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記録魔になる、という話

とにかく今年は記録魔になろうと決意した。

いや、別に遅ればせの新年の抱負というわけではない。

やろうと決めたことが実現できない。人類共通の悩みだ。減量しようっつって、昨年の2月から約一年経過した結果、85キロくらいから78キロくらいに減量した暁にリバウンドの憂き目にあい現在81キロ〜82キロくらいに体重を戻している。ふん。

いい大人なのに提出物の締め切りを守ることがなかなかできない。

お金をどれくらい使っているか、きちんと把握していない。

んんん、書き出せば書き出すほど中学生かよ、と悲しみに打ちひしがれる。

もう43歳。そう、43歳だ。もう少しなんかちゃんとしてるもんなんじゃないの?と42歳の時も思っていた。なんなら35歳くらいの時も思っていたような気もするし、多分27歳くらいの頃も思っていたんじゃなかろうか。でも、うまくいかない。

そういえば小学6年生の時。我が家では、というか正確には正月に母方のじいちゃんばあちゃんの家に集まった時の話なのだが、お年玉をもらう時、必ず新年の抱負を親戚一同の前で述べなければならなかった(よくあるでしょう?)。小学6年生のあたしは堂々と「忘れ物をしない!」と宣言し、周囲の大人に呆れられていた記憶がある。忘れ物癖は本当にひどくて、ランドセルの中身を全部忘れて空っぽのランドセルだけを何事もなかったかのように学校から持ち帰ってきたり、毎日配られていた学級通信を一枚も自宅に持ち帰らず全部机の中にぐしゃぐしゃに突っ込んだまま忘れ、学校からの音沙汰が何も無いことに不満を持った母ちゃんが担任に「学級通信の1枚くらい配らないんですか?」と問い合わせたところ「毎日配ってます」と言い返されたそうだ(マジごめん母ちゃん)。

いろんなことを忘れる。人間は忘れる生き物だ。だからしょうがないじゃないか。そうやって生きていこう。

なんてやってるから、リバウンドもするし提出物の期限を守れないしお金がどっかに行っちゃうんだ。

でも、あたしはもう43歳だ。43歳にもなると、「人間の意志がいかに弱いか」ということにはびっくりするほどの固い確信がある。そう、人間の意志は弱い。いや、「人間の」などと簡単に一般化してはいけない。あたしの、あたしの意志が弱いのだ。

だから、あたしが何か意志が必要な何かに取り組もうとする時には、逆説的だが、「意志に頼ってはいけない」のである。

違う記事でも書いたことだが、そういう時には固い意志ではなく「ルールと仕組み」が必要なのだ。ではどうするか。そう、記録魔になるのである。以下はあたしの具体的な取り組みである。恥ずかしいので有料部分に隠す。

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