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命あればこそ

2011.03.11
忘れられない日です

人生最大の絶望、悲しみを
目の当たりにした日

たくさんの人の祈りが
届かなかった日

私は産まれてから今まで
常に側には海がありました

海がない生活なんてした事がありません

私にとって海は
大切な人との思い出が詰まった
掛け替えのない場所です

でもあの日、たくさんのものを
奪っていきました

絶望している人達を見て
私は何を思っていたんだろう。
正直思い出せません

ただただ、全てが怖かったです。

みんな余裕がなく
いっぱいいっぱいでした


これから必ず起きると言われている震災

何を備えるべきか

言い出したらキリがありません

あったら良かったなって物を書き出したら
たぶん終わりません

だって、いつどこで被災するか
わからないのが震災

いつも、どこででも
防災グッズもってませんよね?

我が家もありますよ、防災グッズ。
だけど家にあるので
地震が起きた時家に居なかったら
なんの意味もないんです。

もし家に居たとして
突然のあの揺れに
防災グッズ持たなくちゃ!なんて
考えはたぶんできません。

だから私が言いたいのは
グッズを揃えるよりも
知識を備えて欲しいんです。

何が必要か じゃなくて
何をすればいいのか
何が危険なのか
どうしたらいいのか

私は子供達によく言っています

何も持たなくていい
命より大切な物なんて
ひとつもないんだよ



生きてさえいれば、大丈夫。

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