見出し画像

壮大な世界設定を素直に楽しむ「2312 太陽系動乱」

<SF(82歩目)>
読むと、何故か「星を創る者たち 谷甲州」を思い出させた。それくらい、「水星」にかかわる描写がリアルです。

2312 太陽系動乱〈上〉
キム・スタンリー・ロビンスン (著), 加藤 直之 (イラスト), 金子 浩 (翻訳)
東京創元社

2312 太陽系動乱〈下〉
キム・スタンリー・ロビンスン (著), 加藤 直之 (イラスト), 金子 浩 (翻訳)
東京創元社

「82歩目」は、キム・スタンリー・ロビンスンさんの作品で、「レッド・マーズ」「ブルー・マーズ」「グリーン・マーズ」3部作のような作品かと思ったら、それは違っていました。

よりエンターテイメント寄りです。
それ故に、壮大な設定が目に浮かぶように読めます。

そして、昨年読んだ「未来省(The Ministry for the Future)」にもつながるのですが、キム・スタンリー・ロビンスンさんの考える未来像の世界が展開されます。

つまり2312年までの300年間の未来予想です。色々な革命あり。とてもリアルです。
これらの激動の300年の先に、この世界がある。。。
と思ったら、何としても見たくなりますね(ただ、残念ですが見る事はできない)。(笑)

SF作品ですが、それだけに終わらないキム・スタンリー・ロビンスンさんらしい作品です。

私は、水星で「サンウォーカー」したいです。(笑)

#読書感想文 #わたしの本棚 #2312 #太陽系動乱 #キム・スタンリー・ロビンスン #ロビンスン #加藤直之 #金子浩 #東京創元社 #インタープラン #惑星間警察 #キューブ #量子AI #宇宙エレベーター #ポストヒューマン #テラフォーミング #常温量子コンピュータ #海面上昇 #SF #SF

この記事が参加している募集

読書感想文

わたしの本棚

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?