新規就農したい人に向けて①〜農業をはじめる前に〜

新規就農して約10年。
生きてるのか死んでるのか分かりませんが、何とかやっております。
僕自身、農業経営を上手くやれているわけでは決してありません。
が、今まで経験してきたこと、聞いたこと、こうしたらもっとスムーズに売上があがったんじゃないかなぁと考えたこと等を記そうと思います。
将来、新規就農したい人がこれを見た時に、お役に立てれば嬉しいです。

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農業がしたい!
と思っても、当たり前ですが、農地が無ければ基本的には農作物はできません。
祖父母や親戚に農家がいれば、話は早いと思いますが、僕のように、身内に農家がいなければイチから探さないといけません。

インターネットで調べると、「行政の窓口に相談し…」とあります。
でも行ってみると、いろいろ根掘り葉掘り聞かれ、最終的にただただダメージを喰らって戻ってくる人がいるようです(僕は最初にそこを通ってないので、あくまで伝聞です)。

根掘り葉掘りの内容はおそらく
「どんな農業がしたいの?」
「何作りたいの?」
「どう売りたいの?」
「いくら収入がほしいの?」
とかだと思います。
これらは大事なことなので、考えておく必要はあります。
実際就農したら変わるかもしれませんが、変わったら変わったで問題ないです。
「それは机上の空論だ」と言われても、農地がなく作れない以上、空論しかできないと思います。
が、本やインターネットで調べられることは調べましょう。
ちなみに就農前の僕は「小麦の食料自給率が低いから、小麦を作りたい」でした。
立派な就農動機ですね(笑)
今現在小麦は、麦藁細工をするために、畑の隅に妻がほんのちょっと作付けしているだけです。

話が逸れました。

「調べられることは調べましょう」と言いましたが、農家さんの生の声を聴くのもアリです。
ただ、当たり前ですが、農家さんも仕事をしています。ちゃんとアポを取ってから伺いましょう。
あとは費用はいりますが、農家さんが開いている農業体験や農業塾に参加するのもいいと思います。
これだと作業の合間に話がしやすいですし、作業をしてみて本当に自分にもできるのか分かります。そして栽培方法が分かるのと収穫物がもらえるのも魅力的ですね。
僕は農業体験に参加し、主催の農家さんに「農業がしたいんです」と言ったのが始まりでした。
援農に参加する方法もありますが、これは援農の人の扱い方が農園によりけりだと思うので、何とも言えません。
園主さんやスタッフさんと話をしながら作業ができるところだとラッキーですね。

長くなってきたので、続きはまた次回にしますが、農地を借りる前にやっておいた方が良い事が多くあります。
農業をするにしても就活みたいなことは必要です。
僕は周りが就活をしている時に、“農活”と言って、知り合いのご実家の農家さんの手伝いをしたり、農業体験に参加していました。

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