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「そのつもりない」のに、信頼関係が崩れる瞬間


ちょっと違う、をつくりだす
ビジネスコンサルタント
(株)風ひらく 青野まさみです。


昨日のルーティン固めの記事
の続きを....と
思っていたのですが、
朝から、考えさせられる
出来事があり別の話題です。


ちょっと長文になりますが
「知的財産」に関する、
とても大切な話をシェアさせてください。

・ ・ ・

今朝何気な~く、
スマホを見ていた時のこと

「あれ、自分のかな?」
と思わず二度見した、瞬間がありました。


画面にはたしかに自分ではなく
別の方の発信。だけれども、


私が1月3日に発していた発信物の文章構造。
中に使われるフレーズ一部も、
完全にコピペされていました。


一言一句100%一緒ではないですが
具体例の引用、絵文字の種類が同一。

そして、私以外の方の
発信も複数引用しているように
お見受けしました。
(一部には、引用元の記載もありました)


「えっ、これってコピペよね...?」
思わず、独り言を
言ってしまったぐらいです。


そのかたは面識があり、話をしたこともあり
なんでしたらお客様をご紹介したこともある方。
共通の知人も多い方。なのでまさか、
という感じでしたし
戸惑いました。

真似したくなるぐらいに
発信物の魅力を感じてくださったのかな。
でも、正直に言えばこういう使われ方はいやだな~
という自分の内側の感情もあります。


ですが、私自身の気持ち云々ももちろんですが
とてもとても気になったのは、これは、
「ビジネス上での信頼」が地に落ちてしまう行為だ...
ということの方です。


この世界には「法律」があって
発信物のパクリは「著作権違反」であり
「知的財産権の侵害」にあたります。

場合によっては
刑事罰の対象、懲役、罰金、追徴金を
取られる事態に繋がります。
ご本人にどんな意図があるかに関わらず、です。


そのことを知っておいて頂きたくて、
ご本人にご連絡をしました。
そしてその方から私の連絡に対する、
お答えも頂きました。

正直、どう受け止めてくださったのか、
本当のところは見えませんでした。


その後に、この一連の話を所属している
コミュニティのグループの中で話題にしました。

すると、社労士をされている
Yさんがこんなことを
教えてくださいました



「私も士業の人たちが多く受講する塾に参加している際
「TTP」 =徹底的にパクってOKっとは
聞きましたが、その場合には一つ条件がありました。

『知の系譜』といって
誰から学んだのかを明らかにして
伝えることを忘れないということです。

自分の考えかのように話したり伝えたりして
一時的にもてはやされてもそうした行為は、
多くの人が知るところとなる。

やがてその方は誰にも相手に
されなくなってゆくという意味で学びました。

私は自身のセミナーでは
『知の系譜』という言葉を大切にしており、
他人から学んだことは
明らかにして伝えるようにしています。」



Yさんはこの姿勢は
本当に素敵だ、と思いましたし、

知の系譜という言葉とともに
私自身も常にそうありたい、と
思ったお話しでした。


改めて発信の際には
・自分の意見としての話がこうだ。

・自分の意見ではなく聞いた話がこうだ。
はしっかりと、伝えていこう。

それが、結局のところ
文章からにじむ信頼にもなっていく。


今後私は、
自分や自分のサービスやお客様を守るために
知的財産に関する知識を増やす。
専門家と連携する体制も築く。
と決めました。

なので、すごく勉強ができた一件でもあり

今後の自分の発信に対する姿勢を
見返す、印象深い出来事
であることには変わりありません。

結果としてはお相手の方に
感謝するぐらいに
変わってきているので、どうかご安心くださいね。


何かの参考になりましたら嬉しく思います!


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