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臨床のPitfall 退院に向けて ③

うどん県OTのだんです。
臨床現場でときおりおちいるPitfall(落とし穴)について考えたことをまとめていく「臨床のPitfall」シリーズです。
主に経験則なので、エビデンスなどがあるわけではありませんのであしからず。

退院に向けて ③

退院に向けて色々な準備がありましたね
では、退院に向けて動き出す時期はいつでしょう?
今回はその時期等について考えていきます。

退院相談の時期

症状が安定してきた時期に相談になるのでは、と思われがちですが、本来の退院相談の時期は、入院時から始まっています。
「はやっ!」
と思われる方も多いと思いますが、入院した時点で退院に向けて関わっていかなければ退院の時期は遅くなります。
ご病気になって入院して、様々な評価をしていきます。

  • 麻痺の程度はどうなのか?

  • どこまで動けるのか?

  • 障害は残るのか?

  • 残るのであればどの程度なのか?

  • いつまでに、どれくらい動けるようになるのか?

これらの評価合わせて生活環境のチェックも行います。
ご家族の有無や同居の有無、賃貸or持ち家などなど。
このように、身体状況と生活環境といった情報と入院期間等を含めて考えて、予後予測がたってきます。
そして、これらは患者さん・Dr・Ns・MSW・PT・OT・ST・ご家族も含めて相談して決定します。
入院時からすでに退院の準備は始まっているわけですね。
もちろん、症状によっては予測が立たないこともあります。
その場合は、症状が安定してから再度検討になります。

あらためて勉強です📚

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