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政治教育はタブーなの?〜学習指導要領は「憲法違反」か?〜

一般論や個人的な意見も混じったいい感じの文章だったので、参考になるかもと思い貼っておきます。

某憲法学者に送って返事待ちのメール↓

主たる質問内容:高等学校における学習指導要領は違憲か。

この命題は私の大学生活のメインテーマの1つと言って良いです。「思想良心の自由」「学問の自由」を保障する憲法に照らしても、特に道徳教育や社会科教育において国家が教育内容に介入することの危険性は極めて高いと考えております。

これらは「子ども」の人権享有主体性にも大きく関わりますが、成人年齢が高校生を含む18歳に変更となったことを踏まえれば、教育の機会均等の重要性を鑑みたとしても、高等学校において国民(ここでは教員や子ども)の教育権を認めず、法的性格を有する学習指導要領によって教育内容に介入することは違憲ではないかと思えます。

また、高等学校において「教授の自由」が完全には認められていないために、「特定の政党を支持し、又はこれに反対するための政治教育」(教育基本法14条)は望ましくないにしても、過度に政治的中立性(保護者・教育行政機関等からの指摘を含め)を意識するあまり各政党の政策について解説および議論する場としては、高等学校は全くと言って良いほど機能していないように思われます(具体的には、新聞を生徒に配ることすら慎重になる現状など)。

以上の理由から、私は少なくとも高等学校における学習指導要領は違憲であり、国家権力によって抑圧された状態にあると考えています。お手数ですが、よろしければ先生の意見もお聞かせ願えませんでしょうか。

よろしくお願いいたします。

返事がかえってきたらそれも踏まえてまた書きます。


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