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ひな祭り 山なれば富士、白酒なれば豊島屋

3月3日の今日はひな祭り。
女の子の成長と幸福を祈るために、雛人形を飾り、桃の花やひなあられ、ちらし寿司などの楽しむ日ですね。
多くの家庭でひな祭りを祝う人も多いと思います。

ひな祭りの起源中国の「上巳の節句」で旧暦3月3日に行われる季節の行事で、水辺で身を清め、邪気を払う習慣がありました。それが日本に伝わり、日本の人形信仰、(紙や草を材料として作った人形で体を撫でて穢れを人形に移して祓い、その人形を川や海に流す風習)合わさり「流し雛」から現代の人形を飾るひな祭りへと変わっていきました。

さて、そんな江戸時代。
江戸の町ではひな祭りに多くの人が白酒を飲んでいました。

今では、ほとんどの人が知らない白酒。
もち米とみりんを石臼でひいた、白く濁った甘いお酒です。

中国の「上巳の節句」で中国ではこの日にも桃の花弁を入れた桃花酒(とうかしゅ)を飲む習わしがありました。
しかし、桃花酒は日本人の口に合わなかったのか白酒を飲むように変わっていたったでした。

当時、白酒がどれだけ人気だったかというと、
文化年間に成立した『諸国風俗問伏答』によると「雛祭りには白酒」と答える藩が多かったり、雛祭りが近づくと白酒売りが「山川白酒」と書いた桶に赤い布をかけ、その桶を天秤棒で担いで売り歩く姿が見られたくらいでした。

ひな祭りに白酒が欠かせない時代に、もっとも人気があったのが、現代でも屋守や金婚を販売している豊島屋の白酒でした。

記事のタイトルにあるよう
「山なれば富士、白酒なれば豊島屋」
と謳われるほどで、白酒は発売初日の1400樽(10800リットル)が昼頃には売り切れるほどの人気でした。

江戸名所図にも描かれるほどの人気です

ということで、現在でも豊島屋が2月から3月2日までの期間限定で販売している白酒を買ってみました。

容量 180ml アルコール分 7度で680円です。

ひな祭りのラベルが可愛いです。

お酒はドロッとしています。
味は、とにかく甘い、和菓子のような甘さです。
白酒とは全く違う味わいと甘さです。

皆様も、次回のひな祭りに機会があれば飲んでみてください。


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