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 トランプ氏は多様性もSDGsも嫌い

 もしトラ、「もしもトランプ氏が再選したら」、現在のアメリカの多様性と環境を守る活動は中断される。トランプ氏は自国民優先の政策を主導する。

 DEI(多様性・公平性・包括性)については、ハーバード大で黒人として初めて学長となったゲイ学長が、学内の反ユダヤ主義を黙認したり、論文の盗作の疑いがかけられたりなど、米国の間で疑念が広がっている。黒人や女性を過剰に優遇するのは「逆差別」だとして、この流れはトランプ氏にとっては追い風となる。
 
 SDGsは、欧州が優位に立ちたいがための政治的な取り組みなので、トランプ氏の姿勢には賛成だ。欧州のEV施策も、EVがアーリーアダプターに行き届いたせいか、販売台数は伸びていない。

 トランプ氏は、大統領に就任したら、「DEIを終わりにするつもりだ」「化石燃料掘削を拡大する」と宣言している。

 トランプ氏の就任は、日本の自動車業界には有利に働くと考える。トヨタはこの流れを読んでいたのか、EV事業にはあまり取り組んでいない。トヨタはカーボンニュートラルに向けた現実的な施策としてエンジン車を重視している。

 日経平均株価が史上最高値となった今年、日本に対する追い風はさらに強く吹くかもしれない。

 参考文献
日経新聞(2月21日)
産経新聞(2月4日)

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