見出し画像

№767 やらなくてもいいことをやらない

「なんでもデキる人」にならなくちゃいけない! 「誰かに勝つため」「期待に応えるため」に、ただひたすら頑張らないといけない!

そう思い込まされて心を殺し、
「やるべき」と言われることを全てやろうとしているうちに、
あなたは生きること自体が苦しくなっていない?

でもボクは言いたい。

仕事や人生で「あなたの理想」を手にするためには、「誰か」と比較しなくていいし、
「すべて」をやらなくてもいいのだと。

振り返るとボクは、noteでは偉そうな事を書いていますが、まったくのダメ人間でした。

毎朝、鏡の前で、笑顔と挨拶の練習をしなければ職場に行けない位、病んでいた時期がありました。

「なぜ、ボクはうまくいかないんだろう。自分はダメなヤツだ!」

そうやっていつも、自己嫌悪に陥り、ストレスで体調を崩していた時代もありました。

先輩や上司から
「これはやるべき!これが常識!」と言われるまま闇雲に行動しても、
ボク自身がしっくりきていなければ、
自分にとって理想の人生を創ることはできないんだ!
ということにボクの心が折れる寸前、ふと気がついたのです。

世間で「あたり前」や「社会ルール」とされることを妄信して、
何の創意工夫もしないで、
ただがむしゃらに努力するだけでは人は決して幸せになれません。

「苦手を克服せよ!あいつに負けるなー!」と言われ、
そこに膨大な時間と大きな労力を注いでも、
いい成果に結びつくことはありません。

ボクは、ただただ愚直になり、
目の前の「自分にできること」に集中しました。

「普通はみんなやるから!」と強いられたとしても、心から納得できなければ、それはやらなくていいんです。

一般的に「できなきゃダメ」と言われていることも、
違和感があれば、できなくてもいいと思います。

「普通」や「一般的」なんてのは、
この世に存在しない実体のない幻想です。

従うべきは、他人や組織が勝手な都合でつくりだした「根拠のない常識」ではなく、
あなた自身の内側から発せられる「本当の声」です。

ボクがそれら外部ノイズに負けず、
自身の感覚を信じて、できることだけに集中したら突然、
仕事も人生もうまくいくようになりました。

できないこと、しっくりこないことは、
いったんわきに置いてみましょう。

勇気を出して自分を信じ自身にできることだけに賭けてみましょう。

断言しましょう、それが理想の生き方を手にする唯一の方法です。

あなたはいま、家庭内や外の人間関係、
学校や仕事の成績、すべてにおいて満点を取ろうとしていないでしょうか?

そのためにあらゆる努力をしているのに、
すべてが50点くらいになってしまい、
もがき苦しんではいないでしょううか?

すべてに力を注ごうとするから、
すべてが中途半端になる。

それよりも、全力を注げるたったひとつのこと、
100点満点を狙えるものを見つけましょう。

できることをひとつ見つけたら、
わき目もふらずそれをやり通す。

変化球や細かいテクニックを身につけるのは後でいいんです。

まず必要なのは真っ直ぐな球です。

たった一球の剛速球を投げることを目指ましょうう。

まさに「人生なんでもやれるが、すべてはできない」ということです。

日本ではこれまで、すべてをそつなくこなせる「平均点人間」が評価されてきました。

会社や上司の命令に無抵抗に従う人間。

いままで通りのことを繰り返しできる人間。

まるで軍隊か工場のようなシステムの中で、
ボクたちはロボットのように教育されてきました。

しかし、世界は変わりました。

いま、右肩上がりの経済成長や、
大企業が一生安泰なんて常識は完全消滅しました。

社会に安定も連続性もなくなり、
半年先さえ予測不能となったいま、
古いルールの言いなりや過去の繰り返しこそがハイリスクな生き方となってしまいました。

求められているのは「他人と同じ」や「従順」ではなく「オリジナリティ」です。

「まんべんなくバランスよく」ではなく、
「一点突破」です。

たとえあなたが「みんな」と違っていたとしても
一ミリも気にしなくていいのです。

周りの目や期待から自由になりましょう。

常識という小さな檻から飛び出しましょう。

基準がハッキリしない、無意味な人生の勝ち負けレースから脱出しましょう。

もう、自分で自分を縛り付けるのはやめにしましょう。

ボクらが従うべきものはたったふたつ。

自然の摂理と、自身の心の声だけです。

やらなくてもいい。

できなくてもいい。

自分らしくていい。

他人や社会から評価されるためではなく、
「あなたらしい成功」を、誰かの理想ではなく「あなたにとって理想の人生」を、目指せばいいのだから。

サポートしてくださったらメチャクチャ歓びます! 取材の際の電車賃に使わさせて頂きます!