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兼高貴也
2021年7月20日 10:56
この小さな箱の中には得体の知れないものが住んでいるのかもしれない。いまやこの箱一つで何でもできてしまう。 不思議な箱の中にはいったい何が存在しているのだろうか。 私はそれを覗いてみたくなった。 中に入ってみると薄暗い中でカリカリと音を立てているものがいた。 この小さな箱にすむ住民だった。私は彼に話を聞いた。「どうしてこんな小さな箱の中で暮らしてるのさ?」「ここも君たちの住
2021年6月28日 20:59
▼前回のおはなしはこちら▼ 第五ステージには良太も初めて来た。そのため非常に感情が高ぶる。第五ステージからは何度もデモニオを攻撃しないと倒せない。その上、デモニオの攻撃も強力になっている。「うわ! 強いな。厄介だな」 ブツブツと独り言を言いながらゲームを進める。しかし、ここまで来て誤って人を斬ってしまった。ゲームオーバーという文字が画面上に映し出された。「えー!? あいつデモニオじ
2021年6月22日 10:29
ゲームが大好きな男性がいる。男性の名は斉藤良太。年は二十二歳。見た目はごく普通の青年。特に太っているわけでもなく、眼鏡をかけているわけでもない。自分の部屋にたくさんのフィギュアがあるわけでもない。至って普通のどこにでもいる若者だ。彼は今日も大好きなゲームで遊ぶためゲームセンターにやって来ていた。「ラッキー! 今日は空いてるじゃん」 目当てのゲームを見つけるとゲーム機の前に腰掛けた。彼が今