ポストヒューマン

シンギュラリティ:機械(わたし)は最愛のあなたの夢を見るか?

内容紹介

技術的特異点(シンギュラリティ)の世界は、悲劇で始まった。
人類の「進化」を掲げる狂信者たちのテロで、それまでの人類の社会は壊滅してしまう。ネットの中で生き残った知性体たちは、新しい世界の支配を巡って二つの派閥に分かれた。従来の人類の生き残りを「資料」として支配する、《集合体》。それに反旗を翻し、人々の解放を目指す《連合》。彼らは変幻自在のナノマシン兵器を繰り出し、相争う。

世界の激

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ありがとうございます! もっとスキだらけになりたいです!
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環境は私を含む

うまくいかないことを外部の環境のせいにしてしまう。
社会のせい、経済のせい、会社のせい、誰かのせい……。

この人新世のこれだけ環境問題が叫ばれる、グローバルに相互につながりあった現在の世界において、自分にとってうまくいかないことを、そんな風に自分以外の外部のせいにしてしまえるなんて、どれだけ考え方が保守的で時代遅れなのだろうかと感じる。平成が終わろうとしている状況で、昭和のにおいがプンプンする(

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共創関係やエコシステムそのものが新たな主体となる

1つ前のnoteで紹介した、ロージ・ブライドッティの『ポストヒューマン』。

その記事内でも紹介したとおり、現在の行動に情報化したグローバルな社会環境、人新世という新たな段階に突入している地球環境においては、もはや「人間」という枠組みの有効性が失われ、ポストヒューマンの新たな枠組みにおいて考え、行動することが求められていることを著者のブライドッティは指摘する。

ブライドッティが言うように、僕らは

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ポストヒューマン/ロージ・ブライドッティ

"わたしたちは実際にポストヒューマンになっている。あるいはわたしたちはポストヒューマンでしかない。"

しばらく前から明確に、いまの時代にあったことをしたいし、いまの時代が必要とすることをするべきだと思うようになっている。そんななか、このロージ・ブライドッティの『ポストヒューマン 新しい人文学に向けて』は、いまの時代に何を考え、何をなすべきかを問うための1つの方向性を提示してくれる1冊だった。

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“未来を見据えたファッション”とラグジュアリー

NYに始まりパリで終わる19-20年秋冬のコレクションサーキットで最も大きな話題になったのは、やはりカール・ラガーフェルドの死去。「フェンディ」や「シャネル」を長年にわたって手がけた最も偉大なデザイナーの1人だ。彼が過去に手がけていた「クロエ」のショーでは当時の彼の写真がインビテーションに用いられ、「シャネル」のショーでは1分間の黙祷が行われた。

カール・ラガーフェルド(Karl Lagerfe

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ローマ百景Ⅱ/マリオ・プラーツ

最近、オードリー・ヘップバーン主演の『ローマの休日』をはじめて、ちゃんと観た。もちろん、このマリオ・プラーツの『ローマ百景』を前回紹介したⅠに続いて、このⅡを読んでいたからだ。

1967年に刊行されたⅠに続く『ローマ百景Ⅱ』は、1957年に書かれた「ローマの至宝の芸術」から、1976年に書かれた「ヴィッラとカステッロ」までの『イル・ジョルナーレ・ヌォーヴォ』紙などに掲載された書評を集めて1977

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面白い仕事をつくる

200本目のnote。
1年と3カ月ほどで到達。まあまあのペースで更新できてるのかなと思う。

さて、1つ前の「知ることと創造と。」といnoteで、僕自身、仕事をする際に大事にしてることは「自分自身で力が湧いてくるような環境を整えること」だと言い、具体的にはどういうことをしているといえば「取り組む仕事を面白いものになるようデザインした上ではじめること」だと書いた。

もうちょっと、そのことについて

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マッチポンプという愚行の解決には  シンギュラリティという夢想が必要だ

本題に入る前に、私は本当に自分自身の能力や「障がい者として過ごした(必要だったのかも知れないけど)15年という無駄な時間」に対して、強い苛立ちを覚えます。こんな記事書くくらいなら、私が(出来るのであれば)この世界を変えるための実践をしたほうがマシだからです。

しかし、いまはこれが「今できる実践」だと思い、出力します。

社会問題は「ビジネスモデルが成立する前に、社会で何とかしてさっさと消す」のが

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人間はそんなに優秀ではない

物の数が少ないのが美しいのではなくて、あるべきものがあるべきところにある状態が美しいのだ。デザインやレイアウトも然り。
ミニマリストとは単に物を持たない人ではなく、「でもそうやって人間が完璧に管理できるものの数って、実はそんなに多くないよね」という主義者のことを指すのだろう。

シンプルな思考は礼賛されるべきだが、実はそれは「多くのものを管理できるほど人間は優秀ではない」というひとつのシニカルな答

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