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被害感と感情と観察。

最近まで知らなかったんだけど適応障害とのことで。
随分生きづらいなと思っていたけど、なるほどそうだよねえと納得した部分もある。

そんなわけで今は仕事をしていなくて専らリワークとカウンセリングに通っている。
自覚有無も含めて色々と見えてきた部分もあるので、かいつまんでアウトプットしてみようかなって。

カウンセリングの中で最も面白いなと思った表現としては「悪魔サングラスをかけている」だった。
ちょっとコミカルだけど、つまり「相手の言葉や態度にひっかかりやすい」のと「被害感が強い」ということになる。
ひっかかりやすい自覚はあったけど、それを被害感と表現されたのは新鮮だった。

相手の言葉や態度を受けて「攻撃されている」と感じやすいということで、あんまり好きな言葉ではないけど「被害妄想」にも当たるのかなと思う。それ自体は誰にでもあるし上手く対処できればいいんだけど、問題としてはやはり「そのひっかかりポイントが多いこと」と「対処が上手くできない」ことにある。

ひっかかりやすさはまずもって「自己肯定感の弱さ」「自尊心の低さ」が影響しているだろう。これらもまた言葉として一般化しすぎていて大したことではないように捉えられがちだけど、かなり支障が大きい。その理由に思い当たる点は多々あるけど長くなるので割愛。
対処が上手くできないというのは、何か引っかかったときにそれを先方に伝えて解消するだとか愚痴を言うだとか、上手くそのストレスを発散させる行動ができていない。

これも明確で、自分の中に「自分を含めて誰も他人に興味がない」「愚痴っぽい男はダサいしキモいし弱い」「愚痴って生産性もなければ面白くもない」という認知がある。
だから奥さんにもあまり相談とか表現することができない。

あと最も大きな原因が、そもそもひっかかりの箇所が異常に多い点については完全に親父に由来する。
自分と大きく違うのはそのひっかかりを得た際にその全てを怒りなどネガティブを撒き散らして解消をする点。家族は元より、時には他人まで巻き込んで大暴れするタイプだった。自己愛が異常に強くて、そこも自分とは異なる。(ただし根っこにあるのは似たようなものではないかと思ってる)

上に書いたようにひっかかりの箇所の多さは完全に親父由来。カウンセラーにも「親父さんのようになりたくないという気持ちが強い一方で、物事に対するモノサシは全て父親のものをいまだに使っている」という言葉があった。

それを暴力的に他責的に発散できるのが父親だけど、それによって生まれる恐怖や不安、悲しみ、不和などを見続けた自分にとって、その方法だけは絶対に取りたくない。特に自分の家族にはあんなに恐怖感のある環境は絶対に作りたいないと思っている。
だけど父親のモノサシしか持っていない自分はひっかかり続け、ただし発散の方法がわからない。だから黙ってしまう。妻に、会社の人にどう表現していいのかわからない。
だから黙ってしまう。
我慢すればいい。
何も文句言わないから僕に対しても誰も文句言わないでくれ。

かなり困った性質だなあ。と今は客観的に見ることもできる。言葉にすることって大事。

とはいえ問題は実在している。
理解したから解決ってわけではない。

ひっかかりの多さは「反射」的な部分が強くて、ひっかからないようにしよう!は難しいことはわかる。脊髄通ってないもん。
だけどそれをそのまま通さないようにしようとは努めている。

何か怒りのような反射があったとして
まず、今の感情は?名前つけて。

それを分類すると何?承認欲?怒り?妄想?

何故そのような感情になった?別に否定しないから

洗い出した原因って本当?妄想じゃない?気にする必要ある?

みたいなことをやってる。
とりあえずどんな内容が浮かんでも受け入れるようにしてる。どうでもいいことで怒ってないかなあとか、単純に原因だけたくさん掴んで傾向を知ろうかなあとか。実はそんなに大義はないけど、まぁなんにしてとまずは対策よりも「観察」が大事なので、自分をもっと知ろう、言語化しようと思っている。

意外と難しくて若干時間かかったりもするから、実はその間にもう感情自体が弱まっていることもある。それでいい。何に怒ってたんだろ…ってなってもいい。できるだけその瞬間にノートに書き残して、あとで見返せるように。

長い時間をかけて作り上げられた自分の人格なので、変えようとするには同じくらいの時間がかかってしまう。変わってくれれば当然助かるが、変わらない可能性も高いので上手く付き合える方法というのか、ちょっとテコ入れて強みまで消化(昇華)できたら理想的かな。

本当は具体例とかも書けるとよかったけど疲れたので終わります。未来明るい。人生楽しい。ハッピーニューイヤー。


「反応しない練習」草薙龍瞬
これ参考にしてます。ゆっくり読書できるのもおやすみ中の特権ですね。

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