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季節におさまる

頭を垂れはじめた稲穂
稲穂に挟まれた道に飛び交うとんぼの群れ
もうすぐ黄金色の風景が眼前に広がる

空気はすっかり秋
奪われたままのココロは雲の上
もうすぐ時間の流れを忘れる

思い出を振り返ることもなく
おさまりの良い季節に身を置く
悲しみに滲むこともなく受け入れる

黄昏時まであと少し
星空時までまだ時間がある
そしてぼくの足元から風は立つ


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