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デザイン職のための健康トレーニングまとめ

こんにちは、だしのやです。
コロナ対策等々の都合で、自宅環境でもデザイン制作をする機会が増えてきたのですが、パソコンに張り付く時間が増えると、どうにも身体が固くなってきてよろしくないなと思い、最近色々なトレーニング法を取り入れ、実践するようにしています。

ついつい、自宅環境だと制作や事務作業をやりたくなってしまうのですが…慌ててタスクに手を付けるその前に、諸々の体操やトレーニングを行うことで、心身ともにスッキリした状態で、職務に臨めるようになりました!
よく「健康第一」と言いますが、「パフォーマンスを発揮するために、まずは身体を使う・緩める」流れを取り入れるだけで、こんだけ変わるものなんだな~と実感しています。

そんなわけで、自分用も兼ねて、健康維持に役立つ書籍とかトレーニング法を下記にまとめておきます。
タイトルはデザイン職と書いてますが、デスクワーカーの方全般に使ってもらえる参考文献ばかりなので、よろしければお試しください。

■■■更新履歴■■■
2020/08/05 本記事を作成。

●トレーニング法の参考書籍と考え方

きくち体操 意識と動きで若く、美しく! 著:菊池 和子

「疲れない身体」をいっきに手に入れる本 : 目・耳・口・鼻の使い方を変えるだけで身体の芯から楽になる! 著:藤本 靖

クロワッサン 2020年06月10日号 No.1022 [運動不足なら、まずはストレッチ。]

これらの書籍は、私が「自分の身体をうまく鍛える」考え方について調べ始めた時に、内容が馴染みやすかったので今ベースにしているものです。

身体を鍛える、というとブートキャンプ的なやつとか筋肉体操とか、ハードなものを想像される方がおられるかもしれませんが、スポーツプレーヤーでなければ、そこまでガチガチなワークはしなくて良いと思います。
重要なのは「自分の身体を余す所なくうまく動かし、仕事や生活の中で発生する心身の緊張を取る」サイクルを、日々の生活の中に取り入れることです。

前述の菊池さん・藤本さんの本では、「まず自分の身体が、日頃の生活の中でどう動いているのか?そこに関心を持ってください」「自分の身体は全て繋がっているので、繋がりを意識して動かすことが大事です」と、説かれています。

腰が痛い!ならばまずは腰回りのトレーニングから!…みたいに、対処療法的に焦ってがむしゃらに結果を出そうとするのではなく、「いま、自分の身体がどういう状態で、普段はどこが使いすぎで、どこがうまく使えていないのか?」という心身の状態をチェックし、そこからトレーニングやストレッチに取り組むことを心がけましょう。

なお、身体のパーツの個別トレーニング法については、You Tube講座やNHKの各種体操・トレーニング番組でも取り上げられているので、そちらを参照する形でも全く問題ないです。

●姿勢の整え方

肩が凝る! 腰が痛い! パソコン操作での疲労蓄積は“姿勢の悪さ”が原因。専門家に正しい姿勢について聞いてきた

上記の記事がデスクワーク時の姿勢の留意点について、わかりやすくまとめられているので、こちらを参照しながら、いまのパソコンに向かっている姿勢をチェックしてみてください。案外、全部の項目を、良い姿勢のままでクリアするのは難しいです。(身体の癖として染み付いていたら尚更!)

無意識的に出てくる姿勢の癖を一気に治すのは、お箸の持ち方の癖を治すのと同じくらいに手強いので、まずはこまめにお手本の姿勢と、自分の姿勢を比較チェックするのがおすすめです。

また、いくら良い姿勢でも、同じ姿勢のままでいると血流が滞る原因にもなるので、前述の書籍などを参考に、一定時間ごとに姿勢を変えるようにも努めましょう。

運転すると肩こり・腰痛がツラい人の簡単ストレッチ

特に上記のページに限った話でもないのですが、運転時やデスクワーク時の肩・腰対策はだいたい共通しているので、自分の身体に合ったストレッチ方法を習得するのがよいかと思います。

●デスク環境の整備

富士通株式会社 3.パソコンを使う時の姿勢

記事中でも触れられていますが、「十分な作業スペースの確保」「机・視線の高さの調節」「腕の支えを作ること」が重要で、実はあまり椅子の性能云々については触れられていません。あくまでデスクの道具は身体を快適に動かすための支えなので、基本的には前述の書籍などのトレーニング法などを踏まえ、自分の身体を上手に支えることを心がけましょう。

ローコストでできるデスク環境の整備例については、株式会社バーグハンバーグバーグの山口むつおさんのこちらの記事が、参考になります。

●その他実践中のこと

(1)ウォーキング/ジョギング ※夏場は無理して日中にしないこと!
(2)寝具のメンテナンス(主に枕の調整)
(3)担当医師、柔道整復師、鍼灸師の先生などからのレクチャー
(4)ホットアイマスク(目を温める)

いくつか直近で実践中のことを書き出しました。(2)と(4)はややマニアックな感がありますが、いずれも首・目の周囲の筋肉の凝りと関わりのあるところなので、一ヶ月ほどいろいろ試してみようと思っています。

(3)については、体操・トレーニング以外にも、食生活や睡眠など、日常生活全般に関わる調整事項について色々アドバイスを頂いており、実践中です。
よく先生方からは「仕事のパフォーマンスをあげようとして、心身面のことを後回しにすると、大体良くないで(関西弁)」と忠告されるのですが、これは本当にその通りだと痛感します…

心身面のメンテナンスをする時間を割いて制作等の実務に当てると、一時的には成果が上がるのですが、メンテをせずに長距離走をする車のような状態になり、ほぼ間違いなく後々でツケを払わされてしまいます。
コンディションの悪さを、元気ドリンクや対処療法的な薬で誤魔化そうとせず、まずは自分の心身の状態を把握して、メンテナンスをする時間を意識的に設けることが大事なんだと思います。

●終わりに…HSPの体質と向き合った結果

以上、私が昨年2019年から実践している、健康トレーニングについて我流でまとめました。健康維持の工夫というと、仕事の表面には出てこない非常に地味な部分になってしまうのですが、今は逆に「心身面のバランスで良い状態をキープできるかが、成果物のパフォーマンスに直結する」と私は考えています。

以前、Twitterで言及したこともあるのですが、私は元来HSP(Highly Sensitive Person)的な疼痛過敏を持っており、いわゆる健常者の感覚以上に身体面の疲れが痛みに転じやすいという体質があります。
昨年2019年には一時疼痛過敏をかなりこじらせてしまい、プロジェクトの方々にもご迷惑をおかけしてしまったので、「このままではいけない!」と担当医などの先生方と諸々の作戦を立てながら、様々な心身調整方法を試してきました。

一年以上に渡る非常に地味な取り組みではあったのですが、前述のような各種トレーニングや環境調整を行ったことで、徐々に疼痛感覚の発出を抑えられるようになり、今年2020年の夏シーズンに入ってからは、「なんでそんなに数をこなせるの?」と訊かれる程度にまで状態が変わりました(笑)
私自身は、あまり本質的な部分は変わったとは思っていないので、どちらかというと「心身のコンディションのムラに由来する、余計な枷をはめられることが少なくなった」という感覚に近いかと思います。

おそらく、デザイン職に限らず多くの社会人の方は、なんらかの日々の体調不良を抑え込みながら、お勤めされているのでは…と思うのですが、これまで述べてきたような健康トレーニングを「少しだけ」心がけるだけでも、ぐっとQOLの向上に近づくので、ぜひご自身にあったものを探し出し実践してみて下さい。
夜、すいすい寝られるのと、朝にスムーズに起きられると、それだけでストレスがかなり軽減されるはずです(笑)

それでは!

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