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「固定電話が危ない!」・・・その2

警察庁が呼びかける「固定電話が危ない」の続きです。https://note.com/cyo99/n/n40e55f95d56c

前回記載したほかにもいろいろあるので、代表的な最近多い詐欺のパターンを掲載します。
引っかからないようにしましょう。


|「後期高齢者医療制度改正」に関する詐欺

後期高齢者医療制度が改正され、令和4年10月1日から後期高齢者医療における窓口負担割合が見直されました。

後期高齢者医療制度の改正の詳細 → 厚生労働省ウェブサイト内の「令和3年度制度改正について(後期高齢者の窓口負担割合の変更等)」

窓口負担割合見直しの対象となる方で、高額療養費の口座が登録されていない方には、すでに自治体等から高額療養費の口座登録のため申請書が郵送(登録済みの方を除く)されている。
しかし最近、この「後期高齢者医療制度改正」を理由口座番号やカードの暗証番号を聞いたり、通帳等を預かるというような趣旨の電話が自宅の固定電話にかかってきているという。

厚生労働省や自治体等が、
○ 電話や訪問で口座情報登録をお願いすることや、キャッシュカードや通帳等を預かること
○ ATMの操作を依頼すること

は絶対にない。

不審な電話等を受けた際は、最寄りの警察署や警察相談専用電話「#9110」等に相談を!https://www.npa.go.jp/safetylife/seianki31/tokushusagi/kokikoreisha.jpg

|ワクチン接種に関連した不審電話

新型コロナウイルス感染症のワクチン接種に関連し、一時金や予約金等の名目で現金を要求する不審電話が発生しているという。

 警察庁で把握している不審電話の例として

○ 保健所職員を名乗る者から電話があり、「高齢者を対象にワクチン接種ができます。」、「それには一時金が必要です。」と現金を要求された。

○ 製薬会社社員を名乗る者から電話があり、「ワクチン製造会社と連携しており、事前に申し込めばワクチンを打つことができます。」、「予約金が必要です。」と現金を要求された。

というものがあるという。

このような不審な電話等を受けた場合には、住所、氏名等の個人情報は答えず、電話を切って家族等に相談したり、最寄りの警察署や警察相談専用電話「♯9110番」等に相談を!

|預貯金詐欺やキャッシュカード詐欺盗が多発!!

近年、警察官や銀行職員等になりすました犯人が、「口座が犯罪に使用されている。キャッシュカードを交換する必要がある。」などと言い、キャッシュカードをだまし取ったり、キャッシュカードを封筒に入れさせた後、隙をみて別のカードとすり替えるという特殊詐欺が多発しているという。

警察官や銀行職員等がキャッシュカードを取りに行くことは絶対にありませんので、不審な電話がかかってきたら、電話を切断し警察へ連絡しよう。

|マイナンバー制度に便乗した詐欺!

「マイナンバー制度」に便乗した不審な電話等にも注意を!
「マイナンバー制度」に便乗した不正な勧誘や個人情報を聞き出そうとする事案が発生している。
「マイナンバー制度」についての電話やメールなどがあった場合には、だまされないよう十分注意するとともに、警察への通報、相談しよう。
詳しくは⇒ 
「マイナンバー制度」に便乗した不審な電話等にご注意ください!https://www.npa.go.jp/safetylife/seianki31/tokushusagi/mynumber.pdf

|特殊詐欺被害者が現金を送付した住所の公表している
「宅配便等で現金を送れ」と求められるのはすべて詐欺だといっても良い。
警察庁では、特殊詐欺被害者が現金を送付した住所を公表しているので不安のある人は確認を。
この種電話があったときは、現金を送ることなく、最寄りの警察や警察相談専用電話(#9110)へ相談を!

おわりに

以上記載したように、実にいい加減な特殊詐欺の手口なのだが、電話を受けた本人、渦中に入るとついついその気になっちゃうようだ。
詐欺師の話術のさることながら、人の心理状態をうまく付いている。
まさに祈祷師か心理学者?
皆さんやそのご家族の方々が詐欺被害に遭わないように家庭内での情報共有をお願いしますね。

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