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ライフケア社会実装デザイン事務所

《事業の目的》

 「ライフケア」という広範な分野に焦点を当て、産業、学術、医療、公共、市民という多様なセクターとの密接な連携を通じて、健康、暮らし、介護に関連する革新的なビジネスモデルや事業戦略を策定し、それらを現実のビジネスに展開します。この過程では、実践的な実証実験の実施と社会への効果的な実装モデルの構築に注力し、理論的アプローチと実際の市場ニーズとの間の橋渡しを行います。

 私たちは、ライフケアイノベーションが社会に広く受け入れられ、実用化されるためには、現場での具体的な試行錯誤と、多角的な視点からの評価が不可欠であると考えています。そのために、研究成果の事業化や新規事業開発において、異なる背景を持つセクター相互の適切な協力と連携・共創を推進しています。これにより、効率的かつ効果的な収益モデルの確立を目指し、早期に市場への導入を図ります。

 さらに、これらの取り組みを通じて、すべての人々が健康で質の高い生活を送ることができる社会の実現に貢献することを目標としています。

◇当事務所では、以下の3つの活動コンセプトを基盤として、多様な支援活動を展開しています。

1:クロス・ファンクショナル(Cross Functional)  
プロジェクトを一つの単位と捉え、産学医公民を多層的・複合的に結び付けることで、連携の密度を高め、強化および 再構築を図ります。

2:バウンダリー・メディエーター(Boundary Mediator)  
業界や組織などの異質な集団(企業・大学・行政等)の境界領域を迅速に行き来し、双方の調整役や仲介役を担います。

3:ネットワーク・リワイヤリング(Network Rewiring)  
相互の連携窓口や連携ルート等、ネットワーク構造の再編・変革(ショートカットの構築など)を実施し、連携から意思決定、実行に至るまでのプロセスのスピードアップを促進します。

《事業概要》

1:フィールド実証(DEMO Lab※)に関する相談・検討

①既存のライフケア、ヘルスケア関連事業の再構築についての相談と検討
②フィールド実証方法と効果検証に関する相談と検討
③実証からデータ収集、解析評価に至るプロセス構築に関する相談と検討

DEMO Labとは、医療や介護の現場で行うデモンストレーション実証等全般のことを指し、そう呼称しています。このサービスは、実際の医療や介護の現場で新しいアプローチや技術等を試す「実証実験」に重点を置いており、その設計から実施、データ分析、さらには商業化に至るまでの一連のプロセスを支援することを目的としています。

2:実証フィールドの調達〜総合マネジメント

①医療や介護の現場における最適な実証フィールドを探し、交渉し、実施計画策定に至る支援
②現場(実証フィールド)と連携して実証モデルの設計や実施計画・段取り組立て等の策定支援
③その他、フィールド実証に関する総合的なマネジメント

3:実証結果の解析評価等に関する連携支援

①データの計測や取得に関する実施モデルの設計支援
②取得したデータを解析評価するための産学連携体制・研究体制の構築支援
③事業化モデル構築やビジネスマッチング、事業連携体構築に関する支援

4:その他

上記のサービスに加えて、健康、医療、介護に関する全般的なコンサルティング業務

《提供サービス》

《1》ライフケア・パートナーブリッジ

 「ライフケア・パートナーブリッジ」とは、健康・くらし・介護分野における事業創出や強化・拡大を目指す企業と「医療・介護の現場」をつなぐサービスです。

 医療機関や介護施設、通所&訪問サービス等の現場と企業の間の架け橋となり、ビジネスマッチングや新たな製品・サービスのフィールド実証(リビングラボ等)を支援します。

 これによって、企業は製品・サービス開発の迅速化と市場適応能力の強化を実現することが可能となります。同時に、医療や介護の現場は新たな技術や斬新な解決策に接する機会を得て、いち早くその有用性を直接評価することができます。

 さらに、「ライフケア・パートナーブリッジ」は、現場が把握しやすい、現場に理解してもらいやすい形でのプロジェクト提案書作成補助も行います。これにより、新たなパートナーシップの形成を円滑に進行させることができます。

《2》DEMO Lab

「カラダとココロの視点から、くらしとしごとを科学する」
「カラダとココロの視点から、くらしとしごとを科学する」がDEMO Labのコンセプトです。私たちの日常生活と仕事を、身体と精神の健康の観点から深く理解し、向上させることを目指しています。このアプローチは、単に生理的な健康だけでなく、精神的な幸福感や満足度をも重視し、個人の生活の質を高めることに焦点を当てています。

  DEMO Labは、人間の幸福と生産性を促進するために、身体的な健康、心理的なウェルビーイング、そして効果的な仕事の方法を統合的に研究することを目的としています。これには、ストレス管理、健康的な生活習慣、感情のコントロール、仕事と私生活のバランス、そして職場の環境改善などが含まれます。また、科学的な方法を用いて、これらの要素が個人の生活と仕事の両方にどのように影響するかを分析し、改善策を研究します。

 DEMO Labは、個人がより健康で充実し、生産的な生活を送るための実践的なガイダンスを提案します。また、企業や組織にとっても、従業員の幸福と効率性を最大化するための戦略として役立ちます。このアプローチは、より良い生活と仕事の質を求める現代社会において、重要な役割を果たすと考えています。

(1)看護癒しラボ
 患者の心身の癒しを中心に据え、病院や診療所を安らぎの空間に変えることを目指します。癒しの環境を作るために、リラクゼーションを促進する要素、例えば、アロマセラピー、心地よい音楽、穏やかな照明等、五感への良好なアプローチを取り入れます。

 看護師は、患者の感情的なニーズに応えるためのトレーニングを受け、共感的な対話を通じて患者と深く関わります。このように、看護癒し領域のDEMO Labは、患者一人ひとりに寄り添ったケアを提供し、快適で癒される医療環境を実現することを目標としています。

■実証評価の視点
 患者の満足度、ストレスレベル、回復速度などを主な評価指標とします。具体的には、患者アンケートや心理的アセスメントを実施し、癒しの環境が患者の心理的安定にどの程度影響しているかを定量的に分析します。

 また、看護師の働きやすさや患者とのコミュニケーションの質にも注目し、全体的なケアの質の向上を目指します。

(2)介護快適ラボ
 介護が必要な人々の日常生活を快適にし、彼らの自立を支援することが主な目的です。スマートホーム技術や安全で使いやすい家具、介護ロボットなど、最新の技術を用いて、日常生活のサポートを強化します。

 また、介護者の負担を軽減するためのプログラムも重要であり、介護者がストレスなくケアを提供できる環境を作ります。この領域のDEMO Labは、技術と人間味を融合させ、高齢者や障害を持つ人々に対するより良いケアと生活環境を創出します。

■実証評価の視点
 利用者の生活の質、自立度、及び介護者の負担軽減に焦点を当てます。導入された技術やサービスが利用者の日常生活にどのような影響を与えているか、実際の使用データやアンケート調査を通じて分析します。

 また、介護者の労働効率やストレスレベルの変化も評価の重要な要素です。

(3)健康科学ラボ
 健康増進と疾病予防に焦点を当て、個人の生活習慣や健康状態に合わせたカスタマイズされたアプローチを採用します。ウェアラブルデバイスやモバイルアプリを用いて、個々の健康データを追跡し、予防的な健康管理を促進します。

 また、地域社会における健康教育プログラムやイベントを通じて、健康意識の向上を図ります。健康科学領域のDEMO Labは、最新の科学的知見を活用し、健康な生活習慣を推奨し、地域全体の健康レベルを向上させることを目指しています。

■実証評価の視点
 参加者の健康状態の改善、ライフスタイルの変化、行動変容などを評価基準とします。スマートフォンやウェアラブルデバイス等から得られるデータを分析し、参加者の身体活動、睡眠パターン、ストレスレベルなどの変化を追跡します。

 また、健康教育プログラムが地域社会の健康意識や行動に与える影響も重要な評価ポイントです。

《3》ライフケア実証セールスラボ

 「ライフケア実証セールスラボ」は、暮らしに関わるビジネスモデルを医療および介護の現場(病院や診療所、介護施設、在宅医療・介護、調剤薬局等)に適用し、その効果、収益性、運営の実現可能性、潜在的な課題、および長期的な将来性を包括的に評価するプロジェクトです。

 このラボの主な目的は、新しいビジネスモデルが実際の医療・介護環境でどのように機能するかを理解し、それによって得られる具体的な成果や利益を明らかにすることにあります。また、運営上の実行可能性を評価することで、理論上のアイデアが現実のオペレーションと整合するかどうかを検討します。

 このプロセスでは、導入されたビジネスモデルが消費者(患者・要介護者等)のケアの質、効率性、アクセシビリティにどのような影響を与えるかを観察します。同時に、経済的収益性も重要な焦点となり、投資対効果やコスト削減の可能性などが分析されます。さらに、実際の運用面における課題や問題点を特定し、それらを解決するための戦略や改善策を開発します。

 将来的には、「ライフケア実証セールスラボ」から得られた知見をもとに、ビジネスモデルの微調整や大幅な改善が行われることが期待されます。このような継続的な評価と改善により、最終的にはより効果的で持続可能な医療・介護サービスの提供が実現されることが目指されます。

 「ライフケア実証セールスラボ」は、新しいビジネスモデルが実際の医療・介護の現場での実用性と持続可能性を持つかどうかを判断するための重要なステップとなります。

《お問い合わせ》

メールアドレス:demo.lab.club@gmail.com


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