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子供の頃の運動がその後の運動習慣に繋がるのかもしれない

小さい頃の運動習慣が、大人になってからの運動習慣に繋がるのかもしれないと少し思っています。私の個人的な体験を少し書いてみます。

柔道をやっていましたが、やめた後も二日ぐらい体を動かさないと運動がしたくなるほど、運動が習慣になっています。しかし、小学生の頃は違いました。外で遊ぶよりも、部屋で段ボールを切り抜いて何かを作ったり、机でプラモデルを作ったりしていました。小学生の高学年からは、ラジオの回路キットを買ってきて、それを半田ごてで組み立てるようなこともしていました。今でも手先は器用な方です。

中学生になるとき、父親から体育会系の部活に入ることを勧められました。最初はサッカーをやりたいと漠然と考えていましたが、足の速さに自信がなかったので迷っていたところ、父が柔道を勧めてくれたのです。父は高校生の頃ボクシングをやっており、それなりに得意だったようで、夜お酒を飲むとその武勇伝を語ることがありました。父の勧めに従い、私は柔道を始めました。

中学生の頃、地元の警察署で開かれていた柔道教室にも週1回通っていましたが、私はそれほど強くはありませんでした。一方、同じ教室で小学生の頃から柔道をやっていた人は強かったですね。

高専に入ってからは、指導者が熱心な方だったので、私も熱を入れて柔道に取り組むようになりました。近くの強豪高校に練習に行きましたが、一番の思い出は筑波大学の柔道部の練習に参加できたことです。筑波に向かう車中、私たちはみんな緊張して無口でした。筑波大学の部員との実力差が大きいと、柔道の絞め技などでかなりキツい状況になるのです。しかし、筑波の柔道部には世界チャンピオンや全日本の強化選手もいたので、その方々と一緒に練習できたのは今振り返ると貴重な経験だったと思います。

私の場合、柔道のおかげで運動習慣が身に付いたことは間違いありません。しかし、その後、柔道を継続的に続けることはありませんでした。柔道をするには2時間ほどかかるので、時間的な制約があったことが一因です。加えて、学生時代に十分打ち込んだ感覚があったことも理由の一つかもしれません。また、柔道をすると極端に真剣になってしまい、それ自体がハードルになっていたのかもしれません。

柔道以外にも、スキー、ジョギング、ハイキング、筋トレ、サッカーなど、様々な運動に親しんできました。部活動は運動習慣を身につける上で大いに役立ったと思います。柔道の経験があるからこそ、今でも一般的な人よりは動けるのだと思います。この点において、父の判断は正しかったと言えるでしょう。幼少期の運動習慣が、大人になってからの運動習慣にどの程度影響するのかその統計学的根拠はしりませんが、私の場合、札幌に来てからスキーを始めた際も、体力的にきついと感じることはありませんでした。後々運動を楽しむためには、子供の頃から運動に親しむことが大切なのかもしれません

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