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消えた日記帳

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僕のスマホにはもうしばらく使われていない日記帳アプリがずっとある。 高校を卒業するときに、上京するための準備として、あとはいつか誰かと入れ替わってしまった時に備えて一言の日記をつ… もっと読む
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記事一覧

アサガオの夏2018

 2018年、大学2年生の夏、私はサークル室(以下サー室)に入り浸っておりました。その狭く汚い部屋でアサガオを育てていたことを思いだしたので、当時のツイートと写真を掘り返しながら記録しなおそうと思います。

その始まりと芽生え 正確なスタートははっきり覚えていませんが、その時仲の良かった女性の先輩(以下Yさん)が「実家からアサガオの種が送られてきたんだけど、てっぺいちゃんサー室で育ててみない?」と

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嘘をついていること

 自己紹介の時に小さい嘘をつくことがあります。正確には嘘でも本当でもないちょっと本当の嘘です。たまに純度100%の嘘もつきますが、「ハワイ出身で5歳の時に日本に来た」というやつで、今まで一回もウケたことはないし、なんならすんなり受け止められるから即「ごめんなさい嘘です冗談です」と言わなければならないから、無駄でしかない。

 ライブで初めて共演する方や曲間のMCなどで「2019年の5月に初めてライ

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ぼく と 星野源

以下、駄文

 2011年のとある日、父親が音楽雑誌を買ってきた。表紙には長期療養から復帰しアルバムをリリースしたばかりの桑田佳祐がギターを抱いて座っていた。その時僕は小6、もうすぐ中学になろうかという頃だった。その裏表紙に灰色のスウェットを着た男の人がシングルをリリースするという広告が掲載されていた。その時はなんとも思っていなかったが、振り返ればそれが僕と星野源の出会いだったらしい。

 その音

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同窓会に行った話

僕の中学時代はなんだか可もなく不可もなくどちらかというと不可の方が多いぐらいのなんとも言えないものだった。

ただひたすらに音楽が好きで唇が切れるまでサックスを吹き続け、たまに・・・いやなにかにつけて部員とぶつかったりしていた。・・・うん。不可しかなかったわ。楽器だけ吹ければそれで満足だった僕VS「ちょっと男子ぃ!」系とにかく真面目にやりたい女子の争いに終わりはなかった。

中でも同じサックスパー

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