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この世で一番美味しいもの何ですか?

徳川家康と家臣たちが美食談義を繰り広げていた時の話です。

「この世で一番美味しいもの何か?」

というテーマで「鯛の膾(なます)が美味い」だの「鶴の吸い物が最高」だの「焼き鳥は雉に限る」と家臣たちが口々に自分の好きな物を上げて、美食談義に花を咲かせていました。
そんな中、家臣の一人が家康に同席していた側室のお梶の方に
「お方様、一番美味いものとは、何でしょうな?」

と問いかけるとお梶の方は

「それは塩であり、塩がなければどのような料理も味を調えられず、おいしくできません」
と答えたそうです。

その答えを聞いた家康は
「それでは一番まずいものはなにか」と尋ねると

お梶の方は
「それも塩であり、どんなにおいしいものでも、塩を入れすぎたら、食べることができません」

と答えました。

家康はこの答えを聞き、「なるほど、天下を治めるのも同じようなものだな」と感心したと言われています。

『徳川実紀』東照宮御実記付録巻十八より。

塩は、味覚の基本となる五味の一つであり、料理の味を調える上で欠かせない調味料です。


多く入れても少なくても料理はおいしくありません。

天下を治めるのも美味しい料理を作るのも丁度よい塩梅が大事ということですね。

また塩は、生きて行く上でも必要な調味料です。

なにせ塩抜きなんていう拷問もあったくらいですから。

そんな塩は海水と岩塩から取り出されますが、産地や製造方法で味わいが変わってきます。

皆様の中にも料理によって使い分けている人もいるんじゃないかと思います。

かくいう自分も料理によって、その日の気分で使いわけたりします。

普通の料理の時はお気に入りの沖縄の塩。
キレが欲しい時はイタリアの塩。
などなど。

そんな中で私が一番お気に入りなのがパハール岩塩です。

まろやかな旨味が欲しい時は、パハール岩塩を使っています。

パハール岩塩はどういう塩かというと、パキスタンで採掘されると6億年前の海水が元となる岩塩です。
この中で特に濃いピンク色の、最も食用に適した物(薄すぎるものはナトリウムが多く塩辛く、紫がかったものは食用に適さないそうです。)を日本国内でで選別・洗浄からパッケージまで行い販売されています。

ネットで、たまたま目にして購入してからずっと愛用しています。
これを最初に使った時に、こんなに味が変わるのかと驚きました。

塩の世界は奥深い物。
色々な塩を試して自分のお気に入りを見つけて料理をするのも楽しいものです。

皆様もお気に入りの塩を見つけてみてはどうでしょうか?


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