「美は細部に宿る」と言われるように、建築にとって細部の納まりはとても大切です。

優れた材料を用いても納まりが雑なだけで残念な建物になってしまいます。

ここでは細部にまでこだわり抜いている、本当に美しい建築を紹介したいと思います。

私自身も建築の設計者であり、住まう人や利用する人、建物の周囲の人達からも美しいと思われる建築をつくりたいと心がけています。

そのような理念をお持ちの方にはとても勉強になる建築作品です。

◇藤田美術館

大阪城北詰駅の改札を出るとすぐに出会える藤田美術館です。

美術館と聞くと駅から遠い自然豊かな場所にあるイメージがありますが、藤田美術館のように駅近にあるとアートが身近に感じられるのでとてもありがたい！

低層の建物なのでこじんまりとたたずんでおります。

道路側はガラス張りになっているので内部を見渡すことができます。透明感のある美術館って素敵です！

納まりが美しく、ガラスの継ぎ目も柱位置に合わせてつくられていたりなど、細部にまでこだわり抜いた納まりとなっています。

浮遊感があり簡素なエントランスホールは、邪心を省き、心の中に余白を生み出してくれるようです！

忙しい日々の中で心にゆとりが欲しいときに訪れてみると、何か発見することができるかもしれませんね！

◇福田美術館