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【A4 1枚感想文】「後回し」にしない技術


【なぜこの本を読もうと思ったのか?(自分の弱みや足りない点)】

➤今回2周目の読書になったが、
初めて手に取った時はまさしく本書のタイトル通り
大事な事を後回しにしてばかりだったのでそれを直したかった。

【なぜそう思ったのか?】

➤35歳?で父親の死(72歳)に直面した。
 自分の年齢を倍にしたら父親とほぼ同じ年齢になる。
 20代の頃はまったく意識できていなかったが、
 人生って本当に終わりが来るのだと実感した。
 
➤元気に動けるうちに、
 大事な事に時間と労力を割ける習慣を身に着けておきたいと思った。

【この本を読むと効果的と思われるターゲット】

➤大事な事を先送りにしてしまい、自己肯定感が下がっている人
➤決して仕事ができないわけではないのに、仕事で今一つ思い描くような成果が出ない人
➤変化したいけれど自分に自信が持てなくて身動きが取れない人
 
【この本を読んでも効果的ではないと思われるターゲット】
➤先送りしない習慣ができている人(読んだとしてもできている事の再確認にしかならない)


【感想文の文字数】
1,436文字/1,440文字(A4 1枚以内)

【❶結論】【最初の偉大な小さな1歩の力を信じて実行すれば半分はすでに成功したも同然】

私自身の失敗談でもあるが、
後回しにしない習慣化に失敗する人の特徴は
極端な言い方をすると「小さな1歩をナメている」
 
最初の偉大な小さな1歩の力を信じていない。
するとどうなるか?
 
最初から大きくやろうとする。
いきなり辛いメニューを用意する。
そして3日坊主になる。
そして自己肯定感が下がり、何をやってもダメだとなり、
人生にサジを投げる。
 
これは決して性格のせいでもなんでもなく、
タイトルにもある通り「技術」の問題である。
 
小さい事でも実行すれば自己肯定感が上がる

少し自信がつく

もっと実行する

更に自己肯定感が上がる

以下無限ループする仕組みが出来上がる。

【❷要約】

本書は実行力にあふれた人になりたい人に向けて書かれた指南書である。
実行力は決心➤実行➤維持の3段階からなり、
段階ごとに実行すべき事・陥りがちな事を明確化している。
 
本書で言う後回しにしない技術とは、
目標の視覚化ではなく「目標到達までに出くわす障害の視覚化」を指す。
 
各段階ごとに
何を
いつから
いつまでに
どの様に
どれくらいやるか
 
というプロセスを視覚化し、
道中でどの様な障害が起こるかを明確化し、
具体的な対策を打っていく。

【❸仮説】【なぜ人は簡単には変われないのか?】

自分自身の失敗談でもあるが、
変われない人の傾向は変わりたいと思う
切実な理由が見当たらない事が多い。

「現状に苦痛を感じてはいるが、しかしそれは耐えられないほどではない」
と言う感覚で現状を維持してしまう事が多いのではないだろうか。
 
つまり重要なのは「今のままでは耐えられない」と
感じる沸点を低くさせる事であり、
それにはイメージを具現化できるリテラシーが必要になってくる。
 
家が燃えているとしたらどうする?と言うもしもの話ではなく、
家が実際に今燃えているなら即座に立ち上がって鎮火にあたるだろう。
 
やらない事によるデメリットを出し、
現状を続けるデメリットを明確化させる。
私自身なかなか転職に踏み切れなかった時に
この方法に背中を押してもらった。
 
一見遠回りに見えるかもしれないが、
生きる目的の設定に時間を割くと変化がスムーズに進む。
 
例えばどうでもいい依頼を断れなかった事も断れるようになる。
 
断れずに仕事を引き受けてしまっていた時は、
「いかに効率を上げてこなせる様にするか?」と言う観点で動いていた。
 
ドラッカーの言葉にもある通り、
「元々しなくても良いものを効率よく行うことほど無駄なことはない」
 
当時は効果のない仕事を効率よくやっていただけであり、
いくらこなしても成果は出にくかった。
 
断れない人の深層心理は、
自分を何か特別で重要な存在だと思い込んでいると言うか、
思い込みたい傾向がある様に思う。
 
目的が定まっていない為、毎日を気分よく過ごす為に
人から必要とされる感を満たす手段を目的化してしまう事が挙げられる。
 
目的が定まると自分はすべての事が
できる特別な存在ではないと自覚できるので、
他人に依頼を振る事が出来る様になる。
 
目的を正しく設定すると人付き合いも変わってくる。
去っていく人も当然出てくる為、
中にはそれを恐れて現状維持を選ぶ人もいるかもしれない。
 
ただ一つ言えるのは目的設定をした結果、
自分の人生のベクトルとは違う事が明確になっただけであって、
離れていく人自身を否定する事にはならない。
 
変わりたいと思っている内は変われる。
切実な理由を見つける為に紙に箇条書きで良いので書くことをおススメしたい。




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