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損害保険募集人という仕事は?


|損害保険募集人ってご存じですか?

損害保険とは、「自動車保険」、「傷害保険」、「個人賠償責任保険」などといわれる万が一の損害賠償責任等に備える保険を包括していいます。

そして損害保険募集人は、損害保険商品の知識を十分に備え、、保険会社や保険代理店などで顧客のニーズに沿った損害保険商品を提案し、加入を募集・販売することができる職種ということです。

「できる」と書いたのは保険業法等の規制で、損害保険募集人という資格試験に合格しないとその職に就けない。

損害保険に相対するのが生命保険、そして生命保険についても「生命保険募集人」という資格が必要になるんです。

|損害保険の種類

損害保険の種類としては、火災保険や地震保険、傷害保険、個人賠償責任保険、自動車損害賠償責任保険など。

商品としてはまざまな種類があり、顧客のライフスタイルや考え方などに沿った商品を提案する能力が求められ、損害保険の営業、手続きなどのエキスパートであり、保険商品の提案、販売から手続きまでトータルで業務を行います。

(損保協会HPより転載)

|資格取得方法

損害保険募集人になるには、一般社団法人日本損害保険協会が実施している「損保一般試験」に合格する必要があります。

生命保険募集人は一般社団法人生命保険協会が実施する試験に合格する必要があります。

また、損害保険募集人と生命保険募集人は、それぞれ独立した個別の資格であり、生命保険を販売するには、生命保険募集人の資格、損害保険を販売する場合には損害保険募集人の取得が必要です。

両者を販売するときは生保、損保の両方の募集人資格が必要になります。

|損害保険募集人の就職先

損害保険募集人の主な就労先は、損害保険会社と損害保険代理店
保険会社とは、保険商品の開発、販売を行う会社のこと、一方、損害保険代理店とは損害保険会社から保険商品の販売を委託された会社のことです。

|専属と乗合代理店

一社の保険商品のみを取り扱う代理店を「専属代理店」といい、
複数の保険会社の保険商品を取り扱う「乗合(のりあい)代理店」に分類されています。

損害保険の代理店は内閣総理大臣から交付される免許がなければ業務を行えません。
また、自動車関連業や不動産業で損害保険の代理店となっている場合もあります。

(損保協会HPより転載)

|試験の概要と受験方法

損害保険募集人になるための損保一般試験は一般社団法人日本損害保険協会が実施しています。損保一般試験は、保険商品の重要事項の説明を不備なく行えるだけの知識があると証明するために受ける試験です。

損保一般試験には、基礎単位と商品単位(自動車保険、火災保険、傷害疾病保険)があり、基礎単位に合格した上で、取り扱う保険商品に応じた試験に合格する必要があります。
自賠責保険、原子力保険、海上、運送保険のみ取り扱う保険代理店に勤める場合には、受験は任意となります。

更新があるある

筆記試験は絶対評価となっており、基礎単位、自動車保険単位、火災保険単位、障害疾病保険単位それぞれ合格基準は70点です。試験は月~土曜日(年末年始、祝日を除く)に行われています。
試験方式はCBT(コンピューター試験)で、単位ごとに5年間の更新制となっています。

(損保協会・損保代理店試験サイトより転載)

|まとめ

損害保険募集人として損害保険の提案や説明、契約などを行うには、損害保険募集人の試験に合格する必要があります。
キャリアアップを目指すのであれば、ファイナンシャルプランナーや生命保険募集人などの資格と掛け合わせ、希少価値を高めることを目指すことが必要。
損害保険募集人は大変な仕事ですが、リスクに備える保険商品を適切に提案する責任とやりがいのある仕事ですね。


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