像すると思わず吹き出してしまった娘さんの気持ちが想像出来ます。

結婚式の手紙に書かれる程
それは強烈な思い出で
沢山、母娘で一緒に大笑いされたのでしょうね。


美味しいものと、美味しいもの
好きなものと、好きなものを組み合わせて
喜ぶ顔が見たい!と思ったお母さんである
ゆーさんのお気持ちが
娘さんは思い出す度におかしくもあり
嬉しかったのではないでしょうか。

食べることは幸せなこと。お腹いっぱい食べて笑顔になることの喜び。


ゆーさんは、そう書かれています。

1馬力だと、経済的な事が頭の中に常にあって
でもここだけは譲れない!って事が
あるかと思います。
その中で1番優先されるのは
お腹いっぱい食べて笑顔になることの喜びと
その時間を共に過ごす事。
そこにはプライスレスの幸せがあたたかく
ランプの灯の様に、ゆーさんと娘さんのお二人を
包んでいます。

ゆーさんは子育てを終えられ、今の地点から振り返ってこう書かれています。

娘との暮らしの中で楽しかった夕飯の時間は私が母親として、食育ってことをあらためて考えたほんの短い時間でした。

本当にそうだなと思います。
ものごとは過ぎてしまえば、ほんの一瞬の様に感じます。
食を通し娘さんと向き合い
人を育てる、つまり育児に向き合って来たゆーさん。

実は"人を育てる"の人と言うは
ゆーさんご自身だったかもしれません。

何故ならゆーさんは娘さんへ
こんなメッセージを送られています。

そして子供とご飯を食べることはとってもとっても幸せなこと、ってママは、ずっとずっと思っています。


このメッセージを読んで
ゆーさんと娘さんが過ごされて来た
笑顔とお腹いっぱいの食卓が目に浮かびました。

食卓に並べられた数々の料理
笑い声とたくさんの会話
一緒に食べる事って楽しいって気持ち。

見切り品も
頂き物の有り難い食材も
ゆーさん達の前では魔法の様に
笑顔を作る幸せに変身していた事でしょう。

娘さんと一緒に"お母さん"と言う
ご自身も育まれて来たゆーさんを、強く逞しく
そしてお茶目にも感じました。

栄養は何か
国産かどうか
原材料は何かと問う前に
食育とは何かと問われた時
私は間違いなくゆーさんの言葉をお借りするでしょう。

食育。 難しく考えないで。
美味しいね、楽しいね。
家族で食卓を囲むこと。

1馬力で奮闘する方々
子育てに疲れた方々に
ちょっとした"辛(つら)さ"も
見切り品のししとうの"辛(から)さ"と思って
ピリリと乗り切って欲しい。
そんな勇気も貰いました。


ご応募頂き、ありがとうございました😊

森羅万象の居場所を作る【Noriko】が講評しました

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<講評(ゆうのうえんさん)>

「食」はいのち、「料理」は生き方 の
ゆうのうえんです

はらっぱのりすさんは
図書館ボランティアの読み聞かせを行なっています。
そして毎年
農協青年部の方々とコラボして
幼少期から高校生までと幅広い年齢の子どもに向けて
“土地の恵み“の出前授業を行なっています。
はらっぱのりすさんのお連れ合いもまた
農協青年部の食農教育委員会のメンバーとして
牛と共にある暮らしを
伝える活動されています。

ふと
ご夫婦ともに
土地の豊かさを伝えようとする思いの
根源は何なのだろうと思いました。

『じゃがいも・酪農・牛』が地域の特産品だから?
子どもたちとの交流が好きだから?
給食を囲んで和やかな時間を過ごせるのが楽しみだから?

「この町に牛がいっぱいいて良かった」
「乳をしぼる機械にもたくさん種類があってびっくりした」

引用されている子どもたちの素敵な感想に導かれながら
読み進めていくと、はらっぱのリスさんの想いに辿り着きます。

“みんな、
この町のこと 牛のこと
もっと好きになってくれたかな“


この町を好きだ、
と思えること。
そこには
新たな価値との出会いがあり、
その視点を与えるのが
大人の役割であり
尊い命をはぐぐむ町を大切にする方法を
伝えていくのが教育の意味なのでしょう。
 

はらっぱのりすさんが行なっている出前授業には
子どもたちにとって
何気なく生活しているいつもの風景に意味を持たせ
“好き“を“守りたい“という気持ちにつなぐきっかけを作る
大変重要な役割なのだと気付かされました。

子どもたちがやがて大人になったとき
酪農王国に住んでいるからこそ受けられる授業
を学んだ記憶が
この町の恵みへの感謝に変わり
次の世代へと繋いでいくのだろうなと
思いました。

はらっぱのりすさん、素敵なお話を
ありがとうございました。

地球を居場所にする食のアグリエイター ゆうのうえんでした

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<講評(これでも母さん)>

「食」は命を繋ぐ文化、「料理」は食する為の手法 の
これでも母です

心強いタイトルに引き寄せられました。
(私のnoteのテーマと同じ!!)

更に、冒頭一行目の力強いメッセージ、
わたしは周りを頼って子育てをしてきた。』に、
周りの方が支えて下さる育児は素敵だなぁと心が緩みました。

核家族によるワンオペ育児が多いこの時代に、
そう仰ることができる方はとても少ないからです。

日本のワンオペでの子育ての多さは、
孤独な育児の多さと同義だと日頃から思っています。

パートナーやご両親にすらヘルプを出せない方が多く、
子育ての不安をひとりで抱え込み、
するべきことの多さに心が折れてしまう方を思うと胸が痛みます。


Momi紅絹さんの子育て期の
サポートメンバーの多さを羨ましく思いながら読むと、

自分一人で子育てを頑張っている。

過去にそう思い違いをしていたという一文に出会います。

子育てを経験された方なら、
誰もが一度は感じた想いかもしれません。
私にもそう思い込んでいた時期がありました。

一人で頑張る中で、娘さんの絵画教室の先生が、
吹奏楽の卒業コンサートにお花をもって駆けつけて下さったり、
英会話のカナダ人ティーチャーやその仲間たちとのイベントに参加し、
娘さんが楽しく過ごす時間を持ったエピソードが登場します。

Momi紅絹さんは、
娘さんと一緒に楽しみながら時間を過ごしてくれる方の存在のありがたさや、人の笑顔の大切さや、温かく嬉しい気持ちの巡りに気付きます。


大きな声で力強く発せられるメッセージは、
子育てに悩む方や周りに頼っている方を心から励まし、
辛さに優しく寄り添ってくれているからこその言葉。
『ひとりでがんばらなくていいんだ』
という優しさが胸に響きます。

また、『その時をお互い大事にする』には
大いに共感しました。
目の前にいる子どもに集中し、話を聞くことが
お子さんにとっては何より嬉しい時間になる事でしょう。


いま現在、辛いワンオペ生活を過ごされてる方だけでなく、
家族を大事にしたいと思っている方へ
このnoteをプレゼントしたいです。


優しく勇気づけられるメッセージをありがとうございました。

家族の居場所を作る これでも母 でした♬

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*講評は分担制としているため、必ずしも応募順に講評結果が発表されるわけではございません。よろしくお願いいたします。

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応募作品はこちらのマガジンに収録されます。
 他の参加者様の作品もお読みいただき、ぜひ、当コンテストを通して新しく知り合い、また仲良くなった、との声をお聞かせください! 皆様の縁がつながるコンテストでありたく思います。

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