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川柳 一日一句 15日目〜21日目

一日一句を目標に始めた川柳、3周目の15日〜21日のまとめです。
川柳を始めた理由は、以下の3つです。

1.頭の体操
2.制限された状況で無限の情景を読む日本語の奥深さ(M)
3.SNSに川柳を投稿している方があまりいない。
 日本の伝統はぼくが守る! という謎使命。

今週は前半は先週に続き哲学者について触れること、後半は自然をテーマとしました。

(ちなみに、8日目〜14日目)

15日目 令和3年2月25日

「翻訳か 西田幾多郎 難解だ」
(ほんやくか にしだきたろう なんかいだ)
母国語で読んでも難しい西田幾多郎。『善の研究』で統一に向かっていきましょう。
主客合一。客体も自分ごととして捉えると、それはそれは世の中善くなると思う。主客と客体との区分を無くす、主客合一。初めて読んだときはスピリチュアルに見えたけど、善の中心に境界線を無くす考えはかなり実践的だと思う。長くなりそうだからこの辺で失敬、京都の皆さま。

16日目 令和3年2月26日

「ジョン・ロック あなたの課題 無限大」
(じょんろっく あなたのかだい むげんだい)
現代が第2次世界対戦の戦勝国の延長上、つまり、帝国主義の勝者の延長上にあるとするならば、起源は18世紀の市民革命に遡ることができましょう。各種革命に影響を与えたジョン・ロックを超えない限り、人類が次のステージに進むことはないでしょう。もしマルクスが現代を生きていたら、社会主義はまた違った道をたどったのでしょうか。

17日目 令和3年2月27日

「憧れる ロックで足りず ストレート」
(あこがれる ろっくでたりず すとれーと)
一つ上のロックとは別物です。こちらはお酒の話です。
その昔、ストレートでウイスキーを飲むことに憧れる少年がいました。そして、30も過ぎた頃、その憧れが日常になりました。ぼくのことです。

18日目 令和3年2月28日

「本を読み 知識蓄え 忘却す」
(ほんをよみ ちしきたくわえ ぼうきゃくす)
読書は「忘れる」前提で向き合う姿勢がちょうど良いと思います。脳みそはよくできているようで、必要なときにはビビビッと思い出します。
だから、たくさんの思想や物語を頭にいれることが大切です。なんでも検索したらすぐに答えが見つかる時代だからこそ、「自分の頭で検索できること」「頭の中の知識をつなげること」には価値があります。

19日目 令和3年3月1日

「爆音だ 春一番だ 弥生さま」
(ばくおんだ はるいちばんだ やよいさま)
ここから3月です。とてつもなく風が強い1日でした。春一番は2月上旬に終わっていたようですが、3月が春の始まりを叫んでいるような1日でした。

20日目 令和3年3月2日

「突風だ 一日遅れ 取り返せ」
(とっぷうだ いちにちおくれ とりかえせ)
3月1日に続き強風でした。一番手に乗り遅れた風が挽回しているような感じ。この勢い、負けてられない!!!

21日目 令和3年3月3日

「ひなまつり 男ばっかり 縁がない」
(ひなまつり おとこばっかり えんがない)
ぼくは三人兄弟の長男、いとこも男ばっかりだったから、からっきし「ひなまつり」に縁がない。パリピではないけど、まだハロウィーンのほうが縁がある。
令和でみると、333、だったのですね。ゾロ目ひな祭り。
そして、一日一句も21日、つまり、三日坊主7人分に到達しました。

それから

夏目漱石ではありません。もちろん、親友の正岡子規でもありません。
一日一句の川柳、365日はやり抜きたい。サボったらごめん。
直接的に言及しない、含みのある川柳を詠めるようになりたいですね。
応援してくださる方、川柳詠みとしての智葉哲三の成長を見守ってくださる方、感謝申し上げます!! いや、応援いただけると昇天する勢いで喜びます!
次は、4周目、やりきれば1ヶ月を披露できるように世の中切り取ります。
曜日をテーマにして詠む予定。

おわり

■4週目(乞うご期待。やりきれば1ヶ月!)

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